森で休日を・・・

ゆっくり過ごしたいと思った休日の朝、森へ向かった。
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森の中の癒しの庭園。
もちろん道はない。
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とっても美しい場所。
もちろん誰もいない。
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水が少なくなって周囲をぐるっと一回りできるようになった桑沼。
沼の周りを2時間かけて、ゆっくりゆっくり歩いた。
庭園は桑沼の遊歩道からヤブの中に分け入り、しばらく歩くとそこにある。
スズ沼って言います。
数年ぶりに行ってみたのだけれど、以前と変わらない美しさで森の中にあった。

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周辺のブナ林は秋の装いをはじめていた。

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水際に立つカツラの巨木。沼の水位が平常だったら近づくのは容易ではない。
比較するのもがないので大きさを伝えるのは難しいけれど、大きく張った根は僕の家の庭には収まりきれないほどの大きさ。
巨木と向かい合った僕は「てんで歯がたたないなあ~」ってフレーズで頭がいっぱいになった。
具体的に表現できないけれど、「てんで歯がたたない」のだ。

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苔むした倒木の上、ほんの数センチ四方の中にも宇宙が広がっていた。
小さな生命を育んでいる倒木はほとんどが土に埋まり、地表に出ているところは厚い苔に覆われている。
枝から落ちたブナの実が発芽し、幾多の生存競争に勝ち残り成長し巨木となった。
何百年ものあいだ沼のそばに黙って立っていたブナも歳を重ね太い幹には洞ができ、動物たちは何世代にもわたってこのブナの洞を休み場としたことだろう。
やがて朽ちる時がやってきた。
尾根から吹き降ろす風に身を任せ沼のほとりに悠然と横たわったのだ。
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倒れたブナのあとには新しいブナが生長し、倒木の上に何回も何回も落ち葉を降らせ、その葉は腐葉土となり倒木を埋めて行く。
木肌の苔もだんだんと厚みを増してゆき苔の上に落ちた木の実が発芽できるまでの厚さになった。

足下の僅かな小さい1コマのなかに、何百年という時間の流れを想像する。
森の時間に僕は「てんで歯がたたない」

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森のなかにあるお気に入りのカフェへ。
とっても素敵なお店なのだけれど、いつ行ってもほとんどお客さんはいない。
「お客さんも来ないだろうから、そろそろ閉めようと思ってたのよ~」
って、まだ早いんじゃない?
別な意味で、ここも森の時間だなあ。
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コーヒーだけ注文したのだけれど、ケーキも出してくれた。
テラスの向こうの森から拾ってきた栗を練りこんだロールケーキ。
「お客さん来ないから一番美味しいトコはワタシ食べちゃった」
って、森のカフェらしい?なあ~。
外の森を眺めコーヒーを飲む時間は、ゆっくりと過ぎて行った。

人がたくさんいる観光地に出掛けたり街での買い物や食事は、僕にとっては休日と言えないなあ。
森の中で静かに過ごす。
こんな休日の過ごし方、どう?


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by mt1500funagata | 2014-10-13 20:45 | 桑沼周辺 | Trackback | Comments(0)