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目になれし鈴沼なれど秋来れば

目になれし山にはあれど秋来れば神や住まむとかしこみて見る

見慣れた山の景色ではあるけれど秋が来れば神様が住んでいるのかと思えるほど美しく見える、と詠んだのは石川啄木でありますが、
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僕にとって見慣れているはずの鈴沼であり、毎年のことなのだけれど秋の美しさは神様がお作りになったんだろうと思ってしまう。
まあ、秋に限ったことではないけれど。

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今年は少し早めに色づきの一番良い時期を迎えたようだ。

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これから一週間が鈴沼の紅葉が一番美しく見える時期だろう。
あたりのブナ林の紅葉時期に合わせたら、冷たい水が流れ込み冷たい空気に包まれている鈴沼の紅葉は時期を逸してしまう。

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ぽつりぽつりと雨粒が水面に小さな波紋の輪を作り、ほとりの木の葉から落ちるしずくがほんの少し大きめの波紋の輪を作り、時たま岩魚が跳ねて水面にもう少し大きめの波紋の輪を作った。

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目になれ親しんだ鈴沼に秋が来て、神様が住んでいるかのような美しい景色を僕はかしこみて見ていた。



by mt1500funagata | 2017-09-16 21:53 | 鈴沼 | Trackback | Comments(0)