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カモシカの憂鬱

船形山の麓、達居森近くの明ケ沢って地区。
この辺りを棲み処にしているカモシカは途方に暮れていた。
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「小鮒釣~りし かの川~♪」はコンクリートで囲われた水路となってしまった。
急峻な崖でも平気で登り降りするカモシカではあるけれど、これじゃあ全く手も足もでやしない。
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助けを求める哀願??違うでしょ・・・。
何かを訴えてるような目だ。
「不自然なものばかり作ってるといつか落ちるのはアンタたちだよ」

船形山とか栗駒山の山麓に「不自然でいらないモノ」を処分するための施設を作ろうとしている「不自然なヤツら」がいる。落ちない保障はないというのに。

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このカモシカは大和町職員の皆さんのおかげで無事に森に帰ることができました。


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by mt1500funagata | 2015-05-28 00:13 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

小荒沢林道は通行不能

船形山の一般的登山ルートとなっている大滝コースへのアプローチルート、旗坂の内水面水産試験場の辺りから大滝キャンプ場へ通じる小荒沢林道。

大和町と色麻町の通称「郡境」の手前200m地点、2015年5月24日現在の様子。
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自動車の通行不能です。
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いつもの崖崩れだけじゃなく、ブナが数本根っこごとずり落ちてきて林道の真ん中に仁王立ちしている。
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崖の上部も崩れ落ちるのは時間の問題。

4月の時点で、林道を管轄する北部森林管理署には報告済みではあるけれど、重機入れないと撤去は無理。

予算作って入札して業者決めて・・・って、開通は早くても7月かなあ?

大滝キャンプ場まで、あと約4km。ここから歩いても升沢コースより短いので、林道をゆっくり歩くってのも、いつもと違う発見があったりして楽しいかもしれませんね!

****追加情報************
6月末に撤去作業は終了し通行可能となっています。
http://bunatayori.exblog.jp/24353279/

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by mt1500funagata | 2015-05-25 06:16 | Trackback | Comments(2)

船形山のブナを守る会が「森の再生復元を願ってお手伝い」と言うテーマで、杉の不成績造林地で除伐・間伐を始めたのは平成13年のこと。
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僕は1回目から参加しているので、この杉林との付き合いも15年目になる。
もちろん勝手にやっているのではなく、森林管理署の許可をもらい、作業に当たっては職員からの指導もちゃんと受けている。
当初は手入れされていないが為に、日当たりが悪く育ちの悪い杉が目立ち、見通しも利かなかったのだけれど、十数年を経てなんとかちゃんとした杉林の様相になってきたようだ。

今日はこの林班での間伐。そして、その間伐材を使って、船形山山頂避難小屋のストーブの燃料となる薪を作るために集まった。
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間伐する木を選んで受口と切口を決めて狙った方向に倒せるようになったら合格点。みなさん上手になりました。
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丸太を薪としての手ごろな長さに揃えます。
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今度は薪割り,今回は女性のパワーを沢山戴きました。
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出来た薪は秋まで乾燥させ船形山が紅葉に染まる頃、山頂避難小屋に担ぎあげる。
今年は10月8日に薪の荷揚げが計画されている。

皆さん汗びっしょりになって作業に当たったのだけれど・・・
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右手を骨折している僕は何も出来ない・・・。
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○○汁が出来上がるのを待って
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食べることしか出来なかった・・・・。

作業には参加できなかったけど、森の中で過ごした一日はとても楽しかった。



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by mt1500funagata | 2015-05-25 05:37 | ブナの会行事 | Trackback | Comments(2)

白いお花とブナの森

船形山辺りのブナの森は白いお花でいっぱいだった。
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今年は雪どけも早く、例年より季節が2週間くらい早く進んでいる。

県外に行っている間に、氾濫原の一番良いタイミングは逃してしまったようだ。
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そんな訳で身体もちょっとお疲れ気味の僕には、船形山の麓のあそこら辺をゆっくり歩くのがちょうどいい。
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昨夜からの雨が降り続いていたけれど、ブナの森は傘いらず。
ほとんど雨を意識せず、緑の濃くなってきたブナ林をゆっくりゆっくり歩く。

雨上がりが近いのか、鳥の声が賑やかになってきた。
カッコーとツツドリが交互に啼いている。初夏ですねえ!

少し標高を上げると・・・
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ブナの森の林床にはニリンソウのお花畑が広がっていた。
雨は弱くなってきた。ここのところ山に来るのは良い天気に時ばかりだったけど、雨の日もいいねえ。森の色が落ち着いてるってゆーか、深みをカンジるよね!
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僅かに水滴をまとったサンカヨウも色気があっていいねえ!

尾根道にはシロヤシオがたくさん咲いていて、白いトンネルの中を歩いているようだった。
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花にばかり見とれていると見逃しちゃいますよお~!
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キノコ採りって秋だけじゃないんだ。ヒラタケだよ~。
シメジ科ヒラタケ属のキノコでありますが、清水大典著「原色きのこ」によりますと人口栽培され一般的に「シメジ」って売られているのは、実はこのヒラタケなのだそうです。

と、ゆーことは・・・
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こんなカンジで・・・
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カニピラフなどに加えて食べると、それはもう!美味い訳ですね!

焼きうどん食べて、カニピラフ食べて、コーヒー飲んで、東屋で寝っ転がっていたりすると雨もすっかりあがり青空なども出て来たりする。

スタスタ歩けば午前中の早い時間だけで行って帰ってこれるトコロなのだけれど、敢えてゆっくり過ごす。
そうすれば・・・

「昼めしの時にキノコどうだい?少し持っていきなよ!」
 
ってブナの爺様の声が、あなたにも聞こえるかも知れない。

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今年はブナの実つきが良い年になるだろう。



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by mt1500funagata | 2015-05-16 21:52 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(6)

この尾根道を歩きた~い! この森で眠りた~い!
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2月から決めていた。
そして、いよいよテントを担いでやってきたのです。
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定義林道は普通の乗用車は走行困難ですが、僕のジムニーのユキちゃんならヘッチャラなのです。8人分のザックをウッヒョー!って喜んで飛ぶように林道4Km地点まで運んできた。1時間30分と表示されている登山道をカラ身のメンバーはここまで50分で歩いて来た。

1985年から工事の始まったこの定義林道は、後白髪山の西側を流れる大倉川の左岸10数キロに渡って延びている。かつてはここから10キロほど先の赤倉沢に伐採作業の為の赤倉橋がかかっていて林道は船形山の山頂3km手前まで迫っていた。林道の両脇数十メートルを残しこの辺りのブナは皆伐され、杉の植林地では大量の除草剤デゾレートが散布されたという経緯がある。
1995年の集中豪雨で赤倉橋は崩壊し(今も大倉川にその残骸を見ることが出来る)そして1999年には船形山植物群落保護林としての指定を受ける。

かつての拡大造林計画によって伐られたブナも、今はキレイな二次林となって僕らの目を楽しませてくれるようになった。
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まるで初夏を思わせるようなブナの二次林を怪しげな登山隊が進んで行きます。
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後白髪山の登山ルートは地形図上の登山道とは少しずれているので、この時期GPS頼りで歩くとなると間違いを起こす。今日はこの山を裏山と呼ぶ通称オッサンが先頭を務めているので安心して歩いて行ける。

標高1100m付近でテン場を決めて荷物をデポしたら、一応真面目に後白髪山頂を目指す訳です。
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慣れていない人なら尻込みしてしまうような急な雪の斜面を買い物用のエコバックをぶら下げたヨシコさんが登っています。ほかにも銭湯にでも行くんですかあ?って小さな手提げバッグを手にぶら下げただけのオッサンやらコンビニ袋に飲み物入れてるS氏等々・・・。まさに怪しい登山隊。
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 山頂からは船形連峰の主稜線がはっきり見ることが出来た。
山頂で昼ごはんを済ませたら、今回の山行の主目的であるテン場へそそくさと移動開始であります。

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焚き火を囲みバーボンを。
ビール、ワイン、日本酒それぞれ好きなものを呑みながら好きなものを食べた。
雪の上のテントで寝るのは久しぶりだったけれど、天候に恵まれて快適な夜を過ごすことができた。

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夜明け前に起きだして、朝日に染まるブナ林を眺めに行った。
東の空には霞がかかっていて、期待したモルゲンロートは見ることが出来なかったけれど・・・
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陽が射し始めたブナ林を眺めていた僕のすぐ脇2mくらいのところを林から飛び出した金色のテンが駆けて行った。

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朝の射光を浴びながらテン場へ戻る道。蔵王屏風岳まで続いているような白い回廊であります。
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雪が残っている時期限定のブナ林でのテント泊。
今回もたくさんのブナに遊んでもらい会話した。
大統領ブナ、ファーストレディブナ、フレームブナ、etc・・・ブナの立ち姿を見てそのブナの名前を考える。
僕らのテン場を見おろしていたブナの巨木は僕らを受け入れてくれたのだろうか?

昭和の終わりから平成の初め頃まで、林野庁VS自然保護団体という構図の真っ只中にいたこの辺りのブナも今は安心して僕らを受け入れてくれるようになったのだろうか?

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ゆっくり朝ごはん食べたり、そこら辺を歩いたり、昼寝したり・・・まったりとブナ林の中で時間を過ごした僕らはとてもシアワセだった。
後白髪山のブナの皆様、大変お世話さまでした。
ありがとう。



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by mt1500funagata | 2015-05-03 22:58 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(4)