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カテゴリ:野生動物との出会い( 108 )

野外赤外線センサーカメラをトレイルカメラって言うんですね。
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昨年はツキノワグマがミズバショウを喰ってる姿やカモシカの死骸を貪り食う映像を捉えて、ローカル3局全国ネット3局で動画が流れるという大活躍してくれたトレイルカメラが残念なことに盗まれてしまった。

今年買いなおしたトレイルカメラには、文字を削り込みチェーンで鍵もつけた。
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盗まれたあと、偶然の出会いや痕跡からその営みを想像するってだけでも良いかなあと考えていたのだけれど、偶然では目にすることが出来ない野生動物の行動に対する興味は、それに勝るものがあった。

先週設置した場所は失敗だった。
直射日光をもろに捉えて作動してSDカードの容量がすぐにいっぱいになってしまい、肝心な動物の記録を多く撮ることが出来なかったのである。
簡単にいうとセンサー部から扇状に温度差を検知し作動する仕組みなので、直射日光が当たり暖かくなった木の枝や笹の葉が風で揺れると作動してしまうって訳。それで昨日の朝、場所を変えたので今回は思っていたような継続的な観察は出来なかった。

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昨日設置しなおした場所。という事は観察は一晩だけという事になる。でも、空振りはないだろうと思っていた。ここは、ケモノ道の交差点なのだ。
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右手の杉林の中には↓↓↓こんな道。
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左手の雑木林には↓↓↓こんな道が出来ている。
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この横切る道は、おそらくイノシシ以下の中型~小型のケモノ道。

ツキノワグマの道は別にあって↓↓↓昨年の糞が目印になって、
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昨年は、この尾根を横切る道を歩くツキノワグマと10mの距離で出会っている。
今年の糞が見られるようになったら、ここに設置するつもりで、今回は云わば練習なのですね。

練習で撮れた映像が↓↓↓これら。(動画からの切り出し)
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タヌキ2匹
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タヌキ
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イノシシ

場所を替えた冒頭の場所
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イノシシが尾根を歩いてきて、交差点を右折した。

ほらね!踏み跡で想像したとおり、交差点になってるでしょ!

あと1週間、観察を続けたらどんな動物たちが、どれくらいの頻度でこの道を歩くのかが分かってくるだろう。

今日、カメラのSDカードを交換している僕の後ろでガサガサって音が聞こえた。
振り向くと僕に気づいたテンが踵を返して歩いて来た道を駆け戻って行った。
今まで見たテンの中では一番大きく、全身が白い毛で覆われた美しいテンだった。

この道はテンも歩くのを自分の目で確認したけれど、センサーが感知してからカメラが作動するまで僅かなタイムラグがあるので、小走りのテンはカメラに映らないだろう。目視できてよかった。

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ここへ行く時の必須携行品。空身じゃあ怖くて歩けない。

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by mt1500funagata | 2018-03-17 21:14 | 野生動物との出会い | Trackback

大和町吉田地区の明ケ沢って集落。
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前記事で書いた、ニホンジカのものかも知れない、糞?を見て声?を聞いた(どちらも確実ではない)のがこの集落の裏にある山林。

どうにも気になってしょうがない僕は時間を見つけては、この山林へと向かう。
大和町の担当課職員に話をしたら写真はあるのか?と聞かれた。
僕は写真を突き付けて生息を確かなものとして対策を講じるように働きかけて行きたいと思っているのである。

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山林のケモノ道。ニホンジカの声らしきものが聞こえたのは、ここの左手上部の丘の上。

ここから、カタクリの群生で有名になった大衡村の達居森は山を挟んで反対側。という事は、達居森のカタクリを毎年楽しみにしている人にとっても他人事ではないのですよ。僕が大和町内でイノシシを初めてみた時から3年後には、いたるところにイノシシのヌタ場や食痕が見られ、イノシシと出会うのは日常のこととなった。
今から3~4年後に達居森の北側、カタクリの咲くあたりの下草が喰い尽くされるってことも、このままでは想定内の話になってくる。
農林被害だけでなく僕ら山岳愛好者にとってもニホンジカの生息域拡大は深刻なこと。カタクリ楽しみだわぁ~とかカタクリ綺麗ねぇ~なんて呑気なこと言ってる場合じゃなくなる時がすぐそこまで迫ってきている。

もしニホンジカを見かけたら、県でも役場でも森林管理署でも報告をして対策を講じるよう申し入れるって具体的な行動を起こすようにしましょうよ!行政はなかなか動かないですよ。
僕自身も狩猟免許を取得することを真剣に考え始めた。手をこまねいて懸念するだけしか出来ない今の立場には、とてももどかしさを感じている。

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足跡や食痕などを注意深く観察しながら、山林の中をゆっくり歩く。これは、絵にかいたようなイノシシの足跡。
主蹄の後ろに副蹄の跡がはっきり残っている。
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こうしてイノシシとカモシカの足跡の違いがすぐ分かるようになったのも、ここ数年のこと。イノシシが大和町に現れ始めの頃は、カモシカとの区別が難しかった。それほど数年のうちにイノシシの足跡を見る回数が爆発的に増えたってことだと思う。

あと数年でニホンジカを見る回数が爆発的に増えてくるように思えてならない。

***まるでニホンジカが悪者のような書き方になってしまいましたが、ニホンジカに責任はなく元を質せばニンゲンの責任であると思っています。


最後に、カモシカはど~こだ!???
皆さん,分かりますかあ~?
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この中にカモシカがいる。とても美しいカモシカですよ。
ちょっと小汚いほうが保護色としては優れているんじゃあないかと思います。

ちょっとズーム。
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ここ、ここ!

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こっこだよー!
顔や毛並みがとても美しい綺麗なカモシカでした。


by mt1500funagata | 2018-03-14 21:58 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

成長するツキノワグマ

2013年4月16日
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船形山へ向かう途中の沼のほとりに小さいツキノワグマがいた。(携帯電話のカメラで撮影)

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大きさから見て、初めて単独で冬ごもりした後の子グマだと思う。
という事は生後2年2ヵ月前後と推定される。

週末に山に行かず、早朝の散歩でも森の動物たちと会えない日々が続く僕は、過去に撮影したクマの写真などを見て森の動物たちを想っている訳です。

僕が今まで写真を撮ることが出来たクマは延べ32頭。
写真を撮れなかった出会いのほうが多いので、クマと会った(見た)回数は倍以上という事になる。
撮ったなかで確実に同じクマってのが複数あるし、クマの写真を多く撮れるフィールドは狭い範囲なので実数は20~25頭くらいかも知れない。

そんな中で、面白い発見をした。
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2014年5月18日に会った、この子グマと・・・
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2017年9月10日に会った、この逞しいクマ。
さらに冒頭の2013年4月に会ったクマ・・・同じクマなんじゃないか???

13年と14年は、まったく同じ場所。

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2014年5月に会ったこのクマは1年前に会ったクマと同じクマだとしたら生後3年3ヵ月前後と推定される。ニンゲンの年齢に換算すると、13~14歳くらい。
別なクマだとしても、性成熟している大きさではないので、生後2年3ヵ月前後だろう。
いずれにしてもニンゲンで言えば中学生くらい。

ツキノワグマの年齢をニンゲン年齢に換算するのに、全身の生理状態を統括した絶対的な換算方法はないのだけれど、北海道野生動物研究所のレポートによれば、
=====
生物の要は種の維持にあるから、繁殖年齢の一つである出産年齢を基 準に羆と人の年齢を比較する方法がある(門崎が開発した)。換算法は野生羆の出産年齢の範囲 は 4 歳から 27 歳であること(門崎の報文にある)。そして、婦人の出産年齢は 15 歳から 53 歳 (札幌医科大学田中昭一助教授)ぐらいであること、を基準とし、算出する方法である。式は 次のように表される。 (羆の年齢―4)×1.652+15=人の年齢である。なお、羆の出産期は 1 月から 2 月中旬 であるから、野生羆の年齢推定に当たっては出生日を便宜的に 2 月 1 日に統一して計算する。
羆の年齢 4 歳は人に換算すれば 15 歳であり、羆の年齢 27 歳は、人では 53 歳である。
(北海道熊研究会報 第23号より)
=====
ということらしい。

ヒグマとツキノワグマの違いはあるけれど、ツキノワグマも性成熟は4歳であることから、ほぼ同じと考えて良いだろう。

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2017年9月に会ったこのクマが同じクマだとしたら推定6歳7ヵ月もしくは5歳7ヵ月。
ニンゲンの年齢に換算すると、17~20歳くらい。

明らかに別なデカグマと比べてみると・・・
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お腹のあたりの締まり具合が若々しく見えて、体格の良い二十歳前の若者って考えれば体形的には納得できる。

さて、この2頭のクマが同じクマじゃないか?って思った訳は・・・

顔のアップを並べてみますね。

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鼻筋にあるオデキと鼻の頭にある縦の筋、同じに見えませんか?

場所は直線距離で1.7㎞しか離れていない。クマにとっては全く活動範囲の内側。

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きっと同じクマだと思う。
成長するツキノワグマ。
次に会えるのは何年後のことになるのだろう?楽しみだ。



by mt1500funagata | 2017-12-19 22:53 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

テン(貂)のジャンプ

12月、いよいよ暦の上でも冬の到来ですね。

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早朝、冬を迎える動物たちとの出会いを求めて森へと向かった。

ツキノワグマ観察のためのトラップを作っていたら、目の片隅に黄色い動くものがあった。

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顔だけ冬毛に変わったのか?おしろいを塗ったような顔のテンがいた。
少し太っているように見えるのは冬に備えて毛が厚くなってきたからなのだろうか?



ホップ!

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ステップ!

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ジャーンプ!

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着地!

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森の中に駆けて行ったテンを僕も走って追いかけたけれど、もちろん追いつけるはずもなく森の中に走り去っていくテンの後姿を見送った。


ずいぶん前に森で見つけたカモシカの頭蓋骨。
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家に飾ると黒魔術の儀式みたい・・・と家族から言われて、ずっと仕舞ってあった。

明日、森に返しに行こう・・・



by mt1500funagata | 2017-12-01 08:20 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

昨夜の雪がわずかに残る早朝の森
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ツキノワグマを探しに出かけた。

木の葉を落とした晩秋の森は見通しが良い。川辺を歩くツキノワグマが目に留まった僕は車から降りて薄くなった藪をわずかにかき分けて川辺に向かった。
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仔を2頭連れた親子グマだった。

この時点で僕とクマの距離は30mくらい。

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さらに近づいた僕を母グマは認めた。
彼女の表情を見て僕は安心した。これ以上近づかなければ危険な目に遭うことはないだろう。

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母グマも子グマもたっぷりと脂肪を蓄えているのだろう、良く太っていた。

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対岸で見ている僕を気にすることもなく、クマの親子はゆっくり歩いた。

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親子を対岸から見ていた時間は、撮影データによれば約1分20秒。

普通に移動するツキノワグマの日常の一コマなのだろう。

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川辺を歩く親子グマとの出会いは偶然ではないと思っている。

ゆっくり走らせる車の窓から、葉を落とした木立の隙間を通してツキノワグマの黒い背中を見つけることなんて、数秒どころじゃない、ほんの1~2秒タイミングがずれただけで見逃してしまう。

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今朝はツキノワグマに会うために、この森へやって来たんだ。

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今日、ツキノワグマに会いたかった訳・・・

北アルプスあたりをフィールドにしている、僕と同い年の写真家から一昨日の晩にメールが届いた。
アサヒカメラ12月号に「ツキノワグマーー接近遭遇という撮影法」と題し彼の撮影スタイルが6ページにわたって取り上げられているとのこと。
昨日さっそく本を購入してきた。

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写真家、澤井俊彦氏。
8月に発刊された『ツキノワグマ─すぐそこにいる野生動物』(東京大学出版会)のカバー写真や9月発刊の『人を襲うクマ』(山と渓谷社)の表紙などの写真を担当している。

本自体も「自然・動物と向き合う」なんて僕にうってつけの特集テーマだったから、刺激を受けてすぐにでも野生動物の写真を撮りに行きたくなる。

「よし!ツキノワグマの写真を撮りに行くぞー!」って家を出て、30分後には親子グマの写真が撮れちゃう環境に嬉しさを感じています。

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記事に張り付けてある写真をスライドショーにまとめてみました。(1分12秒)



YouTube直リンクは↓↓↓こちら↓↓↓





by mt1500funagata | 2017-11-25 19:54 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

船形山山麓、早朝の旧升沢集落あたり。
うっすらと雪が積もって、昨年より積雪は早くやって来たようです。
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秋と冬が同居する季節ですね。

藪が枯れ雑木が葉を落とせば見通しが良くなり、今まで気づかなかったカモシカとの出会いがあったりする。
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視線を感じて見上げた斜面の上にカモシカはいた。
片脚を上げたまま微動だにしない。次の一歩を踏み出そうとしたところで僕を見つけたのだろう。

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藪が透いた林床はカモシカにとっても走るのが楽なんだろう。
軽やかに斜面を駆けた。
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10数メートル駆けたところで、また僕を見ている。
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僕も静かに斜面を登り、さっきよりも僕らの距離は縮まった。

今年、延べ11頭のツキノワグマを見た。カモシカは3回目くらいだろうか?
ここ何年かでツキノワグマとカモシカ、見る回数が逆転した。

あくまでも僕の肌感覚ではあるけれど、船形山周辺に生息する動物たちに変化を感じている。
ツキノワグマ→増えている。
カモシカ→少し減っている。
アナグマ→増えている。
イノシシ→すごく増えている。
しょっちゅう山に入っている人に聞いてみても同じような感覚なので、きっとそうなのだろうと思う。

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ツツジ?サツキ?
藩政時代に升沢の番所だった早坂林衛門邸跡地に残された庭木。
暖かいと思って花を咲かせてみたら、凍り付いてしまったようだ。

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明日は念のためにワカンジキを持って山に入ることにしよう。

そんな季節が始まりました。



by mt1500funagata | 2017-11-17 07:54 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

川渡るツキノワグマ

早朝、森へと向かった。

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森でツキノワグマに出会うことが出来るだろうか?
罠に掛かったクマではなく、自然の中で木に登りドングリを喰ってるクマが見たいと思った。

木に登っているクマを見つけることは出来なかったけれど、
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川を渡っているクマを見つけた。

朝の森は肌寒さを感じ、川の水もかなり冷たくなっているはず。でも、彼は素足のままで川を渡る。

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こうして川を渡るクマと出会えるって、なんて幸運なことなのだろうと思う。
僕が川に差し掛かる、クマが川を渡る、このタイミングが数分どころか数十秒違っただけで僕らは出会うことが出来ない。ジムニーのアイドリングの時間が1分短かったら、途中の自動販売機で缶コーヒーを買わなかったら、僕らの出会いはなかった。

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先回りして、川から上がって来るであろうクマの道の近くでしばらくの間待っていたけれど、クマは現れなかった。でも、この藪の中に確実にツキノワグマはいる。
箱罠に閉じ込められたクマではない。僕の様子を伺いながら藪の中でじっとしているのも、僕を気にせず藪から出てくるのもクマの自由。

今朝、自由に歩き回れるツキノワグマを見ることが出来て、僕の気持ちに少し薄日が差しこんだ。

先週母子グマが入った箱罠はすでに撤去され、種の保存法の絡みで今年はもう仕掛けられることはない。
あの母子グマは自分たちの身を挺してほかのクマの命を救ったとも言える。

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母子グマは命を捨ててほかのクマを救ったけれど、クマが暮らす棲み処の森を奪うニンゲンの営みは終わらない。


by mt1500funagata | 2017-10-05 07:42 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

早朝、夜明け前に家を出た。

ツキノワグマとニンゲンと共存の境界線上に仕掛けられた箱罠に母子グマが入っていた。
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今日中に殺されることになるだろう。

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クマは暴れることもなく、自分の運命に従うつもりなのだろうか?

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動画(1分46秒)


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母のぬくもりを味わえるのは今日限りということを子グマは感じ取っているのだろうか?
母グマの目は全てを悟っているかのように見えた。


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この瞳は何を訴えているのだろう・・・・・
あなたはこの母子グマの瞳に何を感じますか・・・・・

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今、僕の瞳は濡れています・・・・・






by mt1500funagata | 2017-09-29 08:47 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(9)

笑顔のイノシシと会った

実りの秋。
今年はドングリ類も豊作のようですが、我が家のローズヒップも昨年より豊作。
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せっかく実ったのだから、ローズヒップティーでも作りましょうか?
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実を摘んで、縦に4等分に切って種を取り出して天日干し2週間くらいで、
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こんなふうになったら出来上がり(この写真は以前作ったもの)
混ぜ物一切なしの100%のローズヒップティー、ビタミンC はレモンの20倍もあるそうな。
出来上がったら山に持っていって飲むんだ!

夕方、いつものパトロールで森のほうに出かけた。

出会ったのは・・・
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にこやかなイノシシ。
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イノシシも何回も出会っていると表情の違いも分かってくる。
いつもはニンゲンが憎らしそうな顔をしているけれど、このイノシシは笑っているような顔をしていた。
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ヤツとの距離は5mかそこらだったと思うけれど、逃げないんだなあ。

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大和町内の山林にはこんな箱罠がいろんなところにある。(これは設置前の仮置き)

愛想笑いして見逃して貰おうと言っても今はそんな場合ではない。
個体数調整は急務なのである。

先の東北自然保護の集いでも、イノシシやニホンジカの生息拡大に対し、オオカミの放獣も含めた対策案の策定を急ぐべきと議論された。オオカミの放獣については日本オオカミ協会が中心となって議論されているが、賛否両論があり、僕がここで意見を述べるのは控えたい。
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ウルフピー。オオカミの尿の臭いを漂わせ害獣が近寄るのを避ける。
今日ある場所に設置してみた。ツキノワグマにも効果はあるのだろうか?

ローズヒップティーの話がオオカミのおしっこの話になっちゃいました。。。。
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18時56分、七つ森。



by mt1500funagata | 2017-09-23 21:37 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(6)

9月17日、台風が迫りつつある夕暮れ時、あたりが闇に包まれる間際。
母子グマは電気柵の外側にいた。
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ご覧の通り、ここはある施設の敷地。もし、この母子グマによって人的被害とかが発生すれば駆除という名のもとに捕殺されてしまうのはやむを得ない。闇雲に捕殺反対と言うのは、このクマと接することなく自分に被害が絶対に及ばない立場にいる人の言うことじゃないかな?って僕は思う。

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暗くてブレブレですが、子グマがクルミの木に登っているのが分かりますか?

子グマの動きは愛くるしく、しばらく眺めていれば愛おしさも湧いて来る。
僕はこの母子グマが駆除という名目で捕殺されるのはイヤだ。
理由を述べて反対するのではない、感情的に「イヤ」なのだ。

ツキノワグマを守る・・・捕殺することに反対し、殺すのは反対!対策を講じるべきだ!
ハンドルネーム(匿名)でブログとかネット上で、いくら訴えたとしても何の意味も持たない。

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電気柵で施設内へのクマの侵入を防ぐ。
電気柵の大敵は雑草が伸びて、配線にふれ漏電すること。

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柵の周りの雑草を刈って電気柵の有効性を高める活動をした。
4人がかりで雑草を刈り、クマが身を潜める敷地周辺の藪も刈った。

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だいぶキレイになり、電気柵は有効に働くことが出来るだろう。

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最初の写真の母子グマがいた後ろの場所は、入れ替わり立ち替わりやって来るツキノワグマによって、すっかり踏み固められていた。

クマの侵入経路に対策をすることで、被害を防止することが出来るだろう。
それがクマを守ることにつながるんじゃないかなあ?って思う。
ブログとかで自分の意見を述べることは大いに結構、でも繰り返しますけど実際に行動しなければ何の意味もないと思う。

登山道にしたってそうだ。「登山道がヤブっぽい」って言うならばストックの代わりに草刈り鎌を持って歩けばいい。
「クマを殺すな!」って言うならば、クマが事故を起こす前に藪の刈り払いの手伝いでもすればいい。

電気柵を学習し母子グマがこの施設への侵入を避け、人との無用な接触をしなければ駆除の対象になることはないだろう。
僕は、こうしてツキノワグマを守って行きたいと思っている。


by mt1500funagata | 2017-09-18 20:44 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)