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山に行かない雨の休日は、森にクマを探しに行きましょう!
ってことで、雨の森をウロついて今日一日で4疋のクマを見た。

順を追ってお話を進めましょう。

最初に向かったのは、僕の動物観察のホームである嘉太神地区にある「桑の木交差点」。
マグワとヤマグワが並んでいるこの場所は、ケモノ道が交わり色んな動物がやって来る
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三日前の夕方にトレイルカメラをセットしておいた。
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キツネも来る。
後ろに光っているのはタヌキの目玉。この後、キツネは左から別のタヌキに突進され跳ねて身体をひねって一目散に逃げ出した。

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イノシシも来る。
クマが木に登って落としたクワの実を食いに来るようだ。

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クマも来る。
通りすがりに、落ちたクワの実をつまみ食いするってとこかな?

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子グマも来る。
今年親離れする(した?)2年子(満1才)くらいの大きさだろうと思う。付近に親グマがいたのかも知れない。

大きさを僕と比べてみた。
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この大きさのクマが一番危ないんだよねー。人に積極的に襲ってくる年ごろ。爪で引っ掻くのではなく、足に咬みついてくるから重傷になるケースも多いらしい。

次に向かったのは、トレイルカメラの定点観察地点。
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前回SDカードの交換をし終えたのが、6月26日18:50(カメラの録画データ)。立ち去ったのはその3分後くらいなので、18:53ころだろう。

今日、そのカードを回収してみると・・・
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あら!僕が立ち去った3分後にクマが写ってる!
もしかして、僕が帰るの待ってた?

今日、この場所でカメラのカード交換のために蓋を開けたのが13:34(同じく録画データ)現場に着いたのは3分くらい前なので13:30ころ・・・
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あら!僕が来る10分前にクマが写ってる!
桑の木交差点のカメラをこっちに移しこの場所に2台のカメラを設置してみた。30分くらい僕はここにいたので、このクマは近くで僕のやっていることを観察していたのだろう。って言うか、近くにいました!

設置を終えて車を30mくらいバックさせた時、僕がいた場所から5mも離れていない繁みからクマが飛び出てきた。ほんの10数秒後のことである。(写真は間に合いませんでした)
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クマはこの繁みのどこかで、僕を観察していたに違いない。

この場所には夕方戻って来てクマを待つつもりで、少し上の升沢のほうに行ってみた。
戻り道の風早峠の水汲み場の手前で、子グマが道路に落ちたクワの実を食ってた。僕のジムニーに気が付くと同時に藪へ身を隠した。30mくらい手前で車を止め、また出て来る場合があるのでカメラを構えてしばらく待ってみる。予想通りでてきた。身体を半分出してあたりを見回し、僕のジムニーを見たところで「あっ!まだいる!」って言って、また隠れてしまった。
「悪かったなー」と言って、僕は車を出した。また数分後にはクワの実を食いにくるだろう。

そして、夕方の嘉太神。
トレイルカメラの近くで待機すること40分。そろそろ帰ろうかとエンジンキーをオンにしスターターを回そうと思ったその時、車のすぐ後ろから2疋のクマが飛び出した。

ツキノワグマの恋の季節は始まっている。雌グマを雄グマが追いかけたのだろう。
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薄暗くなってきた時間に僕が撮った写真はブレブレだったけれど、トレイルカメラはこの2疋のクマを捉えていただろうか?

昼過ぎに、クマ見に行こうって出かけて4疋のクマを見られちゃう。去年は一日に17疋(延べ)のクマを見たツワモノのオカアチャンもいる。やっぱ、この辺ってツキノワグマ多いわ!

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ついに僕のトレイルカメラはニホンジカの姿を捉えた!心配ごとが現実に近くなってきたように思う。あと3年後には、この辺でもイノシシと同じくらい普通に見られるようになるような気がする。僕はこの写真を関係役所に送る事しかできないけれど、爆発的に増える前に対策を講じなくてはならないと思う。


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夕方を待つ時間の中、久しぶりに三脚立てて写真を撮ってみた。

山登りしない雨の休日でした。



by mt1500funagata | 2019-06-29 23:26 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)

久しぶりに県外の山、月山へ。
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県外の山に登るのは、昨年11月の那須連峰以来。県内でも船形連峰以外の山は昨年12月の金華山。

登山に関して、チバさんって引きこもりなんじゃない?なんて声も聞こえて来そうです。

そんな訳でって言う訳でもないけれど、ちょっと自分の気持ちのスイッチを入れ替えようかなーって思い、月山に行って来た。
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登り始めから姥ケ岳までや牛首のトラバースルートは残雪の上を歩いたのだけれど、登り始めまではリフトを使い、木道や整備された石畳の道を歩いて来た。流石は百名山!とっても良く整備されている。

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そして、周りに咲いている花も見事、さすがは百名山!とっても楽しめる。

いつだったか、船形山の升沢小屋の小屋ノートに「歩きにくい、クソ登山道」と書き残していった人がいて、僕は「歩くスキルのなさを登山道のせいにするな!アナタこそクソ登山者だ」と返事を書いたことがあったけれど、こういう良く整備された道だけが登山道って勘違いしているような人がそう言うのかなあーと思いながら、月山の登山道を歩いていた。

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ピンク色した花や
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葉にウズラ模様のある紫の花
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普通の葉っぱの紫の花なんかを見ながら、登山って言えるのかなー?ハイキングを楽しんできた。

土曜日だと言うのに、出会う人の数は少なかった。晴れていないからでしょうね。

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滴をまとった花って、ピーカンの天気の時よりも美しいと思うのですけどね。カメラのレンズにも滴が付いちゃってますけど・・・。

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特にウスユキソウは、滴がよく似合うと思う。

視界がひらけたのは、ほんの一時、
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牛首あたりの残雪の様子が眺められた。

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お目当ての黒いユリとも出会う事が出来ました。


by mt1500funagata | 2019-06-22 22:50 | ほかの山 | Trackback | Comments(4)

山と渓谷7月号に・・・

6月14日発売の「山と渓谷 7月号」に、僕が指摘した「5月号P208連載 季節の山歩き」での不適切な北泉ヶ岳のガイド記事についてのお詫びと訂正文が掲載されています。
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5月号のこのコーナーでの北泉ケ岳の記事は、地元の山だし、執筆した山岳ライター氏がご自身のブログで拡大フォントを使って宣伝していたのでご覧になった方も多いかと思います。

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著作権法の絡みで、問題のページをそのまま載せることは出来ないのですが、北泉ヶ岳から大倉山、氾濫原を巡るコースがガイドされている。

僕は、この山岳雑誌を買う事はなく立ち読みもしないので、6月になってから県立図書館で初めてこの記事を目にした。
静かで美しい氾濫原がメジャーな雑誌で紹介され、多くの人が集まるような場所になったらイヤだなーと思いながら読み進めたのだけれど、氾濫原の美しさをイメージさせるような表現力豊かな文章を用いず、単なる道案内的な書き方だったので安心した。
しかし、それよりも印象的だったのが大倉山の部分。これってマズイんじゃない?ってすぐに思った。

そこには「・・・大倉山に立ち寄る。広場の柵を越えて材木岩の絶壁の上に出ると船形山の大展望が広がる。ただし足元は切れ落ちているので注意が必要だ。」上記5月号から引用、原文まま)と書かれていたのである。

柵を越えて!?
柵って何のためにあるのでしょう?危険だから立ち入らないように注意を促すためでじゃないの?良識のある人とかってそんなレベルじゃなくて普通の感覚の人だったら、そう思うのではないですか?

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            (大倉山の絶壁、左上に広場の東屋の屋根が見える)

船形山の大展望を得るために柵を越えてこの絶壁の上に立ってみると良いなんて、日本で最もメジャーな山岳雑誌が掲載する一般登山者向けのガイド記事じゃないでしょ!万が一転落したら死亡事故に直結するような場所ですよ!!「足元が切れ落ちているので注意が必要だ」なんて、呑気に言って済まされる場所ですか!?安全登山やマナー向上のけん引役となるべき山岳雑誌が掲載する記事としては非常識も甚だしいと思いませんか?

もし、この記事を見て、「この柵は越えてもいいらしいよー。だってヤマケイのガイド記事に載ってたもん。」なんて平気で柵を越える人が増えたとしたら大変なことになる。同じように感じた方も多かったと思いますが、自治体や山遭協、警察などと協力して船形山の事故防止に携わってきた僕としては見過ごすことは出来ない。

そして、この連載記事は雑誌社がどんな基準で選ぶのかは分からないけれど、地元の山に精通している人に原稿を依頼しているものだと思う。言うなれば宮城の登山愛好者を代表して書かれた記事とも言える訳で、宮城県の登山愛好者のモラル意識は非常に低いというような印象を与えてしまうのではないか?とも思った。そんな全国に恥を晒すような一文を掲載した雑誌社に対して黙っている訳にはいかない。
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思っただけ、仲間内で批判するだけでは何もならないのですね。意見を述べないと言うのは容認していることと受け取られてしまっても仕方がない。そこで、山と渓谷社のウェブサイトから商品の内容などに関する問い合わせ先としてservice@yamakei×××というメールアドレスを見つけ、問い合わせしてみた。批判や文句ではないですよ。問い合わせです。校正の段階で見過ごされてしまったのか?雑誌社が柵を越えると言うルール違反・危険行為を推奨しているのかが分からないと批判の対象が違ってくる。
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住所を付した実名を名乗り、町から委嘱された船形連峰升沢避難小屋管理人であると身分を明らかにしたうえで、問題の場所の危険度を説明し、「柵を越えると言う一文は不特定多数の登山者を対象にしたガイド記事として適切だったと考えるのか?」「適切だったとお考えであれば、貴誌はルール違反の危険行為を助長するスタンスと理解してよいのか?」「不適切だったとお考えであれば、訂正分の掲載など対策を講じるおつもりはあるのか?」と具体的に編集部へ宛てた質問をメールで送った。
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翌日には回答が届いた。
「適切ではありませんでした。」「訂正文を7月号に掲載します。」と言う内容で、「ご指摘ありがとうございました。」とも添えられていた。
さすがは日本を代表する山岳雑誌ですね。個人からの指摘・質問に対して真摯に受け止め、訂正文の掲載も約束したくれた。
不祥事を起こした企業や不用意な発言をしてしまった公人が倒産や辞職に追い込まれたのは、のちの対応のまずさにあったということを今やよほど学習能力のない人でなければ、誰でもわかっていることでしょうから、当然と言えば当然なんですけどね。

そして、7月号に「お詫びと訂正」として「北泉ヶ岳のガイド記事に不適切な文がありました。柵を越えてとありますが、危険なため柵は越えないようにしてください」と言うような、訂正文の掲載となった訳であります。
小さな記事であったため、見逃した方も多いのではないかと思いますが、ちゃんとお詫びして訂正していますからね。

誠意ある対応をしてくれた山と渓谷社に対して、拍手を送りたいと思います。
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ご自分のブログで「私が執筆したガイド記事が・・・」と大文字で宣伝した山岳ライター氏ご本人が、責任を持って告知し自らも訂正するのではないか?それが僕が告知するよりも一番良い方法だろうと思い、発売日から数日間様子を見ていました。5月号の記事を見ておかしいと思った方で、7月号に訂正文が載ったことを知らない人がいたら「山と渓谷社」に対しての不信感はぬぐえないですからね。しかし、一向にその気配はありませんでしたので、山と渓谷社の名誉のためになるかなあと思って、僕が記事を立ち上げた訳です。
ご本人は、訂正文が掲載されたことより、ゴジラ映画のほうが大事だと思っていらっしゃたのでしょうかねえ?お聞きしたいところです。お詫びと訂正という後始末を雑誌社にさせて、呑気に映画の評価点もお付けになっていたようだけれど、ご自分のガイド記事と責任感に評価点を付けるとしたら、何点をつけるのだろうか?


まあ、いろんなことがありますが、ルールを守りモラルある安全登山で、夏山を楽しみましょうね!



by mt1500funagata | 2019-06-20 21:09 | Trackback | Comments(6)

船形山 雨の色麻コース

雨降りの朝、昨年結成された船形界隈探検同人の面々は、大滝キャンプ場から色麻コースを登り県境を越え山形側まで足を延ばした。

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船形山では珍しく東からの強風が吹き荒れていた。

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この色麻コースは「分県登山ガイド 宮城県の山」で「広大な裾野のブナ巨木林と山頂の展望が魅力の山」と紹介された船形山の多数整備されている登山道の中でも最短で登れるコースとして案内されている。
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ガイド記事では、「見事なブナの巨木が迎えてくれる」とか「四季折々に美しさを見せるブナ原生林・・・」と言った言葉で称賛されるとっても気持ちの良い登山道であり、僕も大好きなコースである。
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このガイドブック巻末の著者紹介のページに、著者の一人が開設している「(続)東北の山遊び」というブログが紹介されているが、そのブログで船形山の記事を見てみると、そこには・・・
「いいとこ取りの大滝コース(色麻コースのこと)は、船形山の奥深い印象から逸脱している気がするし、何か裏口入学している気がして好きになれない。」
と書かれている。

おかしいと思いませんか?ガイド本で前述のような案内をしておきながら、「いいとこ取りで逸脱し裏口入学のようだ」って。どっちを信用すればいいの?個人のブログで個人的な感想を述べただけ?この項の執筆者は自分ではないので関係なく執筆した早川さん渡辺さんに対する敬意も持たず蔑ろにしてもいいの?

そのブログでは、この本の紹介もしているしブログ開設者が執筆した登山地図やガイド記事が掲載された山雑誌の紹介もしている。そもそも巻末のプロフィールでブログのことを掲載しているのだから、関係ないって言い訳は通用しないってことくらいは中学生レベルの思考があればわかることだと思う。
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疑問に思った僕はコメント欄を利用して、自分はどこの誰と身分を明らかにしたうえで、
①ガイドブックを購入し参考にしてこの色麻コースを歩いた人にどう説明するのか?ガイドブックに書いてあることと腹の中で思っていることは違うのか?
②栗駒山の中央コースのように最短で登れるコースも同様に思っているのか?違うならば何故この色麻コースに限るのか?
③このコースを整備したり愛おしく利用している人たちに対して無礼な表現とは思わないのか?
と自分の不愉快な気持ちを伝えるとともに、概ねこの3点の真意を問う質問してみた。同様の感想や疑問を持った方が複数いたので、個人あてのメールではなく公開質問状のスタイルに乗っ取ってのことだったけれど、ブログ主にその意図は伝わらなかったようだった。
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返信コメントはすぐに頂いたのだが、
質問に答えるどころか質問を批判と受け取り、体力のない登山者の「安近短」な登山が一部の登山道の荒廃を招くとか、ガイド本とは違う個人の指向であるとかと言い。逆に僕がブナの会の活動として行っている薪の荷揚げについて自慢しているだとか参加しない人を見下しているとか捨て台詞を残し、一方的に議論をシャットダウンしてしまった。

更に後日、僕の質問コメントは削除され、
「私が記載した私見を前後の文脈も考慮せずに糾弾し、私の人間性まで否定するようなコメントが入っていたため、本ブログ規約に乗っ取り削除させていただきました。
尚、今後はそのコメントに関する議論を戦わせるつもりは一切ございません。
これ以上ネット私刑的な行動に出られるのであれば、法的に対処させていただきます。」
と追記がなされ、現在も残されたままである。
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僕が公開質問状の書式でコメントした質問が歪曲され、僕が悪者扱いされているのである。

相手にしなさんな!

そう言ってくれる人も多くいるけれど、ウソの表現で悪者扱いされた僕の気持ちが晴れることはない。追記の文言で削除されたコメント主である僕は忘れることが出来ない。思い出せば身体が震えるほどの憤りを感じながらこの半年を過ごしてきたのである。

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半年ぶりに歩いた色麻コースを題材にした記事を書くにあたり、僕の怒りの気持ちを表さない限り書くことは出来ないと思った。

もちろん、当該ブログが全くの個人的な趣味の範囲で作られているものならば、考えや表現方法なんかは人それぞれ違うって思う事が出来るだろうし納得できなくてもこうして顛末を書くことはしない、ブログのタイトルを名指しすることもしたくない。しかし当該ブログは、ガイド本の著者で、多くの登山愛好者に強い影響力を与えるいわゆる「準公人」であり、山岳ライターの仕事で収入を得ているとブログ内で公言している(本業ではないにしろ)山岳ライターが開設しているブログなのである。さらに自分の著書の価格を表示し「書店や登山用品店、ネット通販でお買い求めください」と営利を目的とする一面も持ったブログでもある。
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この記事が、追記の一文にあるような「ネット私刑」(なんのこちゃ?)に該当し法的対処をするというのであれば、すればいい。ご自身で議論を戦わせるつもりはなく、公の場で戦いたいと言うのであれば、僕には戦う準備は出来ているし、この歳になれば親身に力になってくれる法律家の知人の一人や二人はいるものだ。
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こうして、あるブログのタイトルを明示しこんな記事を書くという事は、僕にとっては自分の名誉を守るための戦いであります。ご意見や異論反論にも耳を傾けたいと思うし、意見を聞く耳を持たず一方通行で終わらせるなんて卑怯なこともしたくありません。そして、もしこの記事が問題で批判を浴びることになれば、楽しみにしてくださっている読者の方には申し訳ないけれど、全てを釈明したうえでブログを廃止するくらいの心積もりは持っています。

戦うという事は自分もリスクを負うことを辞さない、それくらいの覚悟を持たなければならないと思っています。


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帰り際に立ち寄ったモリアオガエルが生息する沼では、産卵真っ最中のカエルを見ることが出来た。
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卵から孵ったオタマジャクシが落ちて行く沼の中では、アカハライモリが生まれたばかりのオタマジャクシを狙って待ち構えている。モリアオガエルも生死を懸けた戦いの中で生きている。

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上記、記事の中でのコメントのやり取りは、かなり要約したものです。要約では言葉足らずであったり、誤解を生むことになるかもしれません。削除されたコメント全文を再生し記事にされているブログがありますので、リンク貼っておきます。ただし、コメントの再生ログ部分以外のブログ主様の主張している意見や記述について、僕自身が同調するとか異論を唱えるとか一切関与するものではないとご承知おきください。






by mt1500funagata | 2019-06-15 23:33 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(7)

暦の上でも初夏を迎え、桑の実が実って来た。
もう、嘉太神地区のクマたちも活発に動き始めるころだろう。

嘉太神の道路脇にはクマに折られた桑の木の枝が落ち、道路上には桑の実が入ったクマのウンチが落ちている。
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棒で突っつき、内容物を調べてみると桑の種と何やら植物繊維が混ざっている。
ニオイを嗅いでみる。桑の実の甘くフルーティーな香りを予想していた僕はいきなり鼻に近づけてしまったことを後悔した。

強烈なウ○コ臭さ!ではないですよ。煎茶のお茶っ葉の5倍増し、まさにそんな感じ。ほのかなお茶の香りは心が和む香りがするけれど、そののお茶っ葉の5倍から10倍くらいの濃さ!強烈だった。こうして写真を見ていると、その強烈なニオイが鼻と脳みその中間くらいからよみがえって来る。

家で一番の早起きな僕は猫のトイレからウンチを片づけるのが朝の日課で、猫のウンチのような不快なニオイではないけれど、もし皆さんがクマのウンチのニオイを嗅ぐ機会があったら、少しずつ鼻に近づけることをお勧めします。


さて、今日嘉太神に向かったのは、一週間前に設置したトレイルカメラのSDカードの交換。
昨年と同じ場所で1ヶ月早くから観察を開始していたのである。定点観察は数年続けることに意味があり、一年限りでは分からなかったことや新しい発見が期待できると思う。そして、一番の関心はあの片腕のクマが映らないかなあ~ってこと。

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はい!来てますね!奥に映っている三脚が僕のトレイルカメラ。

一週間で、カメラは67カットの動画を記録していた。そのうち前後6カットは設置と交換の時に作動したもので、実際には61カット。
タヌキ・キツネ・イノシシ・人間・タイムラグを除き、ツキノワグマは29カット記録されていた。

今回は動画編集ではなく、切り出し画像すべてを載せます。
クマ好きでお暇な方は個体識別にチャレンジしてみてください。後ろの杉の木に巻き付けてある紐が個体の大きさの判別の目安になるかと思います。新しくしたカメラで日付と時間もほぼ合っていると思います。

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by mt1500funagata | 2019-06-13 23:08 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)

朝から雨。
僕は喜んで山に向かう。
最初に向かった先は・・・
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モリアオガエルが繁殖する沼。

今の時期、こんな雨の日はモリアオガエルにとって最高の日和。
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沼のほとりの木の枝には数え切れないほどのモリアオガエルの姿が見られた。

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大きいのがメスで、オスが群がって抱きつき白い泡を作りながらその中に産卵する。
メスの周りにオスが集まりメスが産卵を始めるのをじっと待つのだけれど、気の早いヤツはもうメスに抱きついてしまっていた。

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雨の日を天気が「悪い」と言うのは人間にとっての話しで、モリアオガエルにとっては「良い」天気なのですね。


今年も元気にモリアオガエルが沢山の子供を産めることを願いながら、次の目的地である升沢小屋へと足を向けた。

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平成18年11月に完成した升沢小屋。
僕は平成14年に発足した「升沢避難小屋建設検討委員会」のメンバーに召集され、完成と同時に管理人を委嘱された。

入り口につるされている鐘は、不動石の鳥居再建に尽力した地元の船形山岳会を中心とした賛同者の寄付によって購入寄贈されたもので、「船形の鐘」という正式名称があるのです。
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「船形の鐘」

この山を幾度訪れただろう

残雪を踏みしめ、ケモノの足跡を追いながら
ブナの森に迷い込む
前船形の見える鳴清水に着くころ
白峰の頂が早く来いとささやく 三月の船形

むせ返る新芽のにおい、コブシの白、紫ヤシオのうすむらさき
沢に残る堅雪にステップを刻みながら
全てが新しい季節を謳歌するように
一斉に山が目覚める 五月の船形

したたり落ちる汗が、飛び跳ねる岩に染みる
お沢掛けの厳しい登りを終えると、千畳敷から
見わたすはるかの山並み、はるかの平野
稜線の吹くそよ風はもうすぐ 八月の船形

里は暑く、稲穂が色づく頃、山の頂はもう
錦秋の装い、色づく葉はあっという間に
高度を下げ、里の山々が華やいだころはもう
幹の白い色だけが冬支度を始める 十月の船形

山に居れば里を想い、里に居れば山を想う
冬風のごうごうと鳴る音は、心を鎮め
船形はこころの和むところ

山を鎮め、心に響け、船形の鐘

===平成18年11月4日 賛同者一同===
(升沢避難小屋落成式にて)

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小屋の中に飾ってある旧升沢避難小屋のお別れセレモニーの時の写真。今日はその日(平成18年6月25日)と同じシャツを着て来た。升沢小屋に行けば14年前の僕を見ることが出来ると言う訳ですね!

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小屋には、こんな注意書きが貼られている。2番目の長期滞在云々って、何で???って思われる方も多いのではないかと思いますが・・・、いたんですよー、旧升沢小屋に。僕も一度会ったことがある。旧小屋は暗く、中に入っても目が慣れるまでははっきり見えないほどだった。お昼前くらいだと記憶しているけれど、暗い小屋の奥でシュラフに入っている人がいた。もしかして・・・って一瞬動揺したけれど、その人は生きていた。あとから思えばその人が長期滞在者だったのだろうと思う。まあ長期って言っても1ヶ月から2ヶ月くらいだったと思う。旧小屋には薪ストーブもあって非常食の乾パンとかも置いてあって、僕も荷揚げ要員の一人だった。乾パンを食べ、通りすがりの登山者から食料を分けてもらい、時には里に下りて僕の住む吉岡の町で買い物もしていたらしい。どう言う事情があったのかは分からないけれど、いわゆるホームレスとは違ったタイプだった。
そして、その長期滞在者の存在は役場の知るところになり、警察も同行のうえ退去を促しに行った。もっとも悪い人ではないので素直に従ったそうなのだが、帰り際にグズグズしているから警察官が「早くしろ!」と言うと、「ゴミを集めているのだ、ゴミを持ち帰るのは山男のマナーだ!」と言ったとか。
尾びれのついた話しなのかもしれませんけどね~。


升沢小屋から戻ったら、今度はピンクの花(絶滅危惧Ⅱ)に会いに行く。
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この花も一昨年だったかな?偶然見つけた。
今年も咲いているだろうかって、とても気にかかっていた。

咲いていて良かった。たった一株で数か月間重い雪の下で命を繋いで来たというたくましさに感動する。
この花も前記事で触れているように盗掘が一番の外敵で、絶滅危惧種への道を歩んできた。
数メートルの積雪の下で生き抜く逞しさと人間の手によって絶滅の危機にさらされる脆弱さを併せ持つ花なのである。

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大切に見守りたい。

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こんな銀色の花も咲いていました。

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雨の森では嬉しい出会いがたくさんあった。

僕にとっても雨の日は、悪い天気じゃあない。



by mt1500funagata | 2019-06-08 23:55 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(2)

幸せの黄色い花

この数年、5月の半ばくらいからソワソワし始まる。
今年も、あの黄色い花に会えるだろうか?今年も咲いているだろうか?って。

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咲いてました。きんraん。

今年は時期も時間帯もタイミングが悪く、昨年のようにきれいに開花しているところは見られなかったけれど、そこに存在していることを確かめることができて良かった。

ここは、登山道も踏み跡もない山林のヤブの中。数年前に偶然見つけた。
きんraんが絶滅危惧種になってしまった一番の原因は盗掘なのだそうだ。

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場所も書かないけれど、僕はこの花の情報を提供するつもりでブログに書く訳ではない。人がほとんど近づくことなく盗掘に遭わないようなところに、こんな花が咲いている。今年も咲いていましたよーって報告するだけで、現地には来られないけれど「よかったねー」って小さな幸せを感じてくれる人がいるからなのです。

===6月2日 追記===
コメントを頂いて返信を考えていた時に思ったことを追記します。

共に数年前の話しですが・・・、先輩のKさんが七つ森で見つけた登山道脇に咲いたキンランは翌週には掘られて無くなっていたそうだ。泉ケ岳の麓のカフェでは敷地内の林に咲いたことをお店のブログにアップしたら3日後には3株すべて掘られて無くなったそうだ。キンランではないけれど、氾濫原の登山道脇に咲いていたノビネチドリは僕らが上流で昼食を摂っていた数時間のうちに掘られて無くなった。牛野ダム湖畔の林に咲いていたカキランは全て掘られて無くなった。

特にキンランは生育に特殊なラン菌が必要で掘って持ち帰ってもすぐ枯れてしまうのだそうで、掘って持ち帰る~枯らす~また掘って来るを繰り返した結果が絶滅危惧種への道のりだったのではないだろうかと思う。

餌付けキツネが小学校の課題の題材となったように、山野草の盗掘について教育現場で取り上げることも必要なんじゃないかな~?盗掘がもたらす悪影響や無意味さを子供のうちから知ることって必要だと思う。そして、それ以上に非常にデリケートな環境でしか生きられない野生の花の美しさと脆弱さを知ること、そんな環境の中に咲いているからこそ美しいのだと感じる感性を磨いてあげること。
盗掘されるんじゃないか?なんて余計な心配をしないで、ここに行けばキンランの群生がみられますよ!って、ブログに書けるような、そんな時が来るのを願って止みません。





by mt1500funagata | 2019-06-01 22:28 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(2)