カテゴリ:野生動物との出会い( 80 )

いつものごとく、早朝の嘉太神へ・・・

片腕のツキノワグマが来やしないかとトレイルカメラを設置し続けている。
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7月14日から今朝までの間に片腕のツキノワグマはカメラの前に姿を現すことはなかった。

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勿論クマは飽きるほど捉えていて、今回もクマたちの行動で気になる記録が出来た。

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これまでの記録とこれからの記録を自分なりに分析してみようと思う。

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でも早朝にこんな人気のないところをうろついていると、別な発見なんかもしてしまう事があるのですね。パトカーを先導して戻ってきた。
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望んではいないというか、なりたくない第一発見者になってしまった。

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ツキノワグマの生態についての第一発見者にはなりたいと思いますけどね。。。

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7月14日~18日早朝までの間、トレイルカメラはクマだけで19カットの動画を記録していましたが、今回は普通に歩いている姿のカットは省き、動きの面白いカットだけを集めて編集しYouTubeにアップしました。(1分25秒)


スマホの方はYouTube直リンクのほうが見やすいと思います。





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by mt1500funagata | 2018-07-18 23:33 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

集団移転で住む人の居なくなった船形山の麓、嘉太神地区に今月初めからトレイルカメラをセットし続けて、およそ10日。
前回よりも少し設置場所を変えた。
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この道は集団移転する前この地区の最奥にあった民家の玄関先へと続く細道だった。
僕の古い記憶によれば、上の写真の明るくなっているあたりに民家があった。
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今は人の気配はなく、この写真の右手の窪地に残された廃材が、かつては人が生活していた場所だったことを物語るだけになった。


ところで!この嘉太神地区の地理的位置関係が分からない方も多いと思われるので、今回は少し嘉太神について述べます。
仙台市中心部から北へ約20㎞ほどのところに僕の住む大和町があり、そこから船形山のほう(西)へ直線距離で10㎞ほどのところ。
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このブログでも良く記事にしている、七つ森と船形山のちょうど中間くらいに位置している。

今は住む人の居ない嘉太神地区だけれど、集落としての歴史は遠く縄文時代まで遡る。この地区には縄文中期~後期の嘉太神遺跡があり、遠い昔から人が住み森の恵みを糧として生活していた場所なのである。

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集落にある嘉太神分校跡地。
開校は1878年(明治11年)廃村による閉校が2004年(平成16年)。廃校になった小学校としての歴史は全国でも最長の部類に入る。集団移転の理由のひとつが隣接する王城寺原の自衛隊実弾訓練場の騒音で、当時から始まった米軍との合同実弾訓練が引き金となった。当時、若い父親であった僕も合同実弾訓練の反対運動に関わり、集会に参加したりして声を上げた一人だったけれど、その声は実弾の着弾音にかき消され、到底届くものではなかった。
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日米の実弾砲撃が敵国に向けられることはなかったけれど、隣接する縄文時代から続く集落・人の営みを攻撃し破壊してしまったと言うことなのだろう。
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僕が大和町に移り住み、船形山のほうの山や森に向かいはじめの頃、今はイノシシのヌタ場になっているぬかるみは民家の庭先の鯉が泳ぐ池だった。
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嘉太神ダム
初夏にツキノワグマにとって格好のエサとなる桑の実は、養蚕が盛んだった頃の山村風景の名残なのかもしれない。
民家の周辺にあった栗の木や柿の木、裏にあった竹林も今は手入れされることもなく放置され、クマたちの重要な食べ物になり替わった。

そんなことから、この辺は食べ物が豊富にある動物たちにとっては住みやすい場所になったのかも知れない。こうして嘉太神だけを取り上げてみても、ツキノワグマの増加の一因に山間集落の荒廃があげられるのももっともな話のように思える。
旧集落の奥にある楢を主体とする雑木林は伐採され杉の植林だけが進んでいれば、食べ物を求めてこの周辺にクマが寄ってくるのは当たり前の話なのではないだろうか?


さて、表題のツキノワグマがウジャウジャって話だけれど、今回カメラの設置期間は7月7日09:50~10日05:30のおよそ丸3日間。
一週間くらいは放置しようと思っていたけれど、撮影カット数は僕の予想をはるかに超えていた。

ツキノワグマだけで、30カット、25イベント。イベントと言う単位は動物観察の時に使う単位で、同じ個体が時間を空けずに連続カットに撮影されていたならば、それは2カット1イベントと言うことになる。

繰り返し再生してみたところ、僕の見立てでは6個体(5かも知れないし7かも知れない)
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そして、新たな不思議な行動が見えた。下の4頭並べた写真は、カメラから真っすぐ奥へ進まずに左手の斜面を登り進む場面で、個体の大きさが比較しやすいので並べてみたのだけれど、この4枚は連続4カットなのである。
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大のあと2分後に細、中の10分後に太。
何か共通の目的があるのだろうか?それとも後を追う性質があるのだろうか?もしくは偶々か?

今回もトレイルカメラの記録をYouTubeにアップしました。時系列ではなく、個体比較がしやすいように行動パターンごとに再生するように編集してみました。カット数が多く、4分10秒と少し長くなりましたが飽きずにみてくださいね!
さて、皆さんは何個体の識別ができるでしょう?


スマホの方はYouTube直リンクのほうが見やすいと思います。


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by mt1500funagata | 2018-07-11 22:16 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(9)

ツキノワグマの行動原理は食い物。
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前回の記事で書いたように、クマの通り道を知りクマが喰うものを知っていればツキノワグマを狙って撮りに行くことが可能になる。

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今、僕がツキノワグマ撮影のために使っているカメラは
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これ。20㎜相当から1200㎜相当(35㎜カメラ換算)の60倍超望遠のコンデジ。

最近になって、動物を撮影する時に動画からの切り出しってのを覚えた。
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勿論、作品としての写真を求めるのだったら使い物にはならないのだけれど、僕にとってはこれで十分。
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そんな訳で、ツキノワグマを狙って現れると予想していた場所でヤツを待つ。

待つこと約1時間。あたりが夕闇に包まれ始めるころにヤツは現れた。
僕はそっと車から降り、何かをむしゃむしゃ食べているツキノワグマと対峙したけれどヤツは僕を無視して何かを食べ続けた。僕らの距離は34m。
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撮影した動画をYouTubeにアップしました。(1分15秒に編集)


スマホの場合は↓YouTube直リンクのほうが見やすいと思います↓





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by mt1500funagata | 2018-07-08 23:52 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

7月3日の早朝、トレイルカメラの位置を変えていた。
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新たな足跡が残る、集団移転する前は人家に向かっていた細道。

7月6日の夕方、トレイルカメラの記録メディアを回収してきた。

3日半、およそ84時間の間に合計17回、飽きるほどのツキノワグマの動画が記録されていた。
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7月3日 16:06 大きいほうのクマ
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7月3日 23:18 大きいほうのクマ
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7月4日 00:56 小さいほうのクマ
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7月6日 10:04 小さいほうのクマ
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7月6日 15:23 ほかの2頭と歩き方が違う、身体もずいぶん細い。
僕は何度も何度も繰り返し再生してみた。はっきりしないけれど、僕はこのクマは片腕のツキノワグマではないか?と思うのである。(下に張り付けた動画の一番最後に映っているクマです。皆さんのご意見はいかが?)片腕である可能性があると云うことは、僕がこの場所へトレイルカメラを設置し続けて、時間さえあればこの場所へ向かう大きな理由になる。

この道の周辺には、
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けもの道①
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けもの道② ほかにも至るところにけもの道はあるけれど、この2本が主にクマが使うけもの道。

廃道からこのけもの道を通って、クマが向かう先はおおよそ見当がついている。
と云うことは、待つ時間さえあれば狙ってクマを見に行けるということ。
だから、僕は時間があればここでクマを待つ。

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トレイルカメラの動画をYouTubeにアップしました。
17イベントあるので、不要な部分をカットしていますが約2分の動画です。


スマホは↓YouTube直リンクのほうが見やすいと思います↓
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by mt1500funagata | 2018-07-08 23:02 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)

海を泳ぎ島へ渡るツキノワグマが話題になり、毎日のようにクマ目撃情報が新聞に掲載されていますが・・・・

僕はツキノワグマを探しに今日も森のほうへ行く。
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日課のように通う船形山の麓、集団移転で住む人がいなくなった嘉太神地区。

一昨日の夕方、道路わきのぬかるみにツキノワグマの足跡を見つけた。
同日の早朝にも同じ場所を見ているけれど、その時に足跡はなかった。
そこで僕はぬかるみを均し、足跡がつけばすぐわかるようにして、その先にトレイルカメラを設置してきた。
7月1日18時ころのこと。

1日おいて今朝(3日)の早朝、同じ場所に行ってみたら、
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はっきり分かるツキノワグマの足跡が残されていた。
カメラをセットしている間にもツキノワグマはここを歩いている。

はやる気持ちを抑え、周囲にいるかも知れないクマたちに僕の存在をしらせる大声を上げ、カメラを確認してみたら・・・
撮れてましたよ!
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7月1日19:32
今の時期ならまだ暗くなる前。ぎりぎりまで粘って待っていたら会えたかもね?
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7月1日22:24
最初のクマより一回りデカイ
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7月2日05:07
デカイほうのクマ?朝の散歩?
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7月2日20:27
こちらに向かって歩くクマも撮れていた

ほかにも
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タヌキやら
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キツネやら、何かをくわえて駆けて行くタヌキも写っていた。

ツキノワグマ2頭4イベントの動画を44秒にまとめたものが↓↓↓こちら↓↓↓


僕はツキノワグマを100回以上見ていると思うし、積極的に探しに行ったりしている。

クマ見てどーするの?と言われてしまえばそれまでなのだけれど、なんていうのかなあ~森の中を闊歩する圧倒的な存在感をじかに感じることが嬉しいのですね。

同様にツキノワグマを見ることに喜びを感じる人というのは居るもので、僕がフィールドにしている嘉太神地区の上のほう船形山登山口に通じる升沢地区をフィールドにしているm tsunacoさんという人がいる。
毎週末の夕方にはツキノワグマには会えなくともm tsunacoさんには会える、というほど通ってきている。
自分のフィールドを決めて行く回数が多くなれば、その周辺のクマを始めとする動物たちの行動圏も分かって来るし、季節によってクマのいる環境のことも分かって来る。そしてクマと出会える回数が増える。m tsunacoさんはここ2週間で9頭のクマを見たそうだ。
僕が思うに、クマが増えた訳ではなく偶然の回数が増えた訳でもなく、クマを見つける「目」が肥えてきたからなのではないだろうか?
YouTubeに沢山クマの動画をアップしています。中には僕も羨ましく思えるような動画もありますよ!

m tsunacoさんの最新動画は↓↓↓コチラ↓↓↓


m tsunacoさんのYouTubeチャンネルは↓↓↓コチラ↓↓↓



ツキノワグマって、山や森のほうには普通にいる。
見つけることが出来ないだけだと思う。





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by mt1500funagata | 2018-07-03 23:41 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(13)

嘉太神のツキノワグマ
7月1日18時に設置、3日5時40分に回収。
2頭のツキノワグマ4イベント。
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夜に記事として仕上げるつもりです。
動画もアップします。


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by mt1500funagata | 2018-07-03 09:21 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)

小雨降る早朝、森へと向かった。
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今朝は森へ行く理由があった。

モリアオガエルの産卵を見に行くこと。
モリアオガエルには毎年会っているけれど、産卵の場面を最後に見たのは10年近くも前のことのように思う。

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梅雨入り前の小雨の朝は、産卵しているモリアオガエルに出会える絶好の機会。

十日ほど前に様子を見てきて、ここ一週間くらいが産卵のピークじゃないかな?って思ってた。
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ここ数日の雨降りで沼の周りの卵塊の数は、随分と増えていた。

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木の枝にモリアオガエルの姿はすぐに見つかり。
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こんなバランスの悪いヤツもいた。
これらはオスのモリアオガエルで、メスがやって来るのを木の枝の上で待っているのだ。

すぐ近くに産卵真っ最中のモリアオガエルを見つけた。
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中央のデッカイのがメス。
そのメスに数匹のオスが群がり、少しでも多く自分の遺伝子を残そうと頑張っている。
木の枝の上で守られた泡の中の受精卵が約一種間ほどでオタマジャクシになって沼へ落ちる。
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まさに卵塊が出来上がって行く途中。

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一週間前に出来ていた卵塊からは順番でオタマジャクシが沼に落ちて行く。

でも、すべてのオタマジャクシが生き残れる訳ではない。
水の中では、アカハライモリが落ちてくるオタマジャクシを狙って群れているのだ。

僕は子供たちが小さいころ、この光景を見に連れて行ったことがある。
弱肉強食はテレビに映るアフリカのサバンナだけの出来事ではないと云うこと、自然の中で成長し生き抜くことが、どれだけの幸運と偶然に恵まれてのことなのかを教えたかった。

大人になった彼らは、子供の頃に見たこの光景を心のどこかに仕舞っているのだろうか。

♬心の奥に仕舞い忘れた大切な箱開く時は今~♪
荒井由実(松任谷由実)が歌った「やさしさに包まれたなら」の一節ですが、深いですね。




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by mt1500funagata | 2018-06-12 23:52 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

家から車で10分、七つ森の麓にある南川ダム湖畔の新緑も鮮やかになってきた。
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さらに、ここから5分の赤崩山の麓のニリンソウも満開になった。
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早朝にこの辺りにやって来るのは日課みたいなもの。特に理由なんかない。
クマやカモシカがいないかなあ~なんて思いながらウロウロするのですね。

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おっ!休耕田の向こうに誰かいるぞ!
こうして毎日のように山のケモノ探しをやっていれば、普通に車を運転していても遠くや林の中にいるケモノを見つけられるような目になってくる。
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野鳥観察のベテランさんとご一緒すると、その人には見えている鳥が僕には見えないなんてことが良くある。ケモノの場合は逆で、同乗者からは「えっ!?どこ!?」って良く言われる。

広角20㎜相当から一気に60倍、望遠1200㎜相当までズーーーーム!
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遠くにいるからイノシシは僕を気にすることなく食事を続け、僕は超望遠カメラでその姿を動画に収めることも出来た。

ファインダー越にその様子を観察した僕は、面白いことに気が付いた。イノシシは土の中にいるミミズや虫、根っこなどを食べるのだけれど、掘り起こしてから食べるのではないのですね。
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鼻からグリグリと土の中に口を入れてやり、口先を土の中に入れたまま何かを喰う。喰い終わったら首を後ろに引いて土から出すのではなく、そのまま真っすぐ上に頭を持ち上げるものだから、土が掘り返るって訳。まあ、身体の構造を考えると、そーだよなーって思うけど・・・。
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ムーミンみたいな顔をしたイノシシだった。

そして夜、帰宅した僕を待っていたのは偶然にもイノシシ肉の角煮だった。
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息子が明日友だちと山のほうに行くので、その人に食べさせたくて圧力鍋で作っていたのだった。僕もご相伴で頂いた。
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うーーーん!美味い!

勿論、上の写真のイノシシではなく昨年箱罠に掛かったイノシシだけれど・・・。

イノシシは僕の身体の一部になった。



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by mt1500funagata | 2018-04-27 22:45 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

近づいて来るカモシカ

林道と言うほどでもない砂利道に車を停めていた僕の前に、カモシカは現れた。
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すぐ近くに住宅地があり、僕もこんなところでカモシカと遭えるとは思ってもいなかった。

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新しく作られたフェンスに沿ってカモシカは歩いて来る。
もっとも、これより先には行けないのだからしょうがない。

車の中にいた僕は窓を開け、近づいて来るカモシカの写真を撮り続けた。
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途中の草を喰いながら、ずんずん近づいて来る。
もしかして、車の窓から身を乗り出してカメラを構えている僕に気づいていないんじゃない?

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砂利道の幅は、せいぜい5mくらい。
すぐ真横までやってきたところで、僕は小さく「おいっ!」声を掛けた。

やっぱり気づいていなかったようで、ビックリしたように僕の顔を見て少しの距離を小走りに駆けた。
そして車から降りた僕は、フェンス沿いにゆっくり歩いて行くカモシカを写真を撮ることもなく静かに見送った。

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フェンスの反対側の、この森にカモシカは棲んでいる。

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カモシカが茎の先を口で咥えて、首をひねって食いちぎった跡。
カモシカは歯で噛み切るという事をしないので、茎を咥えて葉をしごきとるような食痕だけかと思っていたのだけれど、こうして茎の先を食いちぎることもあるのですね。

角の擦り減り具合と眼下腺のコブを見れば、このカモシカはけっこう年取ってるカモシカのように思える。
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フェンスが張られた住宅地との境界という棲み処の森の端っこに追いやられた、老カモシカかも知れないと僕は想像した。



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by mt1500funagata | 2018-04-26 23:41 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

タヌキに蔓延する疥癬症

前回、移設しておいたトレイルカメラに写っていたのはタヌキだけだった。
(写真は全て動画からの切り出し)
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ツキノワグマは、まだこの道を通らないのだろう。
奴らの行動原理は食い物。夏から秋にかけては、この道を通った先に秋の食い物があるという事だけれど、今の季節は食い物がないのだろう。
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この場所で、トレイルカメラが作動したのは5日間で33回。そのうちの22回の作動がタヌキを捉えていた。
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22回の作動の中、個体数としては恐らく8匹?詳しく写真比較をしている訳ではないので、正確ではないけれど。

多分、この中の半数以上のタヌキを僕は目視していると思う。
僕は3日と空けずに、この周辺をウロウロしているし、行けば相当な高確率でタヌキと出会っている。

5日間、同じ場所でトレイルカメラという機械に頼ると、眼で見ることが出来なかった現実が見えてきた。
野生のタヌキに「疥癬症」という病気が蔓延しているってこと。
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↑↑↑ここには2匹のタヌキが写っているけれど、肉付きも良く健康なタヌキってことは分かる。

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↑↑↑ここにも2匹のタヌキが写っているけれど、この2匹はどちらも疥癬症の症状なのだろう、部分的に体毛が抜け落ちている。
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↑↑↑このタヌキは、胴体の半分くらいの体毛が抜け落ちている。
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↑↑↑尾っぽから足まで、ほとんど全身の体毛が抜けてしまったタヌキもいた。

僕は、この付近で(それ以外の地域でも)何回も疥癬症と思われるタヌキを見ているけれど、改めて野生タヌキの中で「疥癬症」は確実に蔓延しているってことが見えたのである。感染拡散を防ぐうえでは疥癬症に罹ったタヌキは捕殺するべきなのだろうが、僕にはその術がない。なにも出来ずに気の毒がることしか出来ない。せめて健康なタヌキが感染せずに元気で生き抜くことを願う事しかできない。もどかしさを感じざるを得ない。
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飼い犬と一緒に山を歩く人を良く見かけるし、ブログなどでも山ほど記事になっている。
この病気が飼い犬に感染するものなのか?僕は詳しくは分からないけれど、野生のタヌキの間で疥癬症は珍しくないってことだけは事実のようです。


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by mt1500funagata | 2018-04-21 22:36 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)