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初冬の升沢小屋は

升沢小屋は遠かった・・・
しばらくぶりに、登山装備で船形山へ
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何週も続けて通った旗坂付近のブナ林も雪景色に変わりました
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登山口から歩き始めてすぐツキノワグマの足跡が。ほんの少し前にここを歩いたようです。
まだ冬ごもりはしていないんだね。
下山の時には20mくらいの所のササヤブでゴソゴソしているツキノワグマと出遭った。
「おーい」と声を掛けたらこっちを向いた。「何もしないから、こっちには来んなよ~」って言ったら、彼は「わかった」って云って向こうのほうへ走って行った。ツキノワグマと出遭った時には、ビビッて下手に出るより、上から目線でデカイ態度で臨んだほうが、言う事きくみたいです。(ホンマでっか!?)
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あとひと雪で完全に埋もれてしまう。春まで雪の下でじっと耐えているんだね。また来春会おう。
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冬の青空の下のブナを眺めていたら。近くからドラミングの音が・・・
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アカゲラでした。
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おっ!いいねえ~なんて言いながら写真撮って、楽しんでいたのもここまで。
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鳴清水でワカンを装着したのだけれど、それでも膝まで沈み、升沢小屋まで大変なひとりラッセルになちゃいました。スノーシューにすりゃ良かった。大人数でラッセルかます山岳会でも先行してくれりゃ楽なのになあ~なんて悪態つきながら、なんとか升沢小屋に到着。
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途中遊んでたのもあるけど、5時間もかかちゃったよ。
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西友で128円の煮込み天ぷらうどんも、卵とナメコのトッピングで二味アップ!
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下山して、里に戻ったのは日もとっぷり暮れてから。あ~~疲れた




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by mt1500funagata | 2013-11-30 19:22 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(4)

足もとの霜の降りた枯れ草の上をカサカサと近づいてきたのはイタチだった
晩秋というか初冬の夜明け前、僕は船形連峰のモルゲンロートを待っていた
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この季節、早朝のキリリとした空気の中に身を置いていると、心も身体も頭もすべて透きとおってくる
そして朝日が山頂からだんだんと下のほうへさがってくる光景には厳粛さを感じる
なにか計り知れない大きなものが、ずっと遠いところで動いているんだ
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白く縁取られた、キレイな落ち葉も今の季節今の時間だけ
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僕のとっておきの場所
この景色を見ればほとんどの人は、日本庭園みたいって言うでしょう
でも、こっちがホンモノですから
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たて位置でもどうぞ・・・見たまんまを写真で伝えるのは無理だなあ~、すごく素敵な場所なんだよ
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帰り道の七つ森湖畔  子供達が小さい頃この橋でプーさんの小枝投げ遊びをした
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トチの落ち葉の霜がとける頃、僕の自由時間は終わる



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by mt1500funagata | 2013-11-23 22:07 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(3)

朝の長者館山

目が覚めたのは夜明け前だった
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ここ10日ばかり、街の中の無機質な一部屋で夜を明かす日が続いた
でも、とても大切な時間を過ごすことができた
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久しぶりに家でゆっくり眠った翌朝に僕が向かったのは長者館山
西には船形山も一望に出来るし、東を向けば太平洋から遠く牡鹿半島も望むことができる
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ツキノワグマの足跡や
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カモシカの足跡は、すぐに見つかったけれど何処にいるのか姿を現すことはなかった
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雲に覆われていた船形山は、ちょうど誰か来たのだろうかって思ってカーテンを少し開いて様子を窺うように、ほんの僅かな時間だったけれども全容を現してくれた
そしてすぐ雪が降りだした
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麓の森は雨
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こんな晩秋の里山も好きだ

今夜は僕を見守り続けてくれた大切な人と過ごす最後の夜になる
それをわかって、山は一瞬だけ姿を見せてくれたのだろう


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by mt1500funagata | 2013-11-21 08:10 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(4)

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晩秋の朝、升沢しょい滝と向かい合った
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山は初冠雪、山頂へ向うのも良い具合の天候だったけど、今日の僕は、しょい滝に行きたかった
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朝の下草には霜が降りていた。陽に当たれば瞬く間に消えてなくなる儚い装い
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雑木林まで下りてきた船形山の紅葉。この道を辿り、二つの試練を越えると
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しょい滝が全容を現す
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この滝には神様がいる。船形界隈にはいくつもの滝があるけれど、僕の神様はここにいる。

・・・ただ呉れ呉れも云って置きますが神様がいるといってもそれはみんな私の頭のなかにいたと云うので決して偽(うそ)ではないのです。偽(うそ)でない証拠にちゃんと私がそれを云っているのです。もしみなさんがこれを聞いてその通り考えれば神様はまたあなたにもいるのです。私は時々斯う云う勝手な山野をひとりで勝手にあるきます。けれども斯う云う処へ行くとあとでたいへんつかれます。ですから斯う云う山歩きのはなしを聞くことはみなさんにも決して差し支えありませんがあんまり度々うっかり出かけることはいけません。全身ずぶ濡れになるかもしれません。・・・(この部分 宮沢賢治のパクリ)
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ここへ来て、なにを願うなにを祈るという訳ではない。ただ、この場所へ来たかった。
そして、短くはなかった人生の晩秋を迎えている大切なひとのことを想いたかった。
そのひとの銀河鉄道の発車時刻は迫ってきている。誰しもが必ず乗るのだけれど・・・。
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三週続けて訪れたブナ林。木の葉をすっかり落とし、じきに来る冬への備えは終わったようだ。
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山から帰ったら、大切なひとのもとへ逢いに行こう。


しょうゆ滝私的考察(しょうゆ滝って言われているけど本当は「しょい滝」だと思う)
http://funagatayama.web.fc2.com/index.htm
by mt1500funagata | 2013-11-09 23:14 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(1)

山はそれ自身が呼吸する巨大な生き物なのだ・・・
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先日の薪荷揚げ山行に参加してくれた、大学院生の女性から頂いた手紙の一文。
彼女は初めて船形山に登ったのだけれど、素晴らしい気づきだったと思う。
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そうだ、山の生き物すべてが呼吸をしているんだったって僕も改めて思った。
生物は、動植物みんな呼吸をしている。呼吸をしなくなった落ち葉や倒木はやがて大地に還る。
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自由な時間を作ることができた朝、僕は呼吸をしに雨の森へ向かった。
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空気と水と大地。そして植物と動物、微生物。「モノ」があふれている都会には呼吸する「生きモノ」は少ない。
仕事と称して都会の一角で生活している時間に感じる息苦しさは、呼吸をしない「モノ」に囲まれているからなのか・・・
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森をウロついていたら雨も上がり、木漏れ日がブナの大木の根元を照らした。
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山頂付近は良くなかった今年の紅葉も、森まで降りてきたら鮮やかさを取り戻したようです。
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晩秋のブナ林には、これから厳しい冬に向かう覚悟のような気配をいつも感じます。
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升沢の神様の通り道を守っているブナも鮮やかな黄色で染まっていました。
陽にあたる太い幹に触れた僕は、同じ場所で空気を共有し、静かにゆっくりとしたブナの呼吸を確かに感じた。
by mt1500funagata | 2013-11-04 19:30 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(6)