2016年 09月 19日
それぞれの林・ブナ林と鉄パイプ林

ご一緒したmaro7さんからの情報であとで調べて知ったことなのだけれど、この沢の途中に「八大龍王地蔵権現」を祀ったご神滝がある。

さらに権現様峠も面白権現へ向う途中の峠ではなく、この権現様へ向う途中の峠って考えたほうが地形的にも辻褄が合うように思う。

久しぶりの沢登り登山で少し疲労感が残る僕は森へ向った。
雑木林で動物たちの息遣いを感じたならば優しい気持ちになれるはず。
ところが、帰り道の僕は泣きたいくらい悲しい気持ちでいっぱいだった。
僕の好きな風景のある場所
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ツキノワグマがオニグルミを食べるってことは、よっぽど普段の食い物が不足してるってこと。今年はブナの実をはじめとするドングリ類は大凶作。そろそろ里に下りてくるツキノワグマの出没って言うか目撃情報が大きく話題になるだろう。
今年は春先からクマ出没が多いと騒がれ、「昨年はブナの実が豊作だったから子グマが沢山生まれたけれど今年はドングリ類が不作なので出没が多いのだろう」というような解説をしている報道が多い。
でも、僕の考えは違う。
確かに秋の食餌が豊富だったら出産は増える。ツキノワグマは特殊な生殖機能があって春から初夏に交尾をするけれど、秋の栄養状態によってその受精卵が胎盤に着床するかしないかが決まる。これを着床遅延という。だから秋の木の実の出来不出来によってその年(正確には翌年の2月ころ)の出産数が増減するって訳。
僕が違うって言うのは、関係があるのは昨年の豊作じゃなくて2013年の豊作だと思っている。2014年の2月に生まれた子グマが今年の秋2歳半になる。その若いクマたちが力のある大きなクマに奥山から里山へ里山から里へと押し出されて来たのが原因だと思っている。だから里で目撃されてるクマってそんなに大きなクマじゃないよね。奥山では 体重100キロを越える大きなクマがごろごろ歩いている。
話しを戻そう。





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鉄パイプの林になった。さらに変わって行くんだろう。
泣きたいくらい悲しい気分です。
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さて、今日の記事にあります「権現沢」ですが・・・、以前に拙ブログの記事に致しました http://tabilogue.exblog.jp/21372327/ 。権現沢の謂れは「雨乞いの御神体」ですので 昔から場所は変わっておりません。今回の同行者のログはどうやら「南沢」のようです。
正確に言いますと、、、ご神体は鐶滝の上部二俣の右俣=権現沢 その上部左俣にあります。「血の池」、「赤紫の御神体」があり その御神体の岩から水が浸み出していますよ。昔ここで雨乞いをしたんですね。
ちなみに、ハイスメリ沢は左俣になります。また鐶の字が示す通り 環鉄、今風には登りやすくする「チェーン」が下がっておりました。それと要所には杉の木が植えられてもおりました。ルート正しく行くには この杉の木を辿ればご神体まで出ます。
千葉さんの賢察通り、権現様峠に向かうから権現沢であって 権現沢の左岸上部には登山道があります。「宮城の山ガイド」134Pの地図通りです。 以上 長くなりました ごめんなさい。
いつもはイイネ頂き、今回はコメントありがとうございます。
ゆうゆう館で何度かお会いしたあの方か?と思っていましたがやはり!でした。
あるブログに権現沢が掲載されていたので、その通り歩いたわけですが、大黒淵の上部の二股で右に雷神滝、左股すぐにあった滝が鐶滝でその上流右俣が本当の権現沢だったということですね。八大龍王地蔵権現滝は「山遊び山語り・二口編」に掲載されている写真と一致するのですが、位置関係が少し違っているように思いました。
まあ、僕は船形以外はシロウト同然ですからよく分っていないって言うのが本当のところです。
ゆうゆう館でお会いしたときにでも詳しく伺いたいと思っています。
今後ともご指導宜しくお願いします。