モリアオガエルの産卵、やさしさに包まれる

小雨降る早朝、森へと向かった。
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今朝は森へ行く理由があった。

モリアオガエルの産卵を見に行くこと。
モリアオガエルには毎年会っているけれど、産卵の場面を最後に見たのは10年近くも前のことのように思う。

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梅雨入り前の小雨の朝は、産卵しているモリアオガエルに出会える絶好の機会。

十日ほど前に様子を見てきて、ここ一週間くらいが産卵のピークじゃないかな?って思ってた。
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ここ数日の雨降りで沼の周りの卵塊の数は、随分と増えていた。

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木の枝にモリアオガエルの姿はすぐに見つかり。
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こんなバランスの悪いヤツもいた。
これらはオスのモリアオガエルで、メスがやって来るのを木の枝の上で待っているのだ。

すぐ近くに産卵真っ最中のモリアオガエルを見つけた。
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中央のデッカイのがメス。
そのメスに数匹のオスが群がり、少しでも多く自分の遺伝子を残そうと頑張っている。
木の枝の上で守られた泡の中の受精卵が約一種間ほどでオタマジャクシになって沼へ落ちる。
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まさに卵塊が出来上がって行く途中。

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一週間前に出来ていた卵塊からは順番でオタマジャクシが沼に落ちて行く。

でも、すべてのオタマジャクシが生き残れる訳ではない。
水の中では、アカハライモリが落ちてくるオタマジャクシを狙って群れているのだ。

僕は子供たちが小さいころ、この光景を見に連れて行ったことがある。
弱肉強食はテレビに映るアフリカのサバンナだけの出来事ではないと云うこと、自然の中で成長し生き抜くことが、どれだけの幸運と偶然に恵まれてのことなのかを教えたかった。

大人になった彼らは、子供の頃に見たこの光景を心のどこかに仕舞っているのだろうか。

♬心の奥に仕舞い忘れた大切な箱開く時は今~♪
荒井由実(松任谷由実)が歌った「やさしさに包まれたなら」の一節ですが、深いですね。




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Commented by くまぷー at 2018-06-13 09:32 x
うおーこれはすごいですねー。

木にびっしりと隙間なく張り付くこともあるそうですが、一度見てみたいものです。
Commented by mt1500funagata at 2018-06-13 22:40
> くまぷーさん
この沼には20年以上も前から毎年のように行っています。
産卵を狙って見に行ける貴重な場所で、今回はタイミングを合わせられる時期に時間が作れました。
両生類同士が命を繋ぐための営みを垣間見ることが出来ました。
そっとしておきたい場所です。今年はもう行きません。
by mt1500funagata | 2018-06-12 23:52 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)