2016年 09月 22日
鈴沼は秋の彩りはじめ
船形連峰の中で一番最初に秋の彩りを始める。
鈴沼に着くと同時に雨が上がった。



来るたびに四季折々の美しさに息を飲む。感嘆の声が上がる美しさではない。


時折、小鳥が小島の枝から枝へと飛び渡る。
鈴沼をあとにし車へ戻ったと同時に、また雨が降り始めた。
鈴沼に住まう精霊が粋な計らいをしてくれたようだ。
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と知ったのは去年の11月に鈴沼を訪れた時に初めて知りました。
水がかなり引いており、根本まで露出していて解かりました。
沼の周りに切り株は無く沼の中だけにあります。(地上の切り株は朽ちたのか?)
自然に倒れたのなら沼に幹が残っているはずですが、見当たりません。
昔々はここに沼は無かったのでしょう、地殻変動で湧き水の流れが変わったのか?
鈴沼の生い立ちに興味が湧いております。
貴重なコメントありがとうございます。
さて?鈴沼の生い立ちとは?・・・今まで鈴沼はあって当たり前と考えていましたが、少し少し調べてみると興味深いことが分りました。僕の船形山の教科書と言うべき「船形連峰御所山案内」を見返しました。昭和63年発行の改訂版には「鈴沼」の写真・概略図への記載・添付に地図にも記載されていますが、昭和47年発行の原本に「鈴沼」の文字を見つけることが出来ませんでした。添付の地図にも記載はありません。鏡ケ池の名前は度々登場しますが、鈴沼の名前が見つからないのです(見落としの可能性はありますが)昭和51年の学術報告にも鈴沼源頭の湧水とバイカモが生えている沢の記述はありますが、鈴沼の記述はありません。
明治39年の資料に鏡ケ池と並んで清水沼(宮城の方言で清水をスズと読むので、これが鈴沼のもともとの名前かと推測しています)が記述されていますので、沼は有ったのでしょうが今ほど注目されないただの沼だったのではないか?と想像します。
昭和47年に、ふるさと緑の道が制定され前後して大滝キャンプ場も整備されます。その後の鈴沼の紹介では「苔むした枯木の島々が配置よく浮かび神秘的な美しさを見せている」とあります。
以上を踏まえて、これから先は僕の仮説というか想像です。
源頭の湧水口は大昔からあり、鈴沼はこの沢(源沢)の途中にある小さな水たまりのような沼だった。(冬期、水量がますます少なくなると今の小島は完全に露出します)それが林道建設など人の手が加わることによって?少しずつ沼の面積が拡大し沼畔にあった立ち木が水に浸かり立ち枯れた。そして立ち木が朽ちて根の付近だけが残り小島になった。苔むした枯木の小島に鳥が糞などによって種を運び発芽して幼樹となっているのが今の鈴沼。20年くらい前に撮った写真と今の写真を見比べてみると、当時は苔だけだった小島に今はナナカマドの幼樹が生えていたりします。生い立ちを考える視点で過去の写真と見比べると今までと違った発見がありました。
なので、小島は切り株ではなく立ち枯れだと思っています。5月ころ融雪の時期には桟橋も隠れるほど水量は増します。前の記事の通り水のパワーはものすごいものが有りますから倒れた幹は水の力で押し流されたのでは?と推測します。
以上はあくまでも僕の仮説です。真実をご存知の方がいらっしゃたら是非教えて頂きたいと思いますし、船形の森
船形の森好きさんの今後の考察にも興味があります。お気づきのことがあったら教えてくださいね。
これだけで一記事のなってしますような長い返信になってしましました。。。重ねて貴重なコメントに感謝いたします。

仙台市在住の山好きな者でございます。
鈴沼に行きたいと思い,いろいろ検索をしていてこちらにたどり着きました。
鈴沼の写真をみて,更にその場に行きたいと強く思いました。
色麻の町役場に道路状況を問い合わせてみたところ,色麻からの道は通行止めなため,旗坂キャンプ場の方から大滝キャンプ場を目指すことをおすすめされました。(ただし,RV車等で...)
当方,森林を2.3時間歩いていけたらよいと考えておりますが,管理者様がどういったルートで鈴沼を目指しておられるのか,お教え願えたらと思い書き込みをさせていただきました。
大変不躾ながら,突然の書き込みと質問で申し訳ございませんが,よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
今回は旗坂キャンプ場手前から小荒沢林道を車で行きました。車はジムニーです。普通車でも行けないことはないと思いますが、慣れていないと何度かの底突き必至です。
小荒沢林道は鈴沼まで、約8キロ徒歩2時間半~3時間といったところでしょうか?林道とは言え途中のブナ林は素晴らしいですし、徒歩ならではの発見とかもあるかも知れません。
登山道の升沢コースを登り三光の宮分岐から大滝キャンプ場~鈴沼ってルートもありますが、片道3時間程度でしょう。
沼の周りの森の紅葉が始まってからでは小島の紅葉は散っています。鈴沼の紅葉は今が見頃です。

旗坂に止めて林道歩きもよさそうですね。
升沢コースを登って下ってだと、速度が上がらないので、日が長い季節でないと暗くなりそうに思うので、林道歩きで考えたいと思います。
ありがとうございます。

おかげさまで本日鈴沼行ってまいりました。三光の宮経由で山道でした。
途中のブナ林も美しく、守りたくなるよ、こりゃ!と言いながら楽しく歩いて来ました。
鈴沼はまだ紅葉も残っており、うっとりしました。
違う季節にもまた足を運びたいです。
ほんと素晴らしかったです。
行ってきましたかあ~♪
うっとりできる鈴沼!よかったですね。そうです、鈴沼は四季折々素晴らしい姿を見せてくれます。
あと僕のお勧めは、鈴沼の畔に「身を置く」ってことです。半日くらい畔でただ過ごしていると、「立ち寄って眺めた」以上の鈴沼を見ることが出来ると思います。午後には水面に靄が立ち込めて幻想的になるかもしれません。夕方には対岸にツキノワグマが現れて見つめあうかも知れません。イワナは足下に近づいてくるでしょう。

また行ってみます✨