東北自然保護の集いin宮城

9月20~21日にかけて「東北自然保護の集い 宮城大会」が、栗駒山麓のハイルザーム栗駒で開催された。
東北自然保護団体連絡協議会か主催する、東北自然保護の集いは東北各県の持ち回りで毎年秋に行われる。
今年は宮城開催と言うことで、指定廃棄物最終処分場問題をテーマに「原発事故からみえてくるもの」と題し、東北6県の自然保護団体を中心に、約60名が参加した。
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基調講演や「指定廃棄物最終処分場候補地の白紙撤回を求める取り組み」活動報告や各県からの報告等があり、大会アピールを宣言した。
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    ーーー第35回東北自然保護の集い栗駒宣言ーーー
 「東北自然保護の集い」は1980年山形県朝日村で開催されて以来、今年で35回目を迎えた。ブナ原生林伐採阻止に始まった運動は、環境収奪型の乱開発を中心に問題提起をし続けてきた。その運動は一定の成果は挙げたものの、”原子力ムラ””ダムムラ”などと呼ばれる日本型産業構造と、効率優先の物質文明社会の方向性が改められることはなく、「成長と発展」の名のもとに環境破壊は継続されている。その結果多くの問題が山積みし、今の日本は閉塞状況に陥っている。その最大の要因のひとつとして国民の多くが原子力発電に大きな不安を抱きながらも、これからも依存し続けるのかという危惧、危機感である。
 2011年3月11日東日本大震災による大津波は東京電力福島第一原子力発電所の3号基の原子炉をメルトダウンさせ「レベル7」というチェルノブイリ級の大事故を引き起こした。深刻な状況は今も続き、廃炉への目処は未だ全く立っていない。日本の原子力政策の現状は、骨格とする「核燃料サイクル」はすでに行き詰まり、プルトニウムを増産し続けるだけの「恐怖のサイクル」となりつつある。
 2014年秋、東北の自然保護団体はここ宮城栗駒に集い、きびしい現状認識を共有し崩壊に向かおうとしている日本社会に方向転換を促すために、重大な決意をもって次のことを宣言する。
1、東日本にまき散らされた放射性物質を思うとき、東北の自然保護運動は山川草木、鳥や獣たちなど行きとし生けるものの代弁者として、運動を再認識し活動を展開します。
2、日本社会は今世紀には急速な人口減少に陥るといわれています。国や自治体には真に持続可能な新しい社会モデルへの転換を求めます。
3、指定廃棄物最終処分場は宮城県内にはいらない。したがって他の地域にもあり得ず、日本政府と東京電力は自らの責任において安全に処分することを求めます。
4、原子力発電所の再稼動は、行き場のないプルトニウムと放射性廃棄物を増やし続けることになります。全廃を前提として再稼動を止め、脱原発を進める方向への政策転換を求めます。      以上
2014年9月21日  第35回東北自然保護の集い宮城大会参加者一同

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大会終了後に登った栗駒山は例年より一週間程度早く始まった紅葉に染まっていた。
山頂からまっすぐ目線を麓に下げて行くと、指定廃棄物最終処分場の候補地のひとつとなっている「深山嶽」が見える。そこは、宮城県北地域の水源地帯。


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by mt1500funagata | 2014-09-21 22:09 | Trackback | Comments(0)