2021年 11月 21日
七つ森 ツキノワグマはカモシカの死体を占有した
この観察記録から言えることは、(私独自の考えも含め)
①人家からすぐ近くの里山でも様々な肉食獣が生息していて、死んだケモノはほかのケモノの貴重なたんぱく源になる
②ツキノワグマの腐肉嗜好と独占欲。前回の観察でも同様に腐敗が進んでからしかツキノワグマは現れず、占有し持ち去った。
③タヌキと比較するとハクビシン・キツネ・テンの貪欲さは少なく、身体能力に優れ狩猟スキルの高い動物は死肉よりも生肉(キツネはネズミを捕って丸呑み)を好む?
④クマも他のケモノも肉付き毛並みが良く、豊富な栄養源を確保している?これはイノシシの台頭が関係しているのではないか?ここ数年のイノシシの生息拡大は著しく、一定数でイノシシは死亡する訳で、これをエサとしていると考えられないか?
⑤ツキノワグマの体型を見る限りエサ不足とは考えられず、巷で言われているブナの実が凶作だから山で不足しているエサを求めて人里付近に出没が増えるという話は違うんじゃないか?(そもそも、この辺にブナ林はないです)
今、思いつくのはこれくらいですが、皆さんはどのように捉えられましたでしょうか?
ご意見・ご質問などコメントをお寄せいただければ幸いです。
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