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ぶらぶら森散歩

山頂ばかりが山じゃない。
たまには目的を持たずに「ぶらぶら」と森をうろつくのもイイ。

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ウリ坊が「行っといでー」だって。

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誰ーれもいない、縄文の沼のほとりを歩き。

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誰ーれもいない、お気に入りのブナ林へ。
北泉ケ岳山麓、桑沼・スズ沼の南側に広がる平らなブナの森。道はないけど林床はすっきりしていて、ぶらぶら歩くにはちょうど良い。

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この辺一帯は縄文の森として整備されているらしい。
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縄文の森は,縄文の面影を残している優れた天然林や湖沼を対象に,自然と対話できる施設を整備し,文化・教育的活動と未来の生活に新しい活力を与える拠点づくりを目的として,「森林を通した縄文文化の掘り起こしによる人間性の回復」のテーマのもと,地形や生態系等の自然環境の保全を最優先とした自然志向型の施設として整備されたものです。(宮城県公式ウェブサイト)
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整備された歩道から離れ、整備されていない森を歩く。

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森は素敵な贈り物を用意して僕を待っていてくれたようだ。

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林道からも遊歩道からも、それほど奥まった所ではないけれど、縄文を感じるにはとっても良い森だと思う。

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桑沼のほとりに戻り、カツラの甘~い香りをお茶うけにポットに詰めたコーヒーを飲んだり、オカリナを吹いてみたり。
水面を渡り森に反響するオカリナの音色って、自分でも「おっ!だいぶ上手になったんじゃない?」って勘違いしてしまうほど気持ちがイイ。

水位が下がっていれば整備された歩道の対岸をぐるっと一周することができる。
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流木に残されたクマの爪痕に、僕は哲学をするツキノワグマの姿を想像した。

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さて、あなたはこの自然のオブジェに何を想像するでしょう?

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でっかいカツラ。

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大きさ比べ。

森と沼の周りをぶらぶら歩いた後は、泉ヶ岳の麓にある素敵なカフェ「Oregano Cafee」へ。
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自家栽培のオリジナルハーブティーと有機栽培珈琲を沢の流れる音を聞きながら頂けるお店。
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店内に映し出されるプロジェクターの映像は、船形の森の四季。とっても良いロケーションの素敵なお店。
ある男が詳しく書いているので、勝手にリンク貼ります。最近更新していないようだけれど、僕は更新を待っている。












by mt1500funagata | 2019-09-22 06:40 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(0)

スズ沼 穏やかな水面

船形連峰北泉ヶ岳山麓にあるスズ沼。
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訪れたのは午前中のそれほど早い時間帯ではなかったけれど、風も無く水面は穏やかに周りの森の姿を写し込んでいた。

穏やかな森の中で穏やかな水面を眺めたいと思って、ここへ足を運んだ。ここ数日、僕の心のなかは穏やかではなかった。

大切にしているものを守りたかった。

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行動を起こすべきかどうかも考えた。
考えた結果、見過ごすことは出来ない、譲れないものは譲れないと思い行動を起こしたのだけれど、納得感の全く得られない幕切れとなってしまった。僕は守ることが出来たのだろうか?

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穏やかな森で穏やかな水面を眺めれば、少しは心が鎮まるだろうか・・・。
ブナの森と沼の水は何も語らない。

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何も語らない森だけれど、僕は森の空気を感じた。

分かる人には分かる空気感。森に囲まれた静寂な沼は、さざ波すらたてることもなく静かに僕を包み込んだ。

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何を言っているのやら・・・分からない人も多いと思いますが、独りでつぶやきたいことも時としてあるものです。



by mt1500funagata | 2018-10-20 20:39 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(8)

森のカフェ「桑沼三湖」

珈琲を飲むために森へと向った。

森へ向うとお出迎えしてくれる連中がいる。
「いらっしょいまへー!」
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今日、最初のお出迎えはイノシシのウリ坊。子どもたち3匹で何かして遊んでた。

おっ!真っ正面には三つ指ついて丁寧にお出迎えしてくれているキツネがいますよ!
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キチンと正座して待ってくれていたようだ。
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ゆっくり道を譲りながら、「お気をつけて行ってらっしゃいませ」って言ってたように思えた。

タヌキにはちょっと挨拶して行こう。
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このタヌキには何度も会っている。家族全員が僕と顔見知りだ。
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このタヌキを含めて、今日は4匹のタヌキが出迎えてくれたけど、中には寝そべったままのタヌキもいた。

街中のオシャレなカフェもいいけど、動物たちがお出迎えしてくれる森で飲むコーヒーはもっと好き。
みんなと一言二言話しして、コーヒーを飲むために桑沼三湖のほうに向った。

最初に立ち寄ったのは、ハス沼。
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水量は大分減っていたけれど、濃いエメラルドグリーンの水面に周りの森を妖しく映す。
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そして、この草が生えているのはすべて水中。天然のアクアリウム、美しいです。

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桑沼の畔をぶらぶら歩き
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今年の紅葉は今ひとつだな~なんて思いながら

スズ沼へ
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石の配置が絶妙で、こちらのスズ沼は日本の心「侘び寂び」といったところでしょうか。
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半周回れば、苔むした倒木が縄文を思わせる。

コーヒー飲みに行くのはこの沼の水源。一昨年に見つけた「小さな泉」から湧き出る水で淹れたコーヒーを飲みに行くのだ。
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ホコリタケがホコリを吹いていた。そのまんまって名前はヒネリがないねえ。
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ホコリが出る前の純真なホコリタケ。まっ白くて弾力のあるキノコでマッシュルームの代わりにパスタに入れるといい味になる。

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スズ沼の奥のブナの森。林床がすっきりしてて気持ちがいい。
僕はこの明るいブナの単相林を「さりげなく美しい森」と呼ぶ。
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さあ、そろそろ目的地。
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この「ちいさな泉」から湧き出る、たまらなく透明な水が今日のコーヒーになる。
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風もなく時間が止まったような静かな森にコーヒーの香りだけが漂う。
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この一杯のコーヒーのために今日の一日があった。



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by mt1500funagata | 2016-10-15 23:30 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(2)

冬のハス沼

例年と比べて異常なくらい積雪量が少ない今年の冬。
雪が少ないならではの風景を探しにスプリングバレースキー場の脇から桑沼林道(通称)をハス沼へ向かった。
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積雪量は15cm~20cmくらい。こんなところを歩くのはクロカンスキーに限る。
ストックの先が地面の砂利に当たっているのが分る。
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家を出た頃は小雪が舞っていたけれど、歩き始める頃には青空が広がった。
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 桑沼の入り口までは数日前に大勢が歩いたようなトレースが残っていたけれど、
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桑沼の駐車場がある分岐から種沢林道(通称)に入れば、動物の足跡しか残っていない。
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・・・桑沼の下手に見られるハス沼は透明度にすぐれた、まさに原始恐竜の水浴び場のような神秘の湖である。桑沼、スズ沼、ハス沼の三つの沼は地下の伏流で結ばれており・・・中略・・・桑沼三湖と呼ぶにふさわしい湖沼群である(船形連峰御所山案内より)・・・
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ハス沼は新緑の頃、エメラルドグリーンの水を湛え神秘的な雰囲気を醸し出している。(5月撮影)

初めて訪れてみた冬のハス沼は・・・
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暖冬のせいだろう、氷結していなかった。
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湛える水量は少なく色もない。
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普段は森のなかで木の葉や藪で出来たレースのカーテン越しにその佇まいを見せるハス沼も、冬には来る人もいないだろうと思っていたに違いない。

でも、僕はそんなハス沼に会いに行く。


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by mt1500funagata | 2016-01-16 23:20 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(0)

桑沼あたりの紅葉がイイ感じになってきた。
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東北の山の稜線付近の紅葉は終わり、桑沼周辺の紅葉がキレイなこの時期は山登りしてる場合じゃあない。(あくまでも僕のことです)
いろんなものをトリに行かなくちゃならない。

最初のトリはヤマドリでした。
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ふてぶてしく逃げもせず僕を睨みつけている。
このヤマドリ、なんか強そうな感じしませんか?

ヤマドリさんに挨拶済ませたら、次はヤマブドウトリ。
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今年はブナやナラ、ナナカマドとか、山の木の実が豊作の年。
ヤマブドウも例外ではない。でも、このヤマブドウが手ごわい。
たわわに生ってるところは高さが5m以上あって、手を伸ばしてってのはもちろん、高枝切バサミ程度では届かない。自然の防衛力の凄さに手をこまねいて、ただ眺めるだけ。
・・・ってのは僕は違うんだなあ。秘密の道具を使って
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およそ5kgの収穫。
このヤマブドウを密閉型のビンに潰していれて、発酵させて自家製のワインなんかを作るのは法律で禁じられているので絶対にしてはいけません。
ジャムかジュースにしましょうね!

このあとキノコトリを目論んだのだけど、キノコ汁一回分しか採れませんでした。
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ちなみに、フライパンで肉と一緒に炒めてあるのは、僕の家庭菜園でアサトリの青梗菜。

あとは桑沼やスズ沼のシャシントリ
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午後の光が反射して水面が輝く。紅葉や黄葉の木々も輝く。
桑沼ってポピュラーな場所だけど、やっぱ良いトコロだと思う。
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あまりポピュラーではないスズ沼。
うーん、何回来ても良いトコロ!



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by mt1500funagata | 2015-10-17 23:50 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(0)

♪~ため息のでるような
   ♪~ブナの森の木漏れ日に
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♪~甘い恋を夢見る山男のこころよ
 ♪~金色に輝く紅葉の森のなかで
♪~ブナに恋をしよう
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3週続けて訪れたブナの森。
ちょっと立ち寄っただけではわからない森の声も聞こえるようになった。

僕は、艶やかな姿を水面に映す森を見てため息をもらし、
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青空に映える森を見上げてため息を漏らした。

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先週見つけた「ちいさな泉」
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この水の珈琲を飲みにきたのだ。
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美味い珈琲を飲むのだ。この水のためにスペシャルな豆を準備した。
美味しさに、またため息が漏れる。
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ふかふかに苔むしたテーブルと椅子でランチタイム。
小さなキノコがいいねえ~!
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目の前を遮る低木もなく、四方にブナの単相林が広がる。
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何度も何度もため息を漏らし、「きれいだ」とつぶやいた。

あと何週間かすれば、この森はモノクローム。
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もうすぐやってくる初雪のころにまた来てみよう。
墨絵のような森の風景に、ため息をもらすことだろう。


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by mt1500funagata | 2014-10-25 20:00 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(4)

桑沼の源頭 小さな泉

十数年ぶりだろうか?こうして色麻大滝と向かい合うのは。
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あることを確認したくて、秋晴れの船形山周辺にやってきた。
「あること」については、別記事で書くつもりでいます。待っててね!
色麻大滝に来たのは、どっちかって言えば「ついで」(失礼)。
色麻大滝大龍神は、秋の彩りを添えて美しく荘厳に保野川の水を豪快に落としていた。

その足で向かったのは・・・
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先週に引き続き「スズ沼」
先週より今週のほうが沼周辺の彩が冴えていると思ったから。
来週のほうがイイかもね?来週も来てみようと思う。

さて、ここスズ沼が桑沼の水源であることはご存知の方も多いと思います。
沼のまわりを一周しても、桑沼には流れ込む沢がありません。
ここスズ沼は畔から良く見れば、水が湧き出ている所を何箇所か確認することが出来ます。その水が地下伏流となって桑沼に流れ込んでいるらしいんですね。

今日はさらに、その上流。
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スズ沼に流れ込んでいる沢を源頭まで行ってみた訳です。
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僕も初めて足を踏み入れた平坦なブナ林のなかを静かに流れていた。
沢登りの対象となるような沢のように、標高を上げるにつれてだんだん細くなって、最初の一滴に行き当たる・・・ではないと思った。
この先に水が湧き出ている小さな「泉」があるのだ・・・と思った。と言うか確信に近い思いだった。
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確信は当たっていた。
苔むした太い倒木の先に、その「小さな泉」はあった。
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この倒木の左端の窪みに「小さな泉」はあった。
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直径30cm程度の水溜りは水素のように透明で、小さく湧き出る水が沈んでいる落ち葉の形をゆらゆらと揺らすことで、その水の存在を示していた。
そっと手を入れてみると、確かに地表から湧き出る水が心地よく僕の手のひらを上へと押し上げた。

以前訪れた割山大滝の源頭もこんこんと湧き出る泉だった。
(リンク:ブナの便り平成14年4月29日参照)
その湧き出る水は桑沼からの伏流水だろう。
この「小さな泉」は、どこからやってくるのだろう?
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ブナの森でつながっている水と水。
そして、水は僕らの命とつながっている。




by mt1500funagata | 2014-10-19 19:45 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(6)

森で休日を・・・

ゆっくり過ごしたいと思った休日の朝、森へ向かった。
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森の中の癒しの庭園。
もちろん道はない。
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とっても美しい場所。
もちろん誰もいない。
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水が少なくなって周囲をぐるっと一回りできるようになった桑沼。
沼の周りを2時間かけて、ゆっくりゆっくり歩いた。
庭園は桑沼の遊歩道からヤブの中に分け入り、しばらく歩くとそこにある。
スズ沼って言います。
数年ぶりに行ってみたのだけれど、以前と変わらない美しさで森の中にあった。

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周辺のブナ林は秋の装いをはじめていた。

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水際に立つカツラの巨木。沼の水位が平常だったら近づくのは容易ではない。
比較するのもがないので大きさを伝えるのは難しいけれど、大きく張った根は僕の家の庭には収まりきれないほどの大きさ。
巨木と向かい合った僕は「てんで歯がたたないなあ~」ってフレーズで頭がいっぱいになった。
具体的に表現できないけれど、「てんで歯がたたない」のだ。

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苔むした倒木の上、ほんの数センチ四方の中にも宇宙が広がっていた。
小さな生命を育んでいる倒木はほとんどが土に埋まり、地表に出ているところは厚い苔に覆われている。
枝から落ちたブナの実が発芽し、幾多の生存競争に勝ち残り成長し巨木となった。
何百年ものあいだ沼のそばに黙って立っていたブナも歳を重ね太い幹には洞ができ、動物たちは何世代にもわたってこのブナの洞を休み場としたことだろう。
やがて朽ちる時がやってきた。
尾根から吹き降ろす風に身を任せ沼のほとりに悠然と横たわったのだ。
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倒れたブナのあとには新しいブナが生長し、倒木の上に何回も何回も落ち葉を降らせ、その葉は腐葉土となり倒木を埋めて行く。
木肌の苔もだんだんと厚みを増してゆき苔の上に落ちた木の実が発芽できるまでの厚さになった。

足下の僅かな小さい1コマのなかに、何百年という時間の流れを想像する。
森の時間に僕は「てんで歯がたたない」

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森のなかにあるお気に入りのカフェへ。
とっても素敵なお店なのだけれど、いつ行ってもほとんどお客さんはいない。
「お客さんも来ないだろうから、そろそろ閉めようと思ってたのよ~」
って、まだ早いんじゃない?
別な意味で、ここも森の時間だなあ。
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コーヒーだけ注文したのだけれど、ケーキも出してくれた。
テラスの向こうの森から拾ってきた栗を練りこんだロールケーキ。
「お客さん来ないから一番美味しいトコはワタシ食べちゃった」
って、森のカフェらしい?なあ~。
外の森を眺めコーヒーを飲む時間は、ゆっくりと過ぎて行った。

人がたくさんいる観光地に出掛けたり街での買い物や食事は、僕にとっては休日と言えないなあ。
森の中で静かに過ごす。
こんな休日の過ごし方、どう?


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by mt1500funagata | 2014-10-13 20:45 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(0)