イノシシの家族

霧雨の降る朝
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何をするとはなしに森のほうへ向かう。

イノシシの家族と出会った。
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ふたりっ子のウリ坊を連れていた。

カタクリの群生で最近訪れる人が多くなってきた大和町と大衡村にまたがる達居森。
今はほとんど廃道となっている大和町側の登山口に向かう途中、大和町明ケ沢って地区。

去年まではイノシシのヌタ場を見ることはなかったけれど、つい最近からイノシシの食痕やヌタ場が目立つようになってきた。
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目立つって言うより夥しいと言う表現のほうが適しているほど。

4頭連れの家族と出会って100mも行かないうちに、
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休耕田の草むらに今度は大家族を見つけた。

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こちらの様子を伺っているのは母イノシシ。
僕がこの家族を見るのは初めてだったけれど、ヤツらは僕の白いジムニーをどこからか何回も見ていたことだろう。

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連れていた仔イノシシは7頭。

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ウリ坊、カワイイ!なんて言ってる場合じゃあない。
ここのところのイノシシの増え方は尋常じゃないのだ。

ここいら辺りは、カモシカやツキノワグマが多く生息していた地域。
このまま増え続けたら、農作物の被害はもちろんのこと、ほかの野生動物の生息環境も大きく変わってしまう。

もちろん、イノシシは悪く無いんですよ。
ヤツらは気候が暖かくなって積雪量も減り、棲みやすくなったから繁殖し生息エリアを広げているだけ。
畑で栽培されている農作物だって、ヤツらにとっては目の前にある食べ物の一つに過ぎない。

イノシシの生息エリアの拡大に伴う農作物の被害が取り沙汰されると、どうしてもイノシシ=悪者ってことになってしまうけれど、
繰り返しますけど、イノシシは悪く無い。

もし僕にイノシシを捕まえられる術があったとしたら、僕は獲って喰いたい。
残酷ですか?
食品となるために養豚場で「製造」され、パック詰めされるまでの豚の生き方のほうが残酷でしょう。(と思う)

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僕の前からはヤマドリも逃げやしない。
こいつも僕のことを何度も見ているのだろうと思う。

その後に出会ったタヌキは疥癬症に罹っているようだった。
写真も撮ったのだけれど公開するような姿じゃあない。

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霧雨の森では沢山の動物たちと出会い、彼らを取り囲む環境や自分たち人間の生活も考える。

こんな花が咲いていたよ、とか、こんな動物を見たよと喜んでばかりいる訳ではない。

僕は時間が許せば森のほうへ向かう。



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by mt1500funagata | 2017-08-18 22:13 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

サルノコシカケと言えば、漢方薬として近年は抗がん作用があると言われていることをご存知の方も多いと思いますが・・・

古い船形山の山行記録に
「升沢荘のばんつぁんに貰ったサルノコシカケに火をつけた。やはり線香のように燃える。効果はあったようだ。」
との記述がある。
何に効果があったのかというと・・・「虫よけ」

試してみた。
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記述通り線香のように燃え、すっかり灰になるまで燻り続けた。

さて、効果のほどは?

僕は少しばかりの場所に家庭菜園みたいなのを作っていて、今の時期なら畑に行くと5分もしないうちに藪蚊に何か所も喰われて、まるで蚊に餌をやりに行くようなもの。
そこで、燻したサルノコシカケを足下に置き、素足にサンダル履きでズボンの裾まくりをして、10分ほど蚊の様子を伺った。

何か所くらい蚊に喰われたと思いますか?

ゼロ!
全く蚊が寄り付いて来なかった。

その効果を信じて、裏庭の草取りなどをする。
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半袖シャツで素足にサンダル履きですが、蚊に喰われることはなかった。
写真の一片が燃え尽きたあと、そのまま草取りを続けたら、キンカンのシャワーを浴びたいくらいに薮蚊の餌食となった。

サルノコシカケって虫よけに効果があるみたいですよ!
偶然かもしれないので真偽のほどは、ご自身で試してくだいね!

雨が降り始めた午後、森に行って来た。
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森に行って何するわけでもないけれど、時間があれば僕は森のほうに行ってみる。

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梅雨が明けたと思ったら、もう秋の気配だよわ。

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つい先日は朝日連峰の稜線で、残雪を見ながら初夏の花に囲まれていたけれど・・・
雨の森では、もう秋の準備が始まっている気配がした。


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阿字観って知ってますか?
僕は、山伏の験名も持っていて、修験得度の度牒も授かっているので阿字観の修行もしているわけです。
まあ簡単に言えば、自然と一体となる呼吸法(瞑想)ですね。

虫よけじゃあなくて、香として焚いてみた。
キノコの香りが漂った。

*阿字観(あじかん)・得度(とくど)・度牒(どちょう)
 言葉の解説は長くなるのでしません。気になる方はググってみてくださいね。



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by mt1500funagata | 2017-08-16 23:30 | Trackback | Comments(0)

8月11日は「山の日」
山にいかなくっちゃ!ってことで、山に行ってきた。

せっかくの連休なので県外の山へ出かけた。

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天気予報は下方修正で、雨に降られるのは分かっていたけれど、いつも言ってるように「雨も天気のうち」。

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水滴を纏った遅咲きのヒメサユリに出会えるのも雨の日ならではのこと。

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主稜線は初夏の花が一面に広がっていて、遠くの景色はガスに包まれて見えないからこそ、目に入る景色は花ばっかり。

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東北の中では全国区の山で多くの人と行き交うのかと思っていたけれど、誰一人ともすれ違うことはなかった。
この山でこんなに静かな稜線歩きを味わえるのも、雨の日ならではのこと。

稜線で雨に濡れる花々を見ながら僕は、花が笑っているなあ~!って思いで歩いていた。
「夏山蒼翠にして滴るが如く」というけれど、僕が思ったのは「笑うが如く」のほう。

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だって、どちらを向いても花ばかりなものだから、正岡子規の「故郷やどちらを見ても山笑ふ」を連想し、
「稜線やどちらを見ても花笑う」って思いながら歩いていた。

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山小屋についたら雨は上がり、遠くの山並みも眺めることが出来た。

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山小屋での晩飯。ビーフシチューのせクスクス。

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山小屋での朝飯。シャケと納豆の朝定食。

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稜線下って雨上がりの昼飯。山の冷水〆冷やし中華。

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山の日にバンザイ!(次の日だけど・・・)

行って来たのは、朝日連峰、泡滝ダム~大鳥池~以東岳~狐穴小屋でした。

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以東の小屋も順調に建設が進んでいます。9月末には完成ですね。



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by mt1500funagata | 2017-08-14 10:11 | Trackback | Comments(2)

山のあなたの空遠く

***山のあなたの空遠く
     幸い住むとひとのいふ***
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***ああ、われひとと尋(と)めゆきて
     涙さしぐみかへり来(き)ぬ***

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最初の写真は、いつも見ている船形山あたりの夕方、その山を越えた「山の彼方」に幸いが住むらしい。

という訳で、8月5日、一山越えた向こうの山に探しに行ってきた。
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太平洋側はぐずついた天気のようだったけれど、一山越えた向こうの山は青空が広がっていて、
それはそれは美しく花に囲まれた風景の中を歩くことができた。

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僕もたまには船形山を越えた彼方の山へ出かけて行って、幸いを探しに行くわけです。

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まだ僕には、ジョバンニの言う「ほんたうの幸い」は見つからないけれど・・・
涙がでるほど美しい風景の中で、自分自身の幸いは感じて帰ってくることが出来た。

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現在・過去・未来


***山のあなたのなほとおく
     幸い住むとひとのいふ***
(カール・ブッセ「山のあなた」/上田敏訳

今週末は、幸い住むとひとのいう、なお遠くの山に向かうつもりです。



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by mt1500funagata | 2017-08-06 23:49 | Trackback | Comments(3)

船形連峰 大滝キャンプ場近くにある鈴沼。

スライドショー(2分45秒)にしてみました。


今まで何度訪れたか憶えちゃいない。
季節ごと、一日のうちにだって時間ごとに違った表情を見せる。

もし、あなたが鈴沼を訪れたなら、立ち止まりしばらくの時間身を置いてみるとよいと思います。
通り過ぎるだけではわからない鈴沼の空気、そこに住まう生き物や精霊の気配を感じることが出来るかもしれませんよ。


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by mt1500funagata | 2017-08-01 00:36 | 鈴沼 | Trackback | Comments(2)