サルノコシカケと言えば、漢方薬として近年は抗がん作用があると言われていることをご存知の方も多いと思いますが・・・

古い船形山の山行記録に
「升沢荘のばんつぁんに貰ったサルノコシカケに火をつけた。やはり線香のように燃える。効果はあったようだ。」
との記述がある。
何に効果があったのかというと・・・「虫よけ」

試してみた。
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記述通り線香のように燃え、すっかり灰になるまで燻り続けた。

さて、効果のほどは?

僕は少しばかりの場所に家庭菜園みたいなのを作っていて、今の時期なら畑に行くと5分もしないうちに藪蚊に何か所も喰われて、まるで蚊に餌をやりに行くようなもの。
そこで、燻したサルノコシカケを足下に置き、素足にサンダル履きでズボンの裾まくりをして、10分ほど蚊の様子を伺った。

何か所くらい蚊に喰われたと思いますか?

ゼロ!
全く蚊が寄り付いて来なかった。

その効果を信じて、裏庭の草取りなどをする。
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半袖シャツで素足にサンダル履きですが、蚊に喰われることはなかった。
写真の一片が燃え尽きたあと、そのまま草取りを続けたら、キンカンのシャワーを浴びたいくらいに薮蚊の餌食となった。

サルノコシカケって虫よけに効果があるみたいですよ!
偶然かもしれないので真偽のほどは、ご自身で試してくだいね!

雨が降り始めた午後、森に行って来た。
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森に行って何するわけでもないけれど、時間があれば僕は森のほうに行ってみる。

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梅雨が明けたと思ったら、もう秋の気配だよわ。

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つい先日は朝日連峰の稜線で、残雪を見ながら初夏の花に囲まれていたけれど・・・
雨の森では、もう秋の準備が始まっている気配がした。


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阿字観って知ってますか?
僕は、山伏の験名も持っていて、修験得度の度牒も授かっているので阿字観の修行もしているわけです。
まあ簡単に言えば、自然と一体となる呼吸法(瞑想)ですね。

虫よけじゃあなくて、香として焚いてみた。
キノコの香りが漂った。

*阿字観(あじかん)・得度(とくど)・度牒(どちょう)
 言葉の解説は長くなるのでしません。気になる方はググってみてくださいね。



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# by mt1500funagata | 2017-08-16 23:30 | Trackback | Comments(0)

8月11日は「山の日」
山にいかなくっちゃ!ってことで、山に行ってきた。

せっかくの連休なので県外の山へ出かけた。

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天気予報は下方修正で、雨に降られるのは分かっていたけれど、いつも言ってるように「雨も天気のうち」。

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水滴を纏った遅咲きのヒメサユリに出会えるのも雨の日ならではのこと。

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主稜線は初夏の花が一面に広がっていて、遠くの景色はガスに包まれて見えないからこそ、目に入る景色は花ばっかり。

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東北の中では全国区の山で多くの人と行き交うのかと思っていたけれど、誰一人ともすれ違うことはなかった。
この山でこんなに静かな稜線歩きを味わえるのも、雨の日ならではのこと。

稜線で雨に濡れる花々を見ながら僕は、花が笑っているなあ~!って思いで歩いていた。
「夏山蒼翠にして滴るが如く」というけれど、僕が思ったのは「笑うが如く」のほう。

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だって、どちらを向いても花ばかりなものだから、正岡子規の「故郷やどちらを見ても山笑ふ」を連想し、
「稜線やどちらを見ても花笑う」って思いながら歩いていた。

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山小屋についたら雨は上がり、遠くの山並みも眺めることが出来た。

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山小屋での晩飯。ビーフシチューのせクスクス。

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山小屋での朝飯。シャケと納豆の朝定食。

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稜線下って雨上がりの昼飯。山の冷水〆冷やし中華。

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山の日にバンザイ!(次の日だけど・・・)

行って来たのは、朝日連峰、泡滝ダム~大鳥池~以東岳~狐穴小屋でした。

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以東の小屋も順調に建設が進んでいます。9月末には完成ですね。



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# by mt1500funagata | 2017-08-14 10:11 | Trackback | Comments(2)

山のあなたの空遠く

***山のあなたの空遠く
     幸い住むとひとのいふ***
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***ああ、われひとと尋(と)めゆきて
     涙さしぐみかへり来(き)ぬ***

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最初の写真は、いつも見ている船形山あたりの夕方、その山を越えた「山の彼方」に幸いが住むらしい。

という訳で、8月5日、一山越えた向こうの山に探しに行ってきた。
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太平洋側はぐずついた天気のようだったけれど、一山越えた向こうの山は青空が広がっていて、
それはそれは美しく花に囲まれた風景の中を歩くことができた。

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僕もたまには船形山を越えた彼方の山へ出かけて行って、幸いを探しに行くわけです。

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まだ僕には、ジョバンニの言う「ほんたうの幸い」は見つからないけれど・・・
涙がでるほど美しい風景の中で、自分自身の幸いは感じて帰ってくることが出来た。

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現在・過去・未来


***山のあなたのなほとおく
     幸い住むとひとのいふ***
(カール・ブッセ「山のあなた」/上田敏訳

今週末は、幸い住むとひとのいう、なお遠くの山に向かうつもりです。



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# by mt1500funagata | 2017-08-06 23:49 | Trackback | Comments(3)

船形連峰 大滝キャンプ場近くにある鈴沼。

スライドショー(2分45秒)にしてみました。


今まで何度訪れたか憶えちゃいない。
季節ごと、一日のうちにだって時間ごとに違った表情を見せる。

もし、あなたが鈴沼を訪れたなら、立ち止まりしばらくの時間身を置いてみるとよいと思います。
通り過ぎるだけではわからない鈴沼の空気、そこに住まう生き物や精霊の気配を感じることが出来るかもしれませんよ。


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# by mt1500funagata | 2017-08-01 00:36 | 鈴沼 | Trackback | Comments(2)

雨の鳴渓小屋

前日の天気予報は雨。
当日は早朝から雨。

雨も天気のうち。
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船形山山麓、加美町小野田の鳴渓小屋を数年ぶりに訪ねた。

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鳴瀬川源流域にあたり、船形山登山道小野田コースの登山口近くにこじんまりと佇む。

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地元の中新田ラテルネ山岳会有志の愛情のもと、綺麗に維持されている。

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今日は、ある目的を持ってこの地を訪れた。
船形山の奥深くを流れる、ある沢の入渓地点の確認にやって来たのだ。

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雨だから、どーする?って言葉は一つもなく当然のように集合場所に集まった面々。
雨だから、中止するとか行き先を変えるなんてことはしない。
雨は雨なりに楽しめばいい。

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雨の中、ヤブを漕ぎ、何往復かして道筋を見つけた。

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僕らの雨具は、天候の急変に備えるためのお守りではない。
雨の中でも楽しむためにある。

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下山後の温泉も晴れた日よりも雨降りの日のほうが気持ちいい。

・・・雨も天気のうち。



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# by mt1500funagata | 2017-07-29 23:00 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(0)

鈴沼に靄立ち込めり

鈴沼へ

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蒸し暑い夏の夕方。

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鈴沼には日本の夏の美が凝縮されていた。

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時たま岩魚が跳ねる水の音を聞きながら、その時を待った。

それは向こう岸から音もなくやってきて幻想的な光景を作りだした。

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瑠璃沼と称せられる鈴沼がめったに見せぬ姿。

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鈴沼に靄立ちこめり




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# by mt1500funagata | 2017-07-22 23:48 | 鈴沼 | Trackback | Comments(2)

嘉太神のテンと船形山

早朝、船形山へと向かった。
朝の七つ森は低い雲に覆われた曇天。
うーん、いいんじゃない?こんなふうに七つ森に雲がかかる時は、船形山の上のほうは晴れている確率が高い。

登山口に向かう途中、いつもの嘉太神あたりに寄り道すると・・・
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向こうからテンがやって来た。
車を停めてカメラを構えてもテンは逃げない。むしろ近づいて来る。

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どんどん近づいて来る。何度か目が合ったけれど、彼は気にしないで歩いて来る。

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しょっちうここへやってくる僕の白いジムニーを彼は知っているかのように。
嘉太神の動物たちの間で僕のことは知れ渡っているのだろうか・・・?

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草むらの陰で彼はジャンプし何か虫のようなものを捕食し、口をモグモグさせたと思ったら再び僕の前に姿を晒した。

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前記事の「ワルそうなテン」とこうして比較してみると、やっぱり、こいつ「ワルそうに」に見えませんか?

登山口近くまで来ると予想通り青空が広がった。
風もない・・・・うー!暑い、、、!

うなじがじりじりと日焼けしてゆくのを感じながら、稜線を目指す。
まあ、今日は登山を楽しみに来たわけでもないので途中の写真を撮ることもなく山頂へ。
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稜線は西からの風が気持ちイイ。
風に吹かれていたら、アサギマダラが風に乗ってやって来た。
写真を撮るつもりもなく、ただヒラヒラと飛ぶ蝶を眺めていた。

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ハヤブサも風に乗ってやって来た。
ひょんなことから一緒に歩いていたH君や居合わせた親子と一緒にハヤブサを目で追う。
ハヤブサは稜線の西側をカッコよくヒューンと弧を描き空中で停止した。
「よーく見ててね!これから急降下を始めるはずだから・・・」って、
言い終わらないうちに、ハヤブサは急降下し樹林の上すれすれで急旋回して上昇した。
狙った獲物はうまく獲れたのだろうか?
写真を撮るつもりもなく、ただ風を切るハヤブサを眺めていた。

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山頂避難小屋に残されたペットボトルや空き缶を下げて来ました。
カラのもあれば水が入ったものもあった。
もしかしたら余った水を小屋に残すことを善意と考えてのことなのかも知れませんが、開封した水はもう飲料水としては使えないので残置はしないようにしましょうね。
荷物を軽くしたいのだったら、中身を捨てて空のボトルは持ち帰りましょうね!
コーヒーの空き缶や吸い殻を入れたビールの缶を残していったヤツ!
ふざけんなよー!!二度と山に来るんじゃねーよ!!!って言いたい。

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升沢小屋の沢で昼食のラーメン。
初めて見たラーメンだったけど、売り場のキャッチコピーに惹かれて買ってみた。
塩・しょうゆ・みそ味、初めてなので全味買ってみた。
昭和のインスタントラーメンって感じはしたけれど・・・どのへんがキリンなのかはわからなかった。



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# by mt1500funagata | 2017-07-22 22:08 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(2)

船形山の麓、七つ森の少し奥で「ワルそうな」テンと会った。
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今まで何度もテンとは会っているけれど、カワイイとか美しいじゃなくて・・・なんか見た目がワルそうな奴。
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なんか、そんなふうに見えませんか?

7月になってからブログの更新がないので、チバさんもついにクマにやられたか?って噂がまことしやかに広がりつつありますが・・・
ここ3週間ばかり週末は県外の山に行っていたので、船形山界隈のネタがなかったってダケでした。

先般の海の日の3連休(7月15~17日)も県外の山、2000mの稜線で悪いテンキに見舞われていたのです。
1日目と3日目はまあまあ良かったんですけど、メインの稜線がひどかった。
船形関連ではありませんが、少しお伝えしたいと思いました。

船形山のブナを守る会は山岳会ではないけれど筋金入りのヤマ屋さんも多く、オヤブンもその一人。
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厳冬期の朝日や飯豊を縦走し数々の未踏の沢を開拓した過去を持つオヤブンと一緒に山に入った。
雪渓を登って稜線を歩き、岩稜を越え、そして沢を渡る2泊3日の計画。

こんな人と一緒に山に入ると僕らは到底ヤマ屋とは言えないなあ~ってつくづく思わされる。
朝日連峰や飯豊連峰に2週間も山小屋やテントをベースにして、尾根を下り沢を登るを繰り返したのだそうだ。

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初日は風もなく、恵まれた天候で標高差1400mを一気に登った。

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山で2泊となれば、荷物も重くなり登山してるって思える。
日帰りや1泊では味わえない背中の重みと緊張感が心地よい。
今回は2泊分の宴会食材と沢を渡るための40mザイルやハーネスとか余計なものも背負っているのだからなおさらだ。

計画の段階では軽量化の指示がでていたけれど・・・
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1晩目は、モロミ漬けのトンテキとポトフを山メシにしてみた。
コメもアルファ米やレトルトなんて使わない。オヤブンの田んぼで作った無農薬のササニシキを炊いて喰う。
日本酒も一升持ち上げた。

悪かったテンキは2日目(7月16日)
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ガスっているから100m以上も切れ落ちている稜線のトラバースも高度感はなく緊張はするけど恐怖感はない。

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残雪が多く残りガスってルートがはっきりしない稜線を僕がトップで歩く。
悪くなってきたのはこのあと。

大粒の雨が横殴りに吹き付けてくる。
雨が降るのはわかっていたけれど、ここまで強く風が吹くとは思っていなかった。
この雨では予定していた渡渉するつもりでいた沢も水量が増えて渡るのは到底無理なので予定は変更となり、その場で来年の海の日の連休の計画は決まった。今回断念したルートを来年やるのだ。

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吹きっ晒しの稜線はまともに歩けなかった。耐風姿勢を確保してカメラを出すのにも苦労した。
腰を落とし左手に持ったピッケルで体を支え、やっとの思いで撮った一枚。

吹き付ける風の隙間を縫って、這う這うの体で避難小屋へとたどり着いた。

バカみたいだけれど、こんな山行が面白い。

3日目は稜線から下ると打って変わって青空が広がった。
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予定ルートから変更し、前日の雨で崩壊した雪渓を越えながら下山する時には、念のためにザイルを張ってルート工作を行った。
黒く口を横に広げた雪渓の下に転げ落ちてしまったら助かる術はない。雪渓の下からは雪シロで増水している沢の流れる音が轟轟と聞こえている。

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食料や酒、水がなくなり軽くなったザックで余裕の僕。

久しぶりに登山をしたなあ!って思える3日間でした。

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船形山のブナを守る会からのお知らせです。
来月、8月21日(月)~27日(日)
「第19回 ブナの森作品展」が開催されます。
場所は、大崎市古川(大崎市役所近く)「大崎市民ギャラリー 緒絶の館」
ブナの会の会員の趣味(プロ)の作品や写真などを展示します。
そこでブナの森、ブナの会への関心を持って頂けたら幸いと思っています。

船形山のブナを守る会に興味がある、もしくは参加してみたいと思われる方は、
mt1500funagataアットマークyahoo.co.jp
大和町チバまでご連絡ください。案内をお送りします。
(お名前と大まかなお住まい年齢を記載してください。ハンドルネームのみの場合は返信いたしません)
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# by mt1500funagata | 2017-07-20 22:44 | Trackback | Comments(2)