イノシシの親分に遇った

でっかいイノシシと出会った。
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ヤツは草むらに仁王立ちして僕を睨んでいた。
以前、この場所で10頭以上のイノシシが群れて路傍無人に走り回っていたのを見たことがある。
そのどれよりも今日のイノシシはデカかった。
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ツキノワグマやカモシカと出会った時には声を掛けて、トモダチになれれば良いんだけどなあ~って思うのだけれど・・・
ヤツとはトモダチになれそうもない。
ニンゲンを拒絶するような眼差しが、僕をそう思わせたのだろうか?
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立派な鬣(たてがみ)を靡かせて森の中へ駆けていった。

有害鳥獣の代表格のように言われ、どこへ行っても嫌われものの奴らではあるけれど、僕は少し不憫に思うところがある。
個体数を調整してくれる役目だったニホンオオカミが絶滅したのは誰のせい?
住む場所増やすために本来奴らが住むべきところの木を切り山を崩したのは誰?
生息域が北上し拡大できるように地球が暖かくなったのは誰が何をしたから?
奴のニンゲンを拒絶するような目は
「そもそもオメーらニンゲンが・・・×*□?△#○~▽■!!!」
って言ってるように思えてならない。
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崖の途中にはヤマユリの大きな花が幾輪も咲いていた。
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ねむの木も今の時間(午後10時)は葉を閉じて眠っていることだろう。
(夜になると葉を閉じる(就眠運動)から、ねむの木って言うんですって)


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# by mt1500funagata | 2014-07-17 22:11 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

夏だよわ沢だよわ

台風一過の夏の日は・・・沢で遊びましょょょ~~
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熱帯雨林のジャングルではありません。
船形連峰の秘密の林道であります。
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リフトアップしたジムニーが進めなくなっても、歩いてずんずん進むのです。
「このあたりから沢に降りましょうか?」
沢ははるか下。
降りようと言ったところは、どう見ても崖。地形図もゲジゲジマーク。
今日は山を紹介する本とか書いてる山岳写真家のH川さんと一緒です。
昨日の打ち合わせでは、「危ないことはしないようにしましょうね!」だったはずじゃなかったけ?

ザイルを2本つないで懸垂下降で沢に降り立った。
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沢床は両岸の急峻さとは打って変わって穏やか。

大きいイワナがうじゃうじゃ居る、って言う当てにならない情報をもとにここまでやってきたのです。
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まあ、こんなイワナが釣れるんですね。
25~6cmのイワナは、小物小物!ってリリースしちゃう訳です。
持って帰るつもりも、そうないので、
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釣られたイワナは、こうなっちゃうんですね。
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あとはもういい。数を釣りたい訳じゃないし、深い沢から空を見上げたりしながら、イワナと沢で遊んで来たのです。
「ほらほら、あそこに居る」「けっこうデカイんじゃない?」「おお!喰ってきた」なんて、イワナも僕らと遊んでた?
早々に竿を納めたオンチャン2人が若者の釣りを眺めて楽しんでました。
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H川センセイの的確なルートファインディング、急斜面のヤブ漕ぎ1時間半。
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セミも羽化するよ。夏だよわ。


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# by mt1500funagata | 2014-07-12 22:29 | イワナ&沢 | Trackback | Comments(2)

梅雨時の船形山

早朝の七つ森には雲がかかっていた。
この雲の感じだったら登山口付近は晴れているだろう。
予想通り升沢の集落を過ぎたあたりから青空が顔を出し始めた。

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船形山で2本しか確認していない夜叉柄杓(ヤシャビシャク)
ブナに着生している。

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サンカヨウは終わりかけだったけれど、水滴の付いた半透明の花びらはまるでガラス細工のようだった。
ずいぶん前に船形山のこの花が美しいといってくれた人が、このブログを見てくれたらしい。
その人に伝えたかった。以前と変わらないですよって。
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今年の船形山の雪渓歩きは今日が最後になるだろう。
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稜線に近づけば控えめではあるけれど、たくさんの花々が迎えてくれる。
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雪の上を歩き夏の花と出会う。
山頂付近は少しガスがかかっていたけど風もなく、山頂までの短い稜線を時間をかけて足元の花や草木を眺めながら、ゆっくりゆっくり歩いた。

山頂の小屋は、20代の若者が多く立ち寄っていて、若い人たちがこの山に足を向けるってのが嬉しかった。

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途中で見つけたキノコは・・・
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こうして・・・
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こうやって・・・
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こうなった。

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小屋の外に置いてあるバイオトイレ用の水溜めのドラム缶。
誰よりも船形山を愛し誰よりも数多く船形山を訪れている、僕の尊敬する小屋管理人のKさんの仕業。

船形山には、こんな優しい人たちがいる。


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# by mt1500funagata | 2014-06-29 04:22 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(3)

油断した・・・!
ここで会うとは思っていなかった。
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早めに帰宅した夕方、ツキノワグマを探しに七つ森の奥のほうに出掛けた。
林道を一回りして、今日は空振りだったなあ~と思いながら舗装道路を飛ばしていたら、カーブを曲がったところに彼はいた。
彼は慌てていて、まるで踊りを踊っているように道路の上で跳ね回っていた。
僕も慌ててカメラを構えシャッターを切ったのだけれど、藪に入っていく後姿しか写せなかった。

僕の経験では、彼らは一目散に藪の奥に逃げ込むことはないだろうと思っている。
ちょっと身を隠すだけなのだ。そしてまた道路に出てくる可能性が高い。
一旦通りすぎてからまた戻った。
やはり近くにいた。道路から5~6mくらいの藪の中にいる。
足音と息遣いははっきり分かったけれど姿を捉えることはできなかった。

もし、この記事を読んでいるあなたが、登山道や森の遊歩道で脇の藪から「パキッ」っていう微かに小枝を折ったような音を聞いたのならば、それは、あなたをやり過ごそうと思って身を隠したツキノワグマの足音かも知れません。
彼らのほうが先にあなたに気づいて、あなたが去って行くのを隠れて待っているのです。
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クワの実も豊作のようで当分彼らはこの実を食べて過ごすことだろう。

ところで、ここのところ毎日のようにツキノワグマが新聞記事になっている。
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6月14日
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6月15日
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6月16日(今日)
青葉区芋沢、富谷町平沢、加美町菜切谷・・・いるでしょ!普通に!

2年くらい前かなあ?深夜に国道4号線で車に撥ねられて死んでいたカモシカを見つけた。警察に届けたのだけれど、どうということもなかった。
カモシカって特別天然記念物なんですケド?
カモシカがニンゲンに殺されたって事よりも、クマと衝突して軽トラックのバンパーが壊れたって事のほうが新聞記事のネタとしては面白いのだろうか?

ナントカのゴミの最終処分場の建設候補地になっている場所の近くにも、ツキノワグマが棲んでいることを忘れてはいないだろうか?
カモシカもキツネもテンもタヌキもアナグマもリスもネズミも・・・・
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モリアオガエルも・・・・

森のみんなは電気を使わずに暮らしている


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# by mt1500funagata | 2014-06-16 22:59 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

雨の森へ

雨の森へ・・・
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薄緑色の花をつけたヤマボウシが僕らを迎えてくれた。
街路樹によくある園芸種の真っ白い花のヤマボウシも悪くないけど・・・
控えめな色で自然なカンジ、街に出るときはお化粧してるの?
そのままでじゅうぶん素敵だヨ!

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今日は「船形山のブナを守る会」の山行。
雨の森を歩きたい18人が集まった。
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先週は県外の山に出掛けていた。
満天の星空を眺めてテン泊し、日中はまるで真夏のような気温の中を歩いていた。
こんな稜線を眺めるには好天でないといけないけれど、

ブナの森は雨なりの素敵な風景が僕らを包む。
雨の日にやって来た僕らにブナの森はとっても美しい風景、ウレシイご褒美をくれる。

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こんな素敵な樹幹流で濡れたブナの幹にオブジェを創る人

雨の森、こんな人たちと一緒だったら濡れてもいいや・・・


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# by mt1500funagata | 2014-06-08 19:57 | ブナの会行事 | Trackback | Comments(2)

イワナ釣りたきゃ森残せ

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昭和の終わりから平成のはじめにかけて
リゾート法なんかが制定されちゃって、多くのブナ林が伐採され、長良川では河口堰が建設されていたころ。
「イワナ釣りたきゃ森残せ、ヤマメ釣りたきゃ渓守れ」
というスローガンのもと、一部の釣り人は自然保護活動に懸命になっていた。
渓流釣を覚えたばかりの20代の僕もその中の一人だった。
それが船形山のブナを守る会への参加のきっかけだった。
いわば、今の僕の原点はイワナにあるといえるだろう。
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国内材の高騰で今が伐り時とばかりに、杉の伐採がいたるところで盛んになっている。そして伐採地付近の沢は荒れ、イワナの生息環境は大きく変わる。

伐採地の下流で釣ったイワナを源頭付近に戻すために、今日は沢に入った。
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森は残さなけりゃないけど、ゴミは残しちゃだめだよ!石の下に隠した確信犯の仕業。(回収してきました)
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動き始めた森の命はこの時期一気に加速する。
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もともと魚影は濃い沢なので、20尾くらいはすぐ捕れる。
全部生かしたまま源頭付近に持ち上げる。
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流れのゆるいところを選んで、放流。
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イワナはしばらく休んでから流れに戻る。
伐採で荒れ、行き来できなくなった沢の上流でこのイワナ達は長く生きることができるのだろうか?うまく子孫を残すことができるのだろうか?
そして、この川の種沢となるのだろうか?

一緒に行った長男が今の僕と同じ位の年齢になって、子供(僕にとっての孫)と一緒にイワナ釣りが出来る沢であり続けてほしい。


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# by mt1500funagata | 2014-05-24 23:02 | イワナ&沢 | Trackback | Comments(0)

森のタヌキに会いに行く

雨上がりの早朝・・・森へ・・・
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誰かに会えるかなあ~?
今日もツキノワグマに会えたらいいなあ~
カモシカもいないかなあ~?
なーんて思って、朝の森をウロウロしてたら・・・

タヌキのポコ助(多分?)がやってきた。
場所と身体の特徴から去年2回会ってるヤツだろう。
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森の中の窪みになっていて草地のとこをピョンピョン跳ねてやってきた。
「おはよー」って言ったかどうだか、顔をこちらに向けて立ち止まった。
ちょこんと座って、まるで「写真を撮ってよ!」とでも言うように。
3枚写真撮ったところで「もういいね!じゃあね!」って
ピョンと跳ねていなくなった。

「僕らは、この森で暮らしているんだ。」
彼らは言葉で伝えることはできないけれど・・・。

・・・代わりに僕がここで伝えてあげる。


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# by mt1500funagata | 2014-05-22 07:25 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

日曜日の夕方
ツキノワグマに会えるかも?って思って家を出た。
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・・・会えた。
船形山の麓、嘉太神地区。
4月にミズバショウを見に来た時に、かなりの株が齧られていた場所。
そこの林の中に彼は座っていた。
車から降りて近づいて行っても、僕を待っていてくれているのか動かない。
20mくらいだろうか?声をかけた「おーい、ここのミズバショウ齧ったのおまえか?」
少しの時間、僕らは見つめ合っていたけれど・・・
カメラのシャッター音が気に喰わないのか「うるせえなあ~」とでも言うように
ゆっくり背を向けて、僕から離れて行った。
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「この先の道路にウンチしてた?」
「俺じゃあねえよ!デカさが違うだろ!」
そうだ、あのウンチはもっと体のデカイやつだろう。
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なんか身体を動かすのが億劫なようで、モタモタとうしろの林の中へ入って行った。

狙い通りにツキノワグマと会えることが出来て嬉しかった。

さて、次は・・・?
ここの上の沼の周りにも棲んでるクマがいるんだよなあ。
行ってみよう!
会えるかなあ?
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・・・会えた。
沼のほとりの草むらに座ってこっちを見てた。
そこの道路わきにタケノコたくさん食べたあとのウンチしてたクマだろう。
こっちも20mくらい。彼も僕の存在を認めている。
「おーい!」って声に反応している。
何枚も写真撮られるのは嫌いなんだろう。
「もういいだろう?静かにしといてくれよ」って言ったような素振りで脇の林に姿を隠した。
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どちらのクマも、僕が声をかけカメラを向けても慌てて逃げるでもなく、ちゃんと写真を撮られるのを待っていてくれた。

なにか伝えたいことがあったのだろう。

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日暮れ間近の山麓には、朴の花が咲いていた。

ツキノワグマは意外と近くにいる。

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# by mt1500funagata | 2014-05-18 23:04 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)