KAWAI KF120B
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河合楽器製作所が1980年前後に販売していたらしい。
知り合いが廃品として回収してきたギター。どんなに古くて汚いギターでも、回収したら声を掛けてくれるように頼んでいた。
このギターを含め3本のギターを持ってきてくれたのだけれど、他の2本は汚れを落として磨いたら普通に使えるギターになったので、わざわざブログなんかで公開するまでもなかった。

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これだけ見事に廃品らしくなっていると、逆にワクワクしちゃうんですね!

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これまでギターは何本か直しているので、足りない部品なんかは手持ちのパーツで間に合わせることが出来そうだ。

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ペグ(糸巻き)が欠損しているけど、手持ちの中古部品で何とかなるでしょ。

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問題はフレット。かなり弾き込んだのか?相当すり減っているし、すり合わせっていうメンテナンスもされているようだ。このまま磨いただけでは不具合(弦のビビリとか)が出るかも知れないし、ここは練習のつもりでフレット交換をしてみようと考えた。

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外せる金属部品はぬるま湯に中性洗剤で汚れを落とし、
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磨けばきれいになる。

素人はやっちゃいけないと言われているフレット交換。まず外す道具が必要だった。
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専用の工具は売っているけど、それに数千円をかけるのは意味がない。工具箱に錆びだらの縁切りニッパーがあったので、グラインダーで削って使えるように改造。

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半田ごてで温めて接着剤を溶かして外しやすくする。

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普通のニッパーだと根っこのところに引っかからないのでフレットを外せないけど、削って頭を平らにするとこのように外せる。

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全部外しました。

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指板をサンドペーパーできれいにし、ネックの反りも調整する。

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この状態でボディのキズを消そうとして失敗した。
結局ボディトップの塗装を全部落としてクリア塗装の塗りなおし。

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5~6回塗り重ねたかなあ?恥ずかしくない程度にはなった。

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Amazonで購入した交換用フレット。565円。

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順番を間違えないように打ち込み準備。

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キズが付かないようにゴムを貼り付けたハンマーで打ち込み開始。

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当初思っていたより意外と簡単に打ち込み終了。

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しかし、よく見ると端っこが浮いている。

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瞬間接着剤をたらし圧着させて補修。

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荒削りして、

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仕上げ削りすれば、

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まあ使える程度には収まった。

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古い弦を試しに張ってみると、弦高が3mm超え。

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サドルって部品(牛骨)を1mm削ることにした。

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削っては試し張りの繰り返しで、

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約2mm。実際に弦を張ってチューニングして最終的に2.5mmに調整した。

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ピックガードを貼り付けて、新品の弦を張って、出来上がり!

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フレットも新しくなり、楽器として普通に弾けるギターになった。

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復活した45年くらい前のギター。
フレットのすり合わせとか、ネック(指板)の調整とか、ここに書いていない部分も多くあるけれど、半世紀近く経ち乾ききったボディから出る音に期待する。

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形がダブルO(オー)って言うかフォークギタータイプなので低音の鳴りは置いといて、中高音のクリアな音には感動する。
廃品として壊されて捨てられる間際だったギターを自分で工夫しながら手をかけて楽器として蘇らせることが出来た。

決して高級なギターの音じゃないけど、カラッカラに乾いた年代物の音でロバート・ジョンソンのブルースギターでも練習してみましょうかね・・・・!




****↓↓蘇ったシリーズ↓↓****




# by mt1500funagata | 2026-01-20 21:49 | 蘇る逸品 | Trackback | Comments(0)