船形山のブナを守る会の3月の早春観察会で、森で聴いたオカリナの音色に心を動かされて以来、僕も山や森でオカリナを悪戯するようになった。

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ザックに入れて持ち歩くのだからプラスチック製のオカリナを使っていたのだけれど、少し吹き慣れてくると陶器製のオカリナの音色が欲しくなる。

という訳で、
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陶器製のオカリナを購入してみた。もちろん初心者向けのリーズナブルな値段のもの。右の黄色いのがプラスチックオカリナ。

陶器製であるから、落としたり転んでザックをぶつけたりしたら当然壊れる訳ですね。
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こんなソフトケースは付属していたけれど、手提げバックで持ち歩くわけではないので少々不安。
何万円もする高級品にはハードケースが付属しているけれど、もし同じようなものを入手しようとしたらオカリナ本体よりも何倍も高い買い物になってしまうし無駄に大きい。ザックに入れるのが目的であるから、とにかく小さいジャストサイズに越したことはない。

ネットで検索してみたけど、僕の求める硬さ(素材)・形・大きさの物は見つからなかった。

だったら、自分で作ってしまおう!

オカリナを手に取り、大きさや素材、完成形とか色々なことを想像し、行き着いたのがアルミケース。
木製=削る→めんどくさい(手間がかかりすぎる)NG、板を張り合わせる→強度を出すには厚さが必要NG
厚手の皮革=加工がめんどくさい、皮自体の値段が高いNG

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付属のソフトケースを利用することにして、まずはボール紙で型紙取り。
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滴型の筒を作る。ソフトケースのクッション性があるので、筒の中で動く心配はない。
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ホームセンターにちょうど型紙とほぼ同じ大きさのアルミ板があった。0.5㎜×200㎜×300㎜で400円くらい。
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厚さ0.5㎜のアルミ板なので、何か筒状のものに当てがって簡単に曲げることが出来る。
出し入れする時に、手を傷つけないように面取り代わりにアルミテープを貼った。
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両辺をアルミテープで張り合わせれば、形としては完成。
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ジャストサイズのハードケースの完成であります。

しかし!これでは、「手作りの逸品」のカテゴリーに加えることは出来ない。
なんたって、見栄えがよろしくない!

という訳で、よく行くレザークラフトのお店で、半端品のヌバックレザーを安く仕入れてきた。900円くらい。
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このままでは強度が足りないので、
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底になる側にアクリル板をはめて、横方向からの圧力に備える。(何か作った時の余りもの)
アクリル板は、それなりのハサミだったら簡単に切れるので、適当に形を合わせて適当にカット。
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アクリル板をアルミテープで固定して、ヌバックレザーをボンドで張り付ければ、底の部分は出来上がり。
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↑これは、ボンドで貼った底の部分の見た目を良くするための飾りのステッチを縫うための針孔開け作業。
レザークラフトの解説は省略するので、本とかネットで調べてくださいね。
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口を塞ぐ紐と留め具は、山でゴミとして拾ってきたアイゼン袋のものを利用した。
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本体とすき間なくピッタリサイズで縫い合わせてゆけば出来上がり。

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こんなの出来ました。
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出し入れする時の、ヌバックレザーの肌触りがいいねえ!
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大きさもジャストサイズで、ザックの容量をなるべく使わない。これだけ持ち歩く時にも使える。

これで安心して陶器製のオカリナをザックに入れて歩くことが出来る。
また一つ、山や森での遊びの幅がちょっと広がった。


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まだまだ人様に聞いて頂けるようなレベルではないので、車の中でこっそり「もののけ姫」を練習してたら、、、
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窓のすぐそばにヘビがやって来て、聞き耳?を立てていた。「もののけ姫」のメロディーは、ヘビにも心地よく聞こえるのか?
作曲者の久石譲さん、流石ですね!


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by mt1500funagata | 2018-05-29 23:40 | 手作りの逸品? | Trackback | Comments(4)

とても天気の良い朝、雪も消えて走行可能となった小荒沢林道を鈴沼へと向かった。

小荒沢林道から大滝キャンプ場へ行く途中にある「もののけの木」
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この木を最初に見たのは冬だった。
木の葉を落としていたこのカツラ シナノキ(訂正)を僕はミズナラだとばかり思っていた。

見た瞬間、この木は「もののけ」が宿っていると感じた。
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森で起こる神羅万象のすべてを知っているかのような、圧倒的な存在感。

鈴沼へ向かう道では、キツツキのドラミングの音が大きく響いていた。
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この時期に、ここまで車で来られるのだから、季節の移り変わりの速度もだいぶ早まったように感じる。
合同山開きが行われていた20年近く前だったら、6月第一日曜日の山開きに合わせて小荒沢林道の除雪を行い、やっと開通したものだったと記憶している。

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瑠璃沼と称せられる沼だけれど、新緑と青空を水面に映し緑と青の沼だった。
沼辺には僕のほかに釣り竿を持った三人。

この景観のなかに釣り竿を持った人の姿を僕は似つかわしくないと思った。
上の写真のナナカマドが生えている小島(カツラの立ち枯れ)は、ずいぶん前の話になるけれど、もっと背丈があって尖っていた。
この沼でルアー釣りをしていた人が小島にルアーを引っ掛けてしまい、それを無理に引っ張ったものだから先端が折れて今のずんぐりしたような形になってしまったという経緯がある。
泳いでいるイワナも、その当時漁協が放流した名残(放流以前にもイワナが居たのか僕は分からない)
放流したと聞いたのは20年も前のことで、その後も放流されたのか?放流以前から居付きのイワナは居たのか?もし、分かる方がいたならば、教えて頂きたいと思っています。

釣り人がいる沼辺を早々に引き上げた僕は、次の目的地へ。

この季節を一年待った。
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開いている、この花を見たかった。

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今年は春の花の咲く時期が例年より早かったので、この花も早いのでは?と思い今月初旬から、何度も様子を見に行っていた。
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先週は、花どころか株そのものを見つけることが出来なかった。
今年は咲かないんじゃあないかと心配していたけれど・・・

自然と接することを仕事としている人から、「一気に生長し花を咲かせるよ」と聞いた。
そして、日中の暖かい時間帯には花も開くのだと云うことも聞いた。

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そして、今日。
正午頃この場所へ行ってみた僕は、
聞いた言葉通りに、一気に生長し開いている黄色い花を見つけた。

この花に限っては例年より遅く、ほかの株も花を咲かせ始めることだろう。



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by mt1500funagata | 2018-05-26 23:37 | Trackback | Comments(0)

雨降りの朝、船形連峰升沢避難小屋までプラプラと。
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午前4時に目を覚ました時に、窓の外に雨音が聞こえていた。
升沢小屋に行くつもりだった僕は、ちょっと憂鬱な気分だったけれど、まあ雨の日のブナ林もイイかな~って思って家を出る。

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「ブナの森は傘いらず」とは良く言ったもので、小降りになってきたブナ林の中はほとんど濡れることなく歩ける。

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樹表が濡れて、黒々としたでっかいブナは重厚感が増す。雨降りだからこそ出会えるブナである。

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30分も歩かないうちに雨は上がり、初夏の花が頭上に揺れる。

プラプラと歩いて、鳴清水。
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シロヤシオが満開。

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紫と白の取り合わせは、イイねえ~!

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僕は、ここのブナの風景が好きで、毎年同じような写真を撮ってる。
昨年同時期の写真と比較すると、残雪の量は5分の1くらいか。

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このブナ、彫刻のように見えませんか?

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瓶石沢を過ぎると、残雪の上を歩き、春山の雰囲気。
雰囲気は良いのだけれど、夏道は雪の下だし藪って言うか中途半端で直線的にも歩けないので、慣れない人にはルート取りが難しいんじゃないかな?

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何年か前に、地元の船形山岳会が付けていた目立つ赤テープも、経年でまばらになって来ている。
こんな場所では、進むべき方向を間違えるとやっかいなことになる。以前、Kさんが朝に追い越した人が迷い、Kさんが下山する時間までこの辺を彷徨い続けていたことがある。大きな呼び声を聞き洩らさなかったKさんが無事下山口まで同行下山したという話を聞いた。
今の時期は登りはじめは夏道なので、こんな場所に不慣れな人が来てしまうケースも多い。僕も今くらいの時期に、三光の宮から升沢小屋の間で、進むべき方向を見失ってしまった人を引っ張った経験は1度や2度ではない。

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升沢小屋の小屋日誌に、嬉しい書き込みを見つけた。
Akiさーん!コメント待ってますよーー!

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小屋でメンテ作業やノートを見たりしてダラダラと時間を過ごしているうちに、青空が顔を出し始めた。
沢沿いは雪渓も薄くなって歩き難いだろう。ヘタレな僕は山頂へは行かない。今日は升沢小屋までプラプラ歩いて来るのが目的で、僕の括りの中では登山の範疇に入らないので、そもそも歩き難いところをわざわざ歩くと言う気構えがなかったと言える。

下山途中には、お約束の岩に立ち寄る。
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S木さんに挨拶して帰るのだ。
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線香じゃなくタバコを供える。S木さんがうまそうにタバコを吸う姿を思い浮かべる。

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下山して、久しぶりに氾濫原の伏流水の出口にあたる、ヒラコ沢の滝を見に行って来た。
この滝の上部は、ちょっと進むと水がなくなる。以前、そのまま沢状の窪地を忠実に辿ったことがあって、それは氾濫原へ行き当たる。

今日のお仕舞はツキノワグマのこと。
旗坂キャンプ場から下って来て、小荒沢に架かる橋を渡ってすぐ右手の杉林。
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ごく最近のものと思われる、クマの樹皮剥ぎの跡を見つけた。
前記事でも書いたけれど、クマにとって道路は行動を妨げるものではない。
道路のすぐ脇だってクマが日常的に動いてるってこと。
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道路に面した古い電柱は、格好のクマの寄り付き場。
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しょっちゅう、こんな事(背擦り)しているんだろう。(過去写真)

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良く見てみると、クマの毛が残っていたりする。

山中で満開のシロヤシオを見れば、心が和み美しさに感激する。
道路端でクマの毛を見つければ、そのクマの姿を想像し、楽しくなる。
(近くにいるかも知れないので、無防備で杉林の中をうろつくのはヤメましょーね!)




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by mt1500funagata | 2018-05-19 22:11 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(4)

某テレビ局からツキノワグマに関する取材の依頼が来た。
クマとバッタリ遭遇しないために、僕のやってる対策とかクマの習性とかを取材したいとの内容だった。
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でも、前日の夜(昨夜)に急遽取り止めになった。
理由は、クマの居るようなところには近づかないように呼び掛けるマスコミが、クマのいるところに取材に行くのはケシカラン!ってエライ人に言われたらしい。

僕は一瞬、耳を疑った。ツキノワグマは何処にでもいるのに・・・。
泉ヶ岳にも桑沼にも七つ森にも鈴沼なんていっぱいいる。ちょっと山間の民家の庭にだって栗や柿を喰いに来る。初夏や紅葉の桑沼や鈴沼なんてテレビで映せなくなるのか?

スタッフの方は、正しくツキノワグマの事を伝えたいという強い気持ちでいたのですよ。正しく乗り方を教えもしないで、自転車は危ないから乗っちゃイケマセン!って、わからず屋のママみたい。
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まあ、取材がなくなったってのは僕にとっては別に構わないのだけれど、日曜日のブナの会の観察会の時にも前宣伝しちゃったからねえ。今度の火曜日の朝にロケして水曜日に流れるって。録画をセットした人もいるだろうし都合をつけてテレビの前で待っている人もいるかも知れない。
だから、こうしてブログ上でお伝えする訳だけれど、すべての人がブログを見ている訳ではないからねえ。

すみませんねえ~。中止になっちゃいましたよ。

ツキノワグマと無駄な遭遇をしないよう、スタッフの方は一生懸命に取り組んで来たのだけれど、自然や野生動物のことを全く知らないエライ人の鶴の一声で決まったらしい。

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取材が入ろうが無かろうが、僕はいつも通りに早朝の嘉太神の森へ足を運んだ。
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コナラの幹にはツキノワグマの爪痕。

僕は森に入る際にラジオや熊鈴は持たない。微かな足音や気配を感じられなくなるから。時々ホイッスルを鳴らしたり「ホーイ!ホッホー!」って叫んだりしている。
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樹上には昨年ドングリを喰った熊棚。

ツキノワグマの足音や気配も様々。
普通にガサッガサッって人と同じような足音の場合もあれば、細い小枝が小さくパキッと折れる僅かな音だったり。フッフッー、ブルブルッって息を荒げて歩き回ってるクマもいる。

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勢いづいてきた木の葉に隠れて、熊棚も分かりにくくなってきた。

最近は熊撃退スプレーが必須携行品。クマのことを知れば知るほど、これは離せなくなる。

路肩に停めたジムニーのすぐ近くの木にも爪痕がある。
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この爪痕は多分、子グマのものではないだろうか?

母グマが食餌や休んでいる間に、子グマが近くの木に駆け登って遊び回る光景を何度か見たことがある。
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車が通る道路の近くだから、クマと遇わないなんて思っていたら大間違い。道路は動物たちの行動圏を遮断するものではない。

車が近づいても、藪にひょいと身を隠し、やり過ごすクマを何度も見たことがある。

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僕は、クマのことを「正しく知って正しく怖がる」事が大切だと思っているのだけれど、道路っ端で「クマが居るような奥まで入らないから大丈夫」と言いながらフキ採りしてる人や、嘉大神とか特別な地域にしかクマがいないと思っているテレビ局のエライ人は、正しく知っていない。

クマは山沿いの森や林だったら何処にでもいる。
これがクマを正しく知る第一歩。

七ツ森とか桑沼とか山沿いの遊歩道や登山道、山菜採りやキノコ採りに行くような場所にはツキノワグマは居るってことを前提に行動することが大切だと思う。
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これからの季節、ウワミズザクラの実なりが終わるころまでの間は、親離れ前の二年子が訓練のために積極的に襲ってくる場合も多くなるので、より一層の注意が必要になってくる。

以上、色々と書いてきたけれど、まだまだ書き足りない部分も多い。コメント入れて貰えれば、僕の出来る範囲でお答えしたいと思っています。

まあ、ほとんどの場合はクマにこちらの存在を先に知らせてやれば、特別な個体やよっぽど運が悪くない限り襲われることはないだろうから、闇雲に恐れる必要はないと思っています。

クマの唸り声よりも、ニンゲンシャカイでは鶴の一声のほうが怖いかもね?

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by mt1500funagata | 2018-05-15 13:02 | Trackback | Comments(9)

ブナの会で後白髭山へ

船形山のブナを守る会、新緑の観察会で船形連峰 後白髭山へ。
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今年は4月に夏のような気候が突然訪れて、例年より多いと思っていた積雪も一気に融け、逆に例年に類を見ないような残雪の少なさ、植物の命の動きの早さが目立った。

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今回のリーダーは、ここ後白髭山のブナ林を守ることに情熱を燃やした「仙台のブナ林と水・自然を守る会」で中心メンバーの一人として活躍していたS氏。もちろん個人的には船形山のブナを守る会の会員でもある訳だけれど。

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下部のブナは、例年になく緑の葉っぱを広げ、すでに初夏のブナの装い。

僕らは今、ここ後白髭山のブナ林を見て、その生命力と美しさに感動を覚える訳だけれど、このブナ林を守ることに命を燃やした人たちがいたことを忘れてはいけない。

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県内屈指の長さを誇るこの尾根の雪堤の状況や周りのブナ林の美しさをブログを通して伝えることは、勿論有意義なことではあるけれど、僕にはもっと他に伝えたいことがある。

昨年の記事も参照してほしい。


唯一僕の手元に残っていた「仙台のブナ林と水・自然を守る会」会報(2002年8月)
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裏面に今回リーダーだったS氏の「猩々池紀行」と題する一文が紹介されていた。
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梅雨の猩々池は霧が深く立ちこめていた。池の周辺の木々には無数のモリアオガエルの卵塊があり。梢はその重さで深く垂れたいた。十数年前、この猩々池周辺のブナ伐採を目的とする林道の計画があったが、発足間もない当会の粘り強い運動でこれを阻止した経緯がある。当会の発足が一年遅れていたら。今ここにある猩々池は消滅していたに違いない。
それにしてもなんという数の多さだろう。子供の頭ほどの卵塊が、数百いや千は越えるかもしれない。木々の下の枝は勿論、かなり上部の枝にも卵塊があり、そのすべては下方に猩々池の水面があった。その一つが突然風に吹かれて池に落ちた。瞬間、イモリの集団が卵塊に頭を突っ込み、貪り食いはじめた。凄まじい光景だ。池の底を見ると異常なほどのイモリがいた。イモリの数とモリアオガエルの卵塊の数には絶妙のバランスがあるのだろう。それが自然の豊かさなのか、脆弱さなのかは私にはわからない。
いずれにしても、この周辺が自然のままに残せたことに誇りを感じた。
池には夕闇が迫りつつあったが心は少し明るくなった。
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実際に自然保護活動に携わった方ならではの、16年前の名文でありますね。

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ブナの会の観察会の目的は山頂を踏むことではない。
残された豊かな森に身を置き、そしてそのありがたみ・美しさを感じること。

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残雪の尾根を歩き、ブナの新緑に包まれたならば、それで十分。

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後白髭山を背景に立ち姿の美しいブナが、僕ら一行を見送った。

下山して、帰り道は少し遠回りで林道を走り、
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シャガ畑を見に行った。
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少し雨に当たったのか、花びらに残された水滴が美しさを一層引き立てていた。



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by mt1500funagata | 2018-05-13 22:40 | ブナの会行事 | Trackback | Comments(2)

新緑 岩魚 しどけ

GW最終日、岩魚を獲るために沢へと向かった。
多くの人が岩魚を求めて、あっちの沢こっちの沢へと入ったことだろう。
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多くの釣り人が入った後の沢での岩魚釣りは不利なのだけれど、僕が向かう沢は多分誰も入っていないんじゃないかと思う。

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まったく沢の気配すら感じられない藪の中を行く。

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ブナの葉がもうこんなに開いて色も濃くなってきた。それほど標高の高いところではない。

天然林から人工林へ、また天然林にもどりケモノ道をしばらく歩くと、
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沢音が聞こえてくる。
この場所へ道路近くの入渓点から釣り上ってくるのは大変。多くの釣り人はこの沢の合流点の下流域で竿を出しているのだと思う。

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僕はこの沢へは年に一度しか入らない。
って言うか、岩魚釣りのために沢に入ること自体が年々少なくなってきている。この沢へ初めて来たのは岩魚釣りを覚えたての頃で、その頃は地形図と睨めっこしながら人が入らなそうな沢を探すのに躍起になっていた。藪を漕ぎ尾根を越えて崖を降り、やっと目的の沢に着いてみたら釣りの対象になるような沢じゃなかったって経験も沢山した。

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その蓄積があるから、塩焼きサイズの数を揃えるのなら○○沢、大物狙いなら××沢って船形山系で行く沢が決まってきている。

岩魚釣りって難しいんですか?って先日聞かれた。簡単ですよ!って僕は答える。だって人が入らなくて岩魚が居る沢だったら、岩魚は簡単に釣れるのだから。泊まりの沢登りで入る沢なんて、日帰りの釣り人は勿論いない訳で、大きいサイズがバッカバッカ釣れるものだ。

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雪崩の跡を横目に見ながら順調に釣り進み、予定していた数が揃った。
なので、もうお仕舞。
時間の許す限り釣れ続けるので、僕はこの沢での数を予め決めておいて、それ以上は釣らないようにしている。

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沢から上がる斜面にシラネアオイが咲いていた。
氾濫原あたりのシラネアオイは多くの人に見られるけれど、この一輪は僕が見なかったならば誰の目にも触れることはなく、花期を終わらせることだろう。
出会えてよかったね!

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山菜の王様と称せられる、しどけを採って来られるのも、岩魚釣りの楽しみのひとつ。
僕は山菜の中では、しどけが一番好きかな。

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せっかくなので、炭火をおこし焼き涸らしてみた。
骨まで丸ごと食べられるようになる。

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しどけは、生姜しょう油とマヨネーズ和えにしてみた。左上は、大和町産椎茸バター焼き。
膳と食器はチバ家伝来の家名入りの漆器。

「新緑岩魚御膳」
都会の店だったら、けっこうな値段で出せるんじゃないかな?
↑↑↑これは、全部タダだけどね!


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by mt1500funagata | 2018-05-06 22:27 | イワナ&沢 | Trackback | Comments(2)

嘉太神の森にトレイルカメラをセットして、しばらく放置していたのだけれど、ツキノワグマは来なかった。
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嘉太神の森のなかでも、ここは色々な動物たちが集まる場所。
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この爪痕は昨年の秋にはなかった。という事はこの春にツキノワグマはここへやって来ていると云うこと。
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こんな、アリの巣はツキノワグマにとっては格好の餌場になるはずだと思った。
YouTubeに投稿されているトレイルカメラの動画では、多くの場合米ぬかや××の油とかで誘因(おびき寄せる)を掛けているようだ。でも、それでは自然なクマの行動を捉えたとは言い難いと思っている僕は、自然の餌場にカメラを仕掛ける。今の時期でもクマはアリを喰いに来るのだろうか?

=========
GWとは言え何かと忙しくしていた僕は昨日(4日)に時間を作り、嘉太神の森の観察はトレイルカメラに任せて、一切経山へ観光登山に出掛けた。
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歩きだしは雪模様。思いがけず冬山気分を味わうことが出来た。

隣県とは言っても、七つ森や船形山が近場の山と思っている僕にとっては遠出の気分。
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何度か登っているけれど、いつも雨降りの時ばかりで、この沼を見るのは初めてだった。
今回もガスってるし強風のうえに雪も降り、やっぱりこの山は僕と相性が悪いのだなあ~と思いながら山頂へ。でも、一瞬ガスが切れて沼を見ることが出来た。
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鎌沼の周りを歩くころには青空が広がった。

下山して、前日(3日)から今シーズンの営業を開始した幕川温泉へ。
目的は風呂と温泉の奥にある幕滝を見ること。
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ファンキーな橋が架かる遊歩道を歩くこと20分ほど。
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幕滝。
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滝好きには、たまらない見応えのある滝だった。
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人気の餃子のお店は、2時間20分待ち。足湯のはしごなどして時間をつぶした。
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福島市内で晩飯と言えば、↑↑↑これに限る。

==========
そして、今日は日中の用事を済ませ嘉太神の森へと向かった。
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前回来た時も、沢を挟んだ向こうにツキノワグマの気配を感じた。
今日は、僕の「ホーイ!ホッホー!」という声にツキノワグマの当年子が反応した。
「クッワクッワ・・・クウォーン」と子グマの声が聞こえてきた。

でも、カメラに映っていたのは、
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イノシシと
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カモシカだけだった。

新緑の季節はアリよりも、もっと良い食い物があるのだろう。




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by mt1500funagata | 2018-05-05 21:57 | ほかの山 | Trackback | Comments(2)

朝仕事

無駄に早起きな僕は、早朝から活動を開始する。
薄暗いうちから珈琲を淹れて、ジャケットを羽織りジムニーのエンジンを掛けて山のほうにパトロールに出かける。

薄暗い森では素敵な出会いがあるけれど、写真撮影には向いていない。
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とても良いロケーションでのカモシカとの出会いだったけれど・・・。
カメラの設定を間違えると、↑↑↑こんなブレブレの写真になってしまう。ひじょーに悔しいですね!

悔しいから、いつもの嘉太神地区から離れて、七つ森笹倉山を周回する伊達山林道に向かった。
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ジムニーで林道を走りながら、動物たちが出て来やしないかとキョロキョロしていた僕は、道端にこの辺では珍しい花を見つけた。
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数年に一輪しか見ていない僕にとって珍しいだけで、けっこう咲いているのかな?

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笹倉山登山口の御門杉で会った、山菜採りベテラン風のお姉様二人連れに、「この辺でニホンジカ見たことありますか?」って声を掛けた。
「ヌホンヅカスカ?ミダゴドネーヌャア~。カモスカダノクマダノダラナンボデモアッケットネエ~」と、文字で表すのは非常に難しい答えだった。「ニ」と「ヌ」の中間の発音って、どう表せばいいんだろう?

さて、今日の山での朝仕事。
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朝飯前の時間をちょっと使ってという程度だったら十分でしょ。家族で2~3日は食べられるからね。

山や森ばっかりじゃない、家での朝仕事もあるのですよ。
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早朝の時間を使って、
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庭の一部にこんなの作ってみました。


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by mt1500funagata | 2018-05-02 22:03 | Trackback | Comments(0)