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ツキノワグマと水芭蕉(2021年)

ツキノワグマは今年もやって来た。

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しかも、カワイイのも一緒に。

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人が住まなくなった船形山の麓、嘉太神(かだいじん)集落跡地。
人が住んでいる時には田んぼだったところが、今はミズバショウが咲く湿地となった。
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今年で5年目になるトレイルカメラによる定点観察。

今年は例年より春が早くやって来ているように思ったので、3月27日から観察を開始した。
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僕は4月6日にツキノワグマは現れると予測していて、6日以降は仕事が終われば毎日のように嘉太神地区に行きミズバショウの様子を「双眼鏡で確認」した。だって、確実にクマが近くにいる、しかもクマが好んで食べるミズバショウの群生地。クマにとってはエサ場でしかない。そんなところに薄暗くなってきた夕方に一人で足を踏み入れられますか?そんな危険なこと出来たもんじゃあない。(内緒ですけど何回か行きました、、、)


そして4月14日、ツキノワグマはそこにいた。
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しかも2匹の子グマを連れた親子グマ。しばらく見ていたけれど、これがまたカワイイ!
よーし!カメラの回収だー!ってことで、翌々日(16日)アッキ氏に付き合ってもらいカメラの回収。しかし、2台のカメラどちらにも親子グマは写っていなかった。僕が見たのは、カメラの後方にいた親子グマだった。

そこで、カメラの設置場所を変えた。

そーしたら!写ってましたよ!親子グマ。
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動画を見てもらえれば分かりますが、クマが食べているのはミズバショウではない。
去年まで来ていたデッカイやつも来なかった。

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この母グマは、もしかすると初産だったのかも知れない。一枚目の写真を見るとお腹がたるんでいない。
何度も出産を繰り返した雌グマのお腹はたるみ、乳首の周りの毛は擦り切れて、横から見てもそれは分かるほどになっているから。

それでは、若いお母さんグマとカワイイ子グマの動画をどうぞ!(1分13秒)
カメラの時計が壊れているので、写り込んでいる日時は正確ではありません。回収した時間との差で測ると4月18日12時40分前後です。





by mt1500funagata | 2021-04-20 21:58 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)