2月最後の週末、来週からは厳冬期って言えないよわ!

春が来るのは楽しいけれど、厳冬期が終わるのも少し寂しい。
今年最後の厳冬期の雰囲気を求めて山へ向った。
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踏みしめる雪と気温、風は厳冬を感じさせない。
春山だよわ!

お手軽に宮城県内としては結構な標高のところへいけるルートなので、踏み跡ガシャガシャ付いているかと思っていたけれど、先行者はワカンの2人だけだった。
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ぜんぜん厳しくないっす!
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風のある山頂で少しだけ厳冬期っぽい雰囲気を味わえた。
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登って来たのは蔵王連峰の後烏帽子岳。
主稜線側はガスに包まれて、360度の展望って訳には行かなかった。

標高こそ船形山より高いけれど、ちょっとズルすれば山頂までは難なく届く。
山頂ピストンでは、あまりにもヘナチョコすぎる。
前烏帽子を経由する周回ルートを選択した。
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前烏帽子岳への雪の廊下。
僕は船形山以外の山をあまり知らないので、この辺りの山隗ってもっと人が多く訪れるものとばかり思っていたけれど、誰~れとも会わなかったし踏み跡は全くなく赤布もほとんど見られなかった。
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前烏帽子岳で自撮り。
「知ってる」山と「行ったことがある」山とは違うって思っている。特に冬山では。
無積雪期に1~2度歩いたことがある程度の山を「知ってる」なんて、僕は言えない。
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夏道上の△1401はショートカットして、適当に斜面を下る途中の開けている場所から、七つ森笹倉山を眺めることが出来た。先般登った黒岩の壁も確認できる。
いつも向こうのほうから眺めている山から、今日は逆に眺める。
船形山は泉ケ岳のスキー場から上部はガスに隠れて見ることが出来なかった。
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太平洋側は青空が広がり、仙台平野から遥か仙台湾の向こうの牡鹿半島までの展望が開けた。

2月だってのに、すっかり春山だよわ!

(注)最近、関東や西日本の方も御覧になっているらしいので、少し解説!語尾の「わ!」について。
仙台弁かな?ほとんど意味のない「わ」ですが・・・
用例:標準語=「終わったの?」「終わったよ」
   仙台弁=「終わったのわ?」「終わったよわ」
こんなふうに、意味なく最後に「わ」を付けて普通に会話しています。


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by mt1500funagata | 2017-02-25 23:10 | Trackback | Comments(0)

ずっと前から気になっていた場所。
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旗坂キャンプ場へ向う道の途中、沢渡の登山届所の手前右手、吉田川の対岸に見える岩壁の縦長の洞穴みたいなところ。

山へ行かない日、朝の散歩がてらに行ってみようと思い立った。
この辺りの吉田川は両岸が切り立った深い谷状になっていて、散歩がてらに川を渡って行けるようなものではない。
でも対岸を地形図で確認すると途中まで農道が通じていて、ヤブ漕ぎっていっても散歩程度で行けるような距離だ。

最後の人家を過ぎ、農道終点から歩き始めると、途端に人臭さからケモノ臭さに変わった。
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いかにもクマが寝ているっぽい土穴があったり、雪や泥の上に残された足跡はケモノのものばかりだった。
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秋には面白いキノコも採れるかな?って松林を過ぎると、ケモノ道は吉田川の左岸に沿って形成された尾根へと続いて行った。
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たぶん、ほとんどがイノシシの踏み跡だと思います。
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対岸から見ていた崖の反対側も切れ落ちていて、ヤセ尾根のような地形だった。

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やがて、ヤセ尾根の「ような」じゃなくて、本当のヤセ尾根となった。崖側は数十m垂直に切れ落ちている。
散歩の筈だったけど、整備された登山道より、よっぽどスリリング。

イノシシたちは日常的にこの道を通っているようだ。
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ヤセ尾根の先にはイノシシの溜め糞。

そのままケモノ道を辿り、川に向って岬のように突き出たところが目的の縦長の洞穴の上。
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眼下に吉田川。けっこうな高度感、もちろん落ちたらひとたまりのない。
ここで穴が開いているであろう崖の下部を覗き込むことは出来ない。
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少し回りこんで、先ほどまで立っていた岬の下部。洞穴は見えない。
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僕がここに来たかったのは、もしかしたら対岸からは見えない崖の陰にも穴が開いていて、石橋のようになっていたら面白いだろうなあ~って思っていたから。
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いつか上流の橋まで川岸を歩いてみようかなあ~?
下手な里山のピークハントより、高度感とスリルを味わえそうな気がする。

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まあ、朝の散歩道としては面白かったケモノ道でした。


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by mt1500funagata | 2017-02-18 23:23 | Trackback | Comments(0)

天気予報に反し青空に包まれた泉ケ岳周辺は大賑わいだったようだ。
帰るときに通った泉ケ岳駐車場は満車に近く、表コース登山口にも沢山の車が停まっていた。

でも、僕らはほとんど人とスライドしない「裏泉周回ルート」を選択したのだった。
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スプリングバレースキー場を挟んで見上げる「裏泉」
もちろん正式な名称ではない。
信仰登山時代からの薬師水コースを今は表コースと呼び、南斜面のスキー場側を正面とするのが一般的だから、その反対側の北尾根を含めた北斜面を裏泉と勝手に呼んでいるだけです。

スキー場を横断して山裾に向えば早いのだけれど、オープン前にきれいに整備されたゲレンデを横切ることは出来ない。僕らがマナーを無視した登山を行えばスキー場関係者を含めたスキー愛好者から登山者全体がヒンシュクをかってしまうことになるだろう。
スキー場の際をを大回りして北尾根に取り付いた。
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過去に2回アイゼン装着でこの北尾根を登っているけれど、それは3月と4月。
2月の深雪に僕らは現地でスノーシューを選択した。
登り始めは快適ですよ。そんなに急じゃないから。

少し登ると、とたんに急登が待っている。
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写真では伝わりにくいけれど、かなりな急斜面。
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わかるかな~?
フカフカな新雪で普通に登ろうとすればスノーシューが前の斜面の雪を崩すだけ。上に進めない。
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足を後ろにスイングして思い切り雪面に蹴りこむ。同じところに3回くらい蹴りこまないと雪は崩れるばかりで身体を上に持ち上げることが出来ない。もっと急な斜面では膝を使ってステップを作ったところに先端を蹴り込んで上へと進んだ。

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下から見上げた時、朝の光に輝いていた北尾根の雪庇まで、ようやく登り詰めた。
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なかなか楽しそうな雪庇の際。
同行のヨシコさんも登山女子としてはベテランの域。登山歴こそ10年に満たないが、東北のミニ谷川岳とも言われる鬼首禿岳火の沢も夏は沢登りで残雪期には雪渓を登っているし、岩壁でスリングにぶら下がってのビバーグまで経験している。(その他諸々、お家の人にはナイショだよ)

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参考画像:鬼首禿岳火の沢
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泉ケ岳北尾根って、部分的には火の沢より急な箇所がある。木が生えているから怖さは感じないけれど。
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マロ7さん先行で雪庇の上に乗り上げる。
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雪庇の尾根から眼下にスプリングバレースキー場。
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いいカンジで雪と戯れてますねえ~!

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最後の崖のような急斜面を乗り切れば、山頂台地はもうすぐ。
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ここまで来れば、山頂までは散歩みたいなもの。
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いちおう山頂は踏んで来た。
今日の山歩きの目的は北尾根を登ることであってピークハントではないので、そそくさと次の目的である山メシの場所へと向う。

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ヒザ川二股の中間尾根にもイイカンジで雪が付いている。
この尾根がネット上で「袖泉」と呼ばれていたのは誤りだったとの認識も広まってきたように思いますが、いまだに袖泉と呼ぶ人もいるし、少し引いて通称袖泉なんて言ってる人もいるようですけど、間違いですからね!袖泉は北泉ケ岳の旧称ですから。

関連記事:泉ヶ岳の袖泉って?本当の袖泉を考える
http://bunatayori.exblog.jp/25244141/

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下山は気持ちの良い林間のスノーシューイングと洒落こんだ。

今日、第二の目的は先週マロ7さんが食べそびれた「焼きそばナポリタン」
船形山界隈を根城にするヒゲの写真家に会うたびにコツを伝授してもらい、ますます進化した。
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山で食べるおにぎりって、なんて美味しいのでしょう!と言う言葉をよく耳にするけれど、山で食べるナポリタンは、すっごーく美味しいんですよ!

山ヤのフリをして厳しい急斜面を登るだけじゃない。
BE-P●L野郎のフリをしてオシャレっぽく雪上で美味い山メシを食べ、素敵なスノーシューイングを楽しむ。
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山遊びの幅が広がります。

今日歩いた山域です。赤線なんて書き込みません。
分る人なら見当は付くでしょうけど・・・
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地形図を眺めて面白そうなルートを探すところから、登山は始まっているってこと。
・・・あのルート、ヤ●レコにルート図載ってたよねえ・・・って聞いたとたんに、そのルートへの興味が失せてしまうのは僕だけなのだろうか・・・?・・・

(但:これはバリエーションルートや里の藪山に限ったことで、一般登山道の情報を共有するのは大いにけっこうなことだと思っています)

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同行したマロ7さんのブログ:マロのページⅢ
http://maro70.blog.fc2.com/


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by mt1500funagata | 2017-02-11 21:38 | 泉ケ岳周辺 | Trackback | Comments(0)

2月4日立春。
春の始まりの日ではありますが、山の暦では厳冬期。
ここのところ里山行きが続いていたので、そろそろ奥山の深雪が恋しくなる。

と言う訳で、簡単に奥羽山脈脊梁付近に行くことが出来る関山峠に向った。
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明治初期まで「峰渡り」と呼ばれた敷山古道を関山トンネル入口から逆周回するのだ。

*参考(最初に読むと本記事の内容が分りやすくなります)
マロのページⅡ「関山・峰渡りのブナに・・・」
http://maro407080.exblog.jp/19673646/
マロのページⅢ「関山隧道と峰渡り・・・」
http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-442.html
ほかにもあります

関山トンネルの入口から西に伸びる尾根に目を付けた。
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寒風山への登山道とトンネルを挟んでちょうど反対側になるのだけれど、尾根に取り付くまでも強制的に雪と戯れなければならない。
フェンスに沿って取り付き箇所を探るけれど、等高線で想像していたよりもずっと急!

おう!望むところだ!
今日は深雪と急斜面を求めてここへやってきたのだ。
せっかくの厳冬期。日帰りではあるけれど、少しは冬山らしいことしなくちゃ面白くない。
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ストックを縦に突いて歩くラッセルなんて望んじゃいねーぜ!
って、意気込んでいるのか?はたまた、ひぇ~!って泣きながら登っているのか?

2本まとめて横に持ったストックで、すぐ目前にある雪の壁を手前に崩す。崩れてきた雪に膝蹴りを食らわせて、ニードロップ的に少し下向きに押し込んで出来た穴にスノーシューの先端を叩き込んでステップを作りながら登る。
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標高差は50m程度なのだけれど感覚的には100mくらい下に国道48号線が見えている。結構な急登でしょ?

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ふう~、やっと二本足歩行ができるなだらかな尾根に辿りついた。
それもつかの間、またまた現れた急登。
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同行のヨシコさんも強くなった。目指すピークへの最後のラッセルを買って出た。

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標高745mのピーク。
直線距離約340m・歩行距離約650m・標高差約240mのここまで、2時間15分を費やして、やっと峰渡りのルートに乗った。

ここを右(北西)に向えば大峠(関山)。元来ヘタレな僕らは大峠へのピストンはパスして左(南)へ。峰渡りの尾根を下る。
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うっひょー!って叫びたくなるような快適な尾根下り。
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樹間からは奥羽山脈の山々。

尾根の途中に、
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maro7さん達が名づけ名板を取り付けた「峰渡り大ぶな」。

どんどん下って旧関山街道との出合い付近で行動食。
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加藤文太郎のような、山ヤが山ヤであった古き時代から受け継ぐ行動食は干し柿。僕らはまだまだ山ヤとは言えないけれど、真似事だけはしてみたいものだ。

旧街道への合流地点は崖のようになっていて、適当に降りやすそうな所からお尻をついてジャンプするつもりで滑り降りたら、なんと言う偶然!
宙に浮くと思っていたお尻がダンダンダンと衝撃を受けた。
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これもmaro7さん達が設置したアルミ脚立。もちろん雪に埋もれていたのだけれど、センチメートル単位での誤差もなく、僕のお尻は脚立を滑り降りたのである。
脚立を設置したことは知っていたけれど、初めてここへ来た僕はその場所を知らない。これは僕が怪我をしないようにと、最近行動を共にしているmaro7さんのご加護によるものか?
数十メートル歩いた中でドンピシャっていうのは偶然という言葉で片付けるのは違うんじゃないかと思いますねえ~。

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旧街道まで来れば、あとは・・・
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国道への最後の尾根を下るだけ。

少し遅い昼食にした。
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ヒゲの写真家直伝の焼きそばナポリタン。トマトジュースが肝になる。

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峰渡りの逆ルートの終了。
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しかし・・・最後の難所が待っていた。
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えっ!?道路に出られないじゃん!
今日一番イヤなトラバース。上流のスノーシェルターのところから国道に上がって、今日一番の危険箇所、除雪で道幅の狭くなった国道48号線を大型トラックにビビリながら無事に車まで戻った。

せっかくの厳冬期。雪山を楽しまなくちゃね!


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by mt1500funagata | 2017-02-04 23:19 | Trackback | Comments(4)