七つ森 御神体の岩座(いわくら)へ

日の出とほぼ同時に七つ森へ向かった。
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七つ森の古代岩クラ信仰のご神体に願掛けに行くのだ。

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地元の人々にとって七つ森は中世以前から信仰の対象だったであろうことは容易に想像がつくし、僕にとっても毎朝毎夕仰ぎ見ている心の依代なのである。

七薬師以前の自然信仰の源流。
某倉山の岩場を目指した。

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その場所へ行くために装備は万全を期した。
気軽に行ける里山ではあるけれど、七つ森の急斜面には苦労させられる。
今日はさらに厳しいところへ向かうのだ。

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ツボ足でずんずん歩ける程よい感じの積雪。

しばらく登山道を歩き
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ある地点から道を逸れる。
ちょうど一年前に探険した時は、いったん山頂に登ってから下降しトラバースして岩クラ下部に行き着いたけれど、今日は岩クラの上部に直接回り込むつもりだった。

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山腹を巻くように上を目指してゆくと、だんだん岩っぽくなってくる。

七つ森の登山道って急なほうだと思うけれど、こうして登山道以外のところを登っていると、やっぱり登山道は登るのに楽なところに付いてるんだなあって思う。

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足下、結構な急斜面。木立に掴まりながら見当をつけた岩クラの上部を目指す。

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あちゃー!ちょっと急斜面過ぎて、トラバースも危険を感じるほどになってしまった。
ダメだ!行けない!

直接岩クラの上部に立つのは諦めざるを得ない。
下るのも相当困難な場所まで来てしまった。
でも、そのために道具一式を担いで来たんだ。懸垂で降りることに決めた。

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50mロープをセットして懸垂下降の体勢に入る合間に、我が家のある大和町吉岡の町並みが望めた。
という事は、ここの岩クラも見えている筈なのだけれど、里から双眼鏡で覗いてもここの場所ははっきりしない。不思議な場所なのである。

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懸垂下降1ピッチ目。(2ピッチ目だったかな~?)

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いかにも僕は山ヤでっせー的な写真を撮って自己満足する。

何を求めて山へ向かうのか?
山に入って何を想うのか?
僕も一般の登山者であったり登山客として山に登ることも多い。
僕は山ヤと言えるほどのものではないけれど、今日の僕は、登山客でもなければ里山をハイキングするハイカーではなかったと思っている。

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お手軽で程よく登った感のある七つ森でも、場所を選べばこんな痺れるような斜面と触れ合うことが出来るのだ。

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50mロープを目いっぱい使った懸垂下降を結局4ピッチ。

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合計100m近くを懸垂下降で下りたことになる。

地に足がついたところで、今度は岩クラの下部へとトラバースして行く。
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結局、今日は岩クラの上に立つことは出来なかった。

この岩場が岩クラ信仰のご神体だったのかは分からない。
麓の石神山精神社の吉田宮司に尋ねても、言葉をはぐらかされ答えは聞けなかった。

でも良いのだ。裏付けなんて必要ない。
僕がそう思って、僕の心の中にあればそれでいい。

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僕にとっての依代である岩に五体投地して、ある人のことを想う。
今日はその為に、ここへ来たんだ。

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岩場を後にして、50分後には家に着いた。
僕にとって七つ森は、本当に身近にある「ふるさとの山」なのである。

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Commented by tabilogue2 at 2018-01-05 22:13 x
願掛けも大変だねえ、願いが叶うといいね。
さて、オイラのパートナーにもなって戴けると助かるけど・・・詳しくは後ほど。。。
Commented by mt1500funagata at 2018-01-06 05:55
> tabilogue2さん
願掛け・・・日本にレジャーとしての登山が入って来る以前、人々が山に登るのは願掛けのためだったのではないでしょうか?日本人の登山の原点に触れているような感覚を覚えます。

パートナー?どこに連れていかれるのやら???ヘタレな僕でも務まるかな?
時間的、精神的に余裕が生まれるのかが一番のネックです。
Commented by tabilogue2 at 2018-01-06 11:14 x
なに,,,手足がチョチョ切れるほどの沢を一本
素足で渡るのが、難コースというだけw
雪庇のとこだけアンザイレン。泊1すけど、、、
Commented by mt1500funagata at 2018-01-06 12:48
> tabilogue2さん
ほう?楽しそうな計画ですが、泊の余裕が僕にあるか?ですね。
素足で沢渡るって?足だけでしょ?僕は雪降る2月に褌一丁で滝行をやった男だぞー!ナンチャッテ。
膝くらいまでの沢なら、登山靴にワカンでも濡れずに渡渉するワザありまっせ。
Commented by tabilogue2 at 2018-01-06 18:27 x
ほほ~ 自信アリげな裏技?ですな。

プラブーツならインナーとアウターに分けられ、1つで2度おいしいのですがw
アウターで沢を渡って対岸で温存のインナーに履き替える
もち 予備の靴下とタオルと銀マットは必携になりますがw
Commented by mt1500funagata at 2018-01-06 20:44
> tabilogue2さん
靴下も濡れない方法で、誰かに教わったのではなく僕のオリジナルです。過去に1月に渡渉の実績あります。秘密のアイテム準備段階で最深部の深さを読むのが一番のキモ。膝上だとキツイかな?文字で説明するのややこしいので、お会いした時に!
by mt1500funagata | 2018-01-04 19:05 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(6)