2019年 05月 18日
マグノリア ブナ 升沢小屋
セント、マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ
(けわしくも刻むこころの峯々に いま咲きそむるマグノリアかも。)斯う云う声がどこからかはっきり聞えて来ました。
そらいっぱいにきんきん光って漂う琥珀の分子のようなものを見ました。
雪が融けてきたのでした。太陽は磨きたての藍銅鉱のそらに液体のようにゆらめいてかかり融けのこりの雪はまぶしく蝋のように谷のあちこちに澱みます。
「ほんとうにここは平らですね。」
=※宮沢賢治「マグノリアの木」より=
日曜日に歩いた船形山升沢登山道。今日も歩いて升沢小屋まで行って来た。
とは言っても、同行した人は気さくで、僕は堅苦しい立ち振る舞いをする必要がなかった。
登山口で一緒になった蛇ケ岳へ向かう山遭協大和支部のチバ隊長と瓶石沢まで一緒に歩き、久しぶりにゆっくり話すことも出来た。
不動石の鳥居の再建に尽力した船形山岳会では、大仕事を終えたヨコタ会長が勇退し新しくチバ会長が就任したとのこと。
山遭協大和支部の隊長もチバ、船形山岳会の会長もチバ、升沢小屋の管理人もチバ・・・って、船形山はチバばっかり!
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