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山笑ふ 初岩魚 沢笑ふ

・・・故郷やどちらを見ても山笑ふ・・・
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正岡子規が春の野山を詠んだ有名な俳句ですが、、、、

・・・山笑ふ岩魚釣り上げ沢笑ふ・・・
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今日の僕はこんな感じだったかな。

七つ森の山桜が開きだし、木々の梢が萌えだす季節。

早起きして山の麓の沢に向かう。
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早起きって言っても、夜も明けきらないうちから起き出してって訳じゃあない。
平日の出勤より1時間くらい早くって程度。

だって今日向かった沢は、家からジムニーでぴったし30分で入渓点。

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ポットに詰めたコーヒーとおにぎりと釣り竿を小さなザックに入れて。
地元の農家さんから直接買っている天日干しのササニシキのおにぎりは、コンビニのおにぎりとは比較にならない美味しさ。

車止めから歩いて数分で降り立った渓流沿いには、
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朝日を浴びて開きはじめたカタクリ。

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釣り竿は持ってきたものの、岩魚釣りのポイントを探すことより渓流沿いに咲く春の花を探すほうが楽しくなるような、やわらかい春の日差しの中を散歩する日になった。

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近くてこんなにきれいな沢だけれど、ほかの人と会うことは今までなかった。
こうしてブログで記事にしていて言うのも何だけれど、密かに大切にしたい場所だと思っている。

人からの情報で知った場所より、自分で探し見つけた場所のほうがよっぽどきれいに感じ大切にしたいと思うものです。

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竿を出さなくても、歩くだけで楽しくなってくる渓相でしょ?

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同行した登山女子のY子さんは、ヤバそうな所が大好きなだけあって、この程度だったら仰々しく「へつる」なんて言うことなく「きれいな沢ねえ~!」とか言って普通について来る。

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苔むした岩に咲く小さな花も、春の水と光を浴びて笑っているのか踊っているのか。

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僕にとって今年の初イワナ。

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僕の身体の一部になった。



by mt1500funagata | 2019-04-20 22:28 | イワナ&沢 | Trackback | Comments(0)

ミカンの皮を捨てないで

どうせ腐って土に還るものだから・・・
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確かにそうかもしれません。
でも、あとから歩いて来た人にとって快いものではないですね。

もし、次の人がバナナの皮を捨て、その次の人がリンゴの皮を捨て、ってみんなが捨てたら、山に生ゴミの山が出来てしまいます。

どうせ腐って土に還るものだから・・・って
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腐る前にネズミが齧ったら?ウサギが齧ったら?クマが食ったら?
ここいら辺の動物たちはオレンジなんて食ったことがない。
食べさせるべきではないと思いませんか?

山で食べる果物って美味しいですよね。
でも、食べるのだったら皮や種も持ち帰るようにしましょうよ。
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皮むいて持ってくるとか。

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4月13日(土)に船形山に登った人で、道中でオレンジを2個食べた人。
このブログ見てもらえますかねえ。
拾って来ましたよ。

升沢小屋にバイオトイレのメンテ資材を荷揚げして来た。
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先日降った雪のおかげで、真白な雪の上を歩くことが出来た。

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船形本山の絶景地。
その足元にオレンジの皮は落ちていた。

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雪の上を駆けて来たアカネズミが僕らに驚き、木の根の周りに掘った雪穴に姿を隠した。
もちろん、このネズミはオレンジなんて今まで食ったことがないだろうね。

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新しい鳥居の真正面に船形山頂が見えるのは、今の季節ならでは。

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鳥居には、ツキノワグマの爪痕があった。

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『なんだあーこれ?去年はなかったぞー』
って、柱に爪をたて鼻をクンクンさせて匂いを嗅ぐクマの姿を想像する。

クマはヒノキの匂いは知っているけれど、オレンジの皮の匂いは知らないはず。
教えないほうがイイと思いますけどね。

オレンジの皮も「ゴミ」です。
黙って拾って帰って来るのはやめました。せめてブログには書かせてもらいます。

13日に三光の宮入口と鳥居近くにミカンの皮を捨てたあなた!
僕が拾わなかったらほかの誰かが拾ってくるかも知れない。どうせ腐って土に還るものだけれど、腐りかけたミカンの皮が足もとに落ちてるって気持ちの良い事ではないですよ。


by mt1500funagata | 2019-04-14 22:42 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(4)

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僕が毎年4月に観察を続けている船形山麓嘉太神地区にある水芭蕉の咲く湿地。

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今年もそろそろヤツが現れるだろうと思い観察を開始した。
上の写真は4月8日。
まだヤツは水芭蕉を食いに来ていなかったけれど、僕はここ2~3日のうちにヤツは現れると感じた。

そして4月10日夕方。
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トレイルカメラを設置しに来てみたら、ヤツはすでにここへ来ていた。
食った水芭蕉の感じは味見に来た程度。必ずまたやって来ると思いトレイルカメラをいつもの木の幹に設置して来た。
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この木にトレイルカメラを設置するのは今年で3年目。

観察の記録を付け始めて5年目になる。
ツキノワグマが、ここの水芭蕉を食いに来はじめたのは、
2015年=4月7日~10日の間
2016年=3月27日~4月2日の間
2017年=4月10日
2018年=4月4日
そして今年2019年=4月9日~10日の間

毎年4月初旬の10日間の間に、ここへ水芭蕉を食いに来るのですね。
もっともヤツはカレンダーなんて見ることが無い訳で、水芭蕉の生育具合に合わせてやって来るという事なのだけれど。

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カメラを設置して3日後、4月13日の朝。
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味見程度ではなく本格的に食い散らかされた水芭蕉があった。

ここには確実にツキノワグマが来る。今も近くにいる可能性が高い。
そんなところに足を踏み入れる訳だから、車を止めたらクラクションを連続的に鳴らし続ける。
車から降りたら大声で「ホーイッ!ホッッホーーー!」って何度も叫ぶ。
腰にはロックを外したクマ撃退スプレーをセットし、現場に近づく際にも「ホーイッ!ホッッホーーー!」って叫んでは周りの気配を伺うを繰り返す。
クマ鈴やラジオは辺りの気配を感じることが出来なくなるので、僕にとっては持つことは逆に怖さを増長する。
クマ鈴やラジオがエサ場を離れたくないクマにとってクマ避け効果がない事は2016年の秋田の連続人身被害で実証済みなのだから。

僕は昨年のクマの追い払い実験で「ホーイッ!ホッッホーーー!」が爆竹の次に効果的であることを知った。
だから、僕は叫ぶ。


さて、叫びながら近づいて回収したトレイルカメラの画像です。
昨年酷使したせいで、時計と録音の機能は壊れてしまった。動画からの切り出し画像です。
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時計が壊れているので時間はわからないけど、4月10日18時から13日未明の間の約10分間、ツキノワグマはこの場所で水芭蕉を食っていた。

ツキノワグマが水芭蕉を食いに来る季節は、湿地の土手に春の花が咲き始める時期でもある。
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嘉太神地区で水芭蕉やカタクリを見つけて、写真を撮るために車から離れるってことはツキノワグマに接近しに行くことと同じことって考えたほうがイイ。

そして、日中は升沢小屋まで用足しに行ってきて、帰り道の夕方に再び現地に向かった。
ツキノワグマは、そこにいた。
車が近づく、クマはこちらの様子を伺い慌てて逃げ出す様子はない、さらに近づき窓を開けた僕とクマの目が合ったとたんにクマは駆けだした。

車から見えると言っても僕はクマがいるって前提で見ているから見える訳で、普通に走行していたらヤブと木立に阻まれて見つけることは出来ないだろう。通る車のほとんどはクマに気づかないだろうし、クマもそれほど気にせずに水芭蕉を食い続けるのではないだろうか?って思った。

駆け出したクマは、きっとこう言っていたと思う。
『あー!あのジムニーだ!大声でうるせーヤツがきたー、食うのやめて隠れとこ!』
僕がヤツを直に見たのは今日が今年初めてだったけれど、ヤツは僕のことを何度も見ているだろう。少なくとも僕の大声は間違いなく何度も聞いているはずだ。


by mt1500funagata | 2019-04-13 22:08 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)

七つ森 岩場に咲く花
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イワバウチワ

先週登った七つ森の某倉山。
今週がイワウチワの見ごろと思い、行って来た。

まあ、一番の目的は、先週見つけた洞穴を間近に見たかったってこと。
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岩場の位置はもう分かっているし、ロープ使えば楽に行ける。

同行したのは、高い所と急な斜面ヤバそうな所が大好きな登山女子Y子さん。
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こんなところはタマラナイ!

「やっぱり、イワウチワって岩に咲いているほうがキレイだわ~」
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岩場の洞穴のように見えた穴は奥まったものではなく、岩の隙間に根を張った樹木が倒れるときに根の周りの岩もろとも崩れ落ちたってカンジに思えた。
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懸垂下降で降り立った岩場の下部には、
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天井から雫を滴らせる岩屋があった。

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この雫を集めて持ち帰り、珈琲を淹れれば良かったなあって下山してから後悔した。

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雨降りの日か雨上がりの朝に再び訪れてみたいと思う。
僕はこの場所この水を「七つ森 岩屋の雫」と勝手に呼ぶことにした。

山腹を巻くように広がっている岩場の下部を岩に沿ってトラバースしていったら・・・

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滝!?

岩盤を濡らす程度の僅かな水が流れ落ちる。
ますます雨の日に来なければならない!って思いが強まった。

雨の日に行くには足場も悪く、ソートー注意し安全を確保する準備が必要だと思う。
行ってみたいって言う人っているのだろうか?
僕は行きたい!だって、七つ森に高さ10m近くあるだろうかって滝があるなんて、今まで知らなかったし聞いたこともない。
僕はそんなところにこそ興味があるし魅力を感じる。

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岩場にあり、イワウチワを育む水を落とす滝だから「七つ森 ウチワ滝」って勝手に呼ぶことに決めた。

豊富な水を落とす滝らしい「ウチワ滝」を見ることが出来るのは、いつの日のことだろうか・・・。

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岩場にはこんな花も咲いていた。

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帰り道の遊歩道の足もとには、こんな花も咲き始めていました。

近くて良い山・・・僕にとっては七つ森かな?
だって、登山口まで家から車で10分少々なんですよ。


by mt1500funagata | 2019-04-07 22:25 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(0)

船形山麓、特に升沢周辺を根城にしているヒゲの写真家こと桜井洋次氏が主宰する「森の時間」写真展。
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4月5日(金)から10日(水)までの期間、せんだいメディアテークにて開催中です。

景観を求めて遠出するでもなく、ただ船形周辺の森をほっつき歩き、森の空気感や奥行き、時間までを写真として表現している。

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出展された皆さんの写真も森の空気感を十分に漂わせる素敵なものばかり。

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「俺は何も教えないんだ」とヒゲの写真家。

桜井さんと共に時間を過ごすことで、森の空気の感じ方が分かってくるのだろうと思う。

「ナイジャスキマリハーヒト・・・」
昔々、森と水と風が交わした約束の言葉らしい。
・・・以来 森は悠々と草木を伸ばし豊かな土壌をきずいた 水は雫を集めて循環の旅に出た  風はその姿を消すことで気配となった・・・
「森に聞いた話しだからね ナイジャスキマリハーヒト 」ヒゲの写真家は言う。

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by mt1500funagata | 2019-04-06 19:11 | Trackback | Comments(0)