人気ブログランキング |

船形山バリエーションとツキノワグマ埋葬

c0294658_21281113.jpg
毎年、この花に会いに行くのが恒例になった。
旗坂平の下のほう、僕らはイワウチワ平と呼んでいる。

今日は今の時期しか歩くことが出来ないバリエーションルートで船形山の山頂を目指した。
c0294658_21301537.jpg
花染山の稜線を乗っ越し湯谷地へ出るのだけれど、保野川が雪で埋まり、なお且つ雪が締まっているこの時期が一番歩きやすい。あと一週間もすれば保野川は雪解け水で増水し渡ることは出来なくなる。

保野川に沿った気持ちの良い尾根でぐんぐん高度を上げ、ちょっとした急登をこえれば、山頂直下の大雪原に飛び出す。
c0294658_21375456.jpg
何も遮るもののない、広い雪原を歩くのは気持ちがいいねえ~!
一直線で山頂に向かった。
c0294658_21434785.jpg
少しの時間、風が出てガスがかかった中を歩いたのだけれど、稜線に出る頃には風も止み、薬師森へと続く稜線がキレイに姿を現した。
c0294658_21465208.jpg
毎年4月29日は山頂の小屋で、釜揚げうどんを食べる。6人分の食材で1200円。
ひとり200円の昼食ですよお~!

c0294658_21492708.jpg
下山はいっきに山頂からの尻セード。
c0294658_21503900.jpg
右の筋は登った時のトレース。左には山頂から一直線に尻セードの跡が残っていた。これだけ長い距離だとスピードも乗ってスッゴク楽しいデス!

下山後は、昨日確認してきた升沢遊歩道上で死んでいたツキノワグマの埋葬作業を行いました。
別パーティーで登っていたKさんチームと合流。
c0294658_21565371.jpg
ツキノワグマの亡骸をブルーシートに乗せて、男8人でやっと運びました。
c0294658_22005391.jpg
体重72kgの僕がとなりに同じように身体を丸めて横たわってみたのですが、僕のからだのなんと細いこと。手足や胴回りの太さが全然違います。体重を計る術はなかったのですが、100kg近い立派な成獣のメスでした。
c0294658_22045674.jpg
山で拾ってきたブナの実を口の周りに置いてやり、皆で合掌し埋葬しました。
顔はとても穏やかで手足を縮めて丸くなり、まるで眠っているかのような姿だった。

注1)この作業は遊歩道を管理している大和町役場担当課からの依頼の元で行ったもので、使用している軍手などは、町からの支給品です。
注2)埋めたといっても遊歩道から離し、土の窪みを作って落ち葉などを軽く掛けただけで死骸の処理は自然の摂理に任せることにしました。



-

トラックバックURL : https://bunatayori.exblog.jp/tb/22063899
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by saltpine at 2014-06-13 20:35 x
こんにちは。
いつもこっそり読んでいます。

>>山で拾ってきたブナの実を口の周りに置いてやり、皆で合掌し埋葬しました。
この一文で、この山と、この山の生き物達を大切に思っている気持ちが強く伝わって来ました。
本当に素晴らしい活動をなさっていますね。感動いたしました。
Commented by mt1500funagata at 2014-06-16 21:48
saltpineさん
うれしいコメントありがとうございます。
僕はこの山とこの山の生きもの達の代弁者でありたいと思っています。
山の生きものは、ほかの生き物の命となるために、またあるものはひっそりと孤独に死んで行くのでしょう。
僕らが埋葬したツキノワグマは、人間が手をかけたことは本来は不本意だったかもしれません。
人間が行き来する遊歩道の上に屍を曝してしまったツキノワグマが不憫でたまらないのです。
by mt1500funagata | 2014-04-29 22:25 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)