カテゴリ:七つ森界隈( 26 )

七つ森主峰、笹倉山の南斜面にある岩クラ。
c0294658_21022183.jpg
地元の人は黒岩と呼んでいる。

本来なら厳冬期である1月に訪れた願ってもない小春日和。
こんな日は、地元の里山である七つ森辺りで遊ばない手はないでしょう。
と言う訳で、笹倉山に登って来た。
c0294658_21083664.jpg
どこへ登るの?笹倉山です! クライミング道具じゃないですか?そうです!
笹倉山への登山口は北面の御門杉コースか難波コースが一般的ですが、今日は黒岩コースなんですね。

七つ森の座(くら)山信仰の源流を探るべく結成された?「同人nanatsumori」のメンバーであるmaro7さんとヨシコさんの3人チームで臨んだ。
僕らはクラ山信仰の源である七つ森のそれぞれの岩座に触れることを計画したのだ。
c0294658_21212601.jpg
原阿佐緒の墓がある龍巌寺の前を通り、伊達山林道を使ってアプローチした。
ヘルメットのヘタレマークに恥じない最短アプローチで、春のような柔らかい日差しを受けて歩き始め。

黒岩の下に出るまでも距離は短くても結構な急登だった。
c0294658_21281575.jpg
目の前に立ちはだかる岩。
c0294658_21291102.jpg
黒岩と呼ばれている割にそれほど色黒でもない。
c0294658_21312166.jpg
さすがに遠くからでもはっきり確認できる岩場だけのことはある。
c0294658_21332848.jpg
一段目の岩場をクリアするのにも相当な時間を要した。

上部の岩場はもっと厳しそう・・・
c0294658_21351539.jpg
maro7さんが先行して様子を見に行くが・・・
c0294658_21363807.jpg
逆層(岩の形状が下向き)の垂直に近い岩壁を登れるだけのクライミング技術は持ち合わせていないし、ヘルメットにも明示してある通り「安全第一」なので、ここは巻くことにした。
c0294658_21455831.jpg
巻きルートを偵察に行く僕を見守る素振りも全く見せずに日向ぼっこの二人。
巻きルートって言っても、落ちたらタダでは済まされないんですけどーーー!
c0294658_21534546.jpg
相かわらずキビシイですねえ。
c0294658_21545305.jpg
山岳ドキュメンタリー映画「MERU」を観た余韻が残っているとはいえ、ヤツ等と僕じゃあ全然話しにならない。なんたって僕は安全第一、ヘタレシールを貼ったヘルメットは伊達じゃあない。安全第一!

c0294658_22015901.jpg
垂直に近い岩場を避けたにしても斜面の状況はキビシイ。
c0294658_22035232.jpg
日陰の斜面には雪が残り、手元足下に細心の注意を払いながらの登り。
c0294658_22060707.jpg
やっと国見崎への尾根に取り付いた。ここまで来ればもう安心。

c0294658_22132320.jpg
尾根を真っ直ぐ登ってくれば国見崎。青空の下、太平洋が青く輝いていた。

c0294658_22222025.jpg
大森薬師堂の傍らにある、麓の宮床が生んだ女流歌人「原阿佐緒」の本名が刻まれた石灯篭。これは幼少の頃病弱だった阿佐緒(浅尾)の健康を祈願して阿佐緒の父が奉納したもの。

関連記事:笹倉山とうつし世の女(をみな)
http://bunatayori.exblog.jp/20745396/


山頂の薬師様にご挨拶して、薬師堂の裏手から西斜面を強引に伊達山林道へと下山した。
大森薬師堂と七つ森の七薬師との関連等についてのうん蓄を述べたいところですが、今日は黒岩ルートの登攀でお腹一杯なので別の機会にしましょう。
c0294658_22183016.jpg
西斜面から泉ケ岳方面の眺望。わずかに伊達山林道も見えている。

c0294658_22382585.jpg
お気軽登山として登る人も多い笹倉山だけれど、ルートによってはスリリングで面白い山登りが出来る。

===2月1日 追記===
結果オーライでしたが、今思えば岩場のトラバースと巻きルートの急登は安全確保の上ではザイル張るべきでした。どちらも落ちたら数m~数10mの墜落or滑落で軽傷では済まないと思います。
里山とは言え、ルートによってはシビアな対応が必要だったと思っています。


-

[PR]
by mt1500funagata | 2017-01-28 22:56 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(2)

七つ森 六地蔵 四天王

七つ森の七薬師は有名だけれど
c0294658_22295564.jpg
七つ森の麓には六地蔵と四天王がある。

c0294658_22335261.jpg
六地蔵のひとつ「法性地蔵」。
ほかに「中野地蔵」「草の川地蔵」「永屋敷地蔵」「水地蔵」「延命地蔵」。
享保七年(1722年)宮床伊達家初代宗房夫人の松子(貞樹院松子・仙台藩五代藩主吉村の生母)建立と伝えられる。

四天王とは、
「要害天王」「山田天王」「新道天王」「芳の沢天王」
享保三年(1718年)建立。

七薬師掛け、六地蔵巡り、四天王巡り
一日じゃあ無理だと思いますが、全部やったら相当ご利益ありそうですね。

c0294658_22584348.jpg
七つ森の奥のほうにある滝。
「夢想の滝」というのだそうだ。
(七つ森観光協会発行「緑の古里七つ森を語る」による)

c0294658_22585329.jpg
滝の原温泉「ちどり荘」のすぐ脇にある。

c0294658_22583184.jpg
「瀧原不動明王」
安永三年(1774年)

関連記事:「滝の原不動明王」
http://bunatayori.exblog.jp/21629265/

時間的な制約がある休日は、朝に七つ森の近辺をウロウロする。

七つ森って登るだけじゃなくて、周辺を歩くのも面白い。


-

[PR]
by mt1500funagata | 2017-01-21 23:14 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(0)

七つ森、8峰全てを一望できる場所は少ない。
c0294658_19074583.jpg
昭和50年に編纂された「大和町史」の中、「黒川郡の神々」と題された一文によれば、
七つ森が大森山(笹倉山)を加えて七つとして数えられるようになったのは、伊達四代綱村の頃(西暦1700年前後)。中国の九魏峯になぞらえて七魏峯と称するようになったという。=注)魏の本当の文字には山冠がつく=
現在山頂に祀られる薬師像は近世のものであるが、(宝暦12年=1762年、伊達氏侍臣、八巻景任父子による)七つ森が霊異の山として黒川郡の人たちに崇められていた歴史は確実に古代までさかのぼる・・・。

そして、その一文には、古代からの神体山としての存在、さらに山中にある岩座(いわくら)つまり神座(かぐら)に関する記述もあった。

確かめなければならないと思った。その岩座(神座)に触れてみたいと思った。

しばらく前から、資料を集め現地の偵察を繰り返していた。

c0294658_19075891.jpg
七つ森の麓にある、石神山精(いわかみやまずみ)神社。

宮司の吉田さんからもお話を伺った。
「おらいは、もともと修験なのっさ。出羽三山で修行して最後に京都の聖護院さ行って法印をもらうのっさ」
延喜式内社の全くの神社だとばかり思っていたのだけれど、実は修験本宗の流れを汲む修験だった、七つ森は修験の山だったのである。境内にある湯殿山の石碑の意味が分った。
「七つ森の倉は岩座の座(クラ)神座の座(クラ)っさ」
僕は〇倉山の岩座の前に立ちたいと思っているのですが、そこが御神体山の神座なのですか?と問うた。
「斜面が急だから落ち葉で滑らないように気をつけなさい」
僕の問いには、はっきりと答えずに笑顔で言葉を煙に巻いた。
c0294658_19081541.jpg
Wikipedia七つ森に記載されている「山の名称には共通して倉の字が入っているが、これは岩を意味している」という解説は正しくないということですね。どんな参考資料よりも吉田宮司の口から発せられた言葉が意味を持つ。さらに、新七つ森と旧七つ森の比較表なども載せているけれど、本来、旧七つ森なんて存在しない。笹倉山を入れて七つと数えた時から「七つ森」となった訳で、それ以前は「七」と数を合わせる概念がなかったと言えるのである。(僕の考察です)

七つ森に関するうん蓄を続けようとすれば、数十ページにわたる長文になってしまいそうです。この辺で切り上げましょうね。


昨年、面白山大権現の御神体探索をご一緒した、ハンドルネーム:マロ7さんご夫妻とヨシコさんを誘って、いよいよ七つ森の岩座神座へと向った。
c0294658_21340694.jpg
どこへ行くの?七つ森です! クライミング道具じゃないっすか?そうです!

c0294658_21422905.jpg
いままでの偵察の結果、下から藪をこいで行くのは相当困難と判断して、上から目指すことにした。いったん山頂に登って目指す岩座まで下降するのだ。
しばらくは木立ちを頼りに慎重に下る。しかし、それも長くは続けられなかった。
c0294658_21470477.jpg
ザイルを出して懸垂下降。50mザイルを目いっぱい使った。
c0294658_21493951.jpg
最初の岩座のテラスに立つ僕。触れるだけで岩は崩れてくる。
c0294658_21512272.jpg
今にも崩れそうな岩がハングしている。長居したい場所ではなかった。
c0294658_21525620.jpg
テラスからの下降にもザイルを使用した。急ですよ!カラ身じゃ行けない。
テラスから降りて今度は急な斜面をトラバース。

c0294658_21550573.jpg
目指していた岩座。
ここが古代クラ山信仰、御神体山の神座なのであろうか?
確かめる術はないのだけれど、中世以前の人々が神の座と考えるにふさわしい岩場であった。
c0294658_22015057.jpg
岩に触れてみる。 
毎朝毎晩眺めている七つ森の懐の真ん中に抱かれているような感覚を持った。
c0294658_22074704.jpg
こうして見上げてみると、古代の人だったら、いや現代人の僕であってもここには神様がいるんだろうなあ~って感じる場所だった。

それから、それから、、、!
今まで、どんな書物にも書かれていないし誰からも聞いたことがなかった凄いものを発見した。
c0294658_22140232.jpg
岩場のトラバース中に、
「あれー!あんな所に洞穴みたいのあるよー」とヨシコさん。
「行ってみるしかないすぺー!」とマロ7さん。
c0294658_22163659.jpg
洞窟だった。
c0294658_22172769.jpg
高さ1mちょっと、奥行きは3~4mくらいか?
平に固められた洞窟の奥には、ヤマグワの種が混じったツキノワグマの糞が残されていた。入口近くの右手には30~40cmくらいの棚のような下が平らな窪みがあって、火を焚いた痕跡とか岩を削った痕跡とか人の手が関わったような跡がないかを探したけれど、見つけることは出来なかった。
c0294658_22232512.jpg
床面はまっ平で、座ったり寝たりするのに充分すぎるほどの快適な洞窟の内部だった。岩がゴツゴツした壁面や天井面と見比べると、不自然な程まっ平な床面。七つ森修験の行者が修行した洞窟のように思える。もし、そうだとして、そうでなかったにしても、この洞窟に僕らの前に人が入ったのはいつのことだろう・・・なんて考えると気持ちの高まりは抑えきれないものがあった。皆おなじ気持ちだった。
c0294658_22304681.jpg
七つ森の山中に、こんな場所があったなんて!
多くの人が訪れる身近な里山ではあるけれど、深い興味を持って深く歴史を調べ深く山中に分け入れば、こんな楽しみ方も出来る。
c0294658_22351342.jpg
累々と広がる落石の斜面をトラバース気味に下山した。
c0294658_22352990.jpg
七薬師掛けは、僕は何度か行っている。
七峰を登っては下りまた登るという大変な山行である。
さらに今日の山行で七つ森の七掛けという横軸的とも言える平面的な広がりに、深さという縦軸も加わったように感じた。

興味のある方は、県立図書館に資料があります。それらの資料を紐解いて訪れてみてください。そこから始めるのが一番面白いと思いますよ。


興味深いことが多くて時間を忘れ、昼飯は陽がとっぷりと傾いた頃になってしまった。
c0294658_22462697.jpg
三つめのすず沼からクレソンを頂いて、甘い水の泉のほとりでクレソン鍋を囲んだ。


今までで、一番面白い七つ森でした。


-

[PR]
by mt1500funagata | 2017-01-07 23:00 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(4)

新年明けましておめでとうございます。

c0294658_21390968.jpg
七つ森鎌倉山から昇る初日の出。

初日の出のあとは、七つ森の奥にある三つ目のすず沼へと向った。

関連記事「三つめのすず沼」
http://bunatayori.exblog.jp/25685667/

c0294658_21562871.jpg
僕はこの場所をよく訪れる。
この「すず沼」の水源になっている泉の水がとっても甘いから。

c0294658_22432939.jpg
七つ森の奥の森の中から湧き出ているこの泉を僕は「甘い水の泉」と呼んでいる。

c0294658_22455230.jpg

今日やって来た目的は・・・

c0294658_22464419.jpg
クレソン摘み。

厚い絨毯のように敷きつめられている場所から摘む必要はない。
端っこのちょっとした場所から少しだけ頂いてくる。

c0294658_22490482.jpg
甘い湧水で育ったクレソンは甘く感じる。
ナメコは12月の下旬まで採れた。これから5月くらいまでクレソンを摘む。

c0294658_22524650.jpg
家から車で25分、車から歩いて10分。
僕がここのクレソンを摘みに来るのは特別なことではない。

ちょっと鍋の材料採ってくるわ・・・って感じの日常のこと。
世間ではセリ鍋が人気ですが、クレソン鍋も美味いですよ!
もちろん、サラダでも炒めても美味い。
正月は雑煮に入れて、クレソン雑煮。

c0294658_22554886.jpg

この水のように、清らかな気持ちで一年が過ごせれば良いですね。


本年もよろしくお願いします。
平成29年 元旦
=====

クレソン雑煮の写真を追加します
c0294658_12193019.jpg


-

[PR]
by mt1500funagata | 2017-01-01 23:09 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(2)

高倉山の胎内くぐり

高倉山
大和町七つ森の奥、船形連峰の前衛峰で標高は854m。
c0294658_19261941.jpg
南川ダム湖畔から見たところ。左から泉ケ岳~北泉ケ岳~高倉山~赤崩山。

今日は高倉山へただ登りに行くのではない。
高倉山と民族信仰との接点を探しに行くのだ。
富谷や大和町吉田から見える端正な山容に、昔の人々が信仰の心を持って対峙していなかった訳がない。もちろん「倉」の付く山名、山頂に祠がある訳だから信仰の対象となっていたのは明らか。

明治5年に明治政府が修験道廃止令を出した当時、日本全国に約17万人もの修験者がいた。当時の人口は3300万人程度、要するに明治以前は修験行者が至る所に存在していたと言う事。(正木晃著:現代の修験道より)

その中には高倉山を修行の場とした修験者もいたんじゃないか?
高倉山の山中に、僕は以前から気になっていた場所があった。

c0294658_19484652.jpg
歩き出しは赤崩山の奥、林道高倉線の支線。
以前は四輪駆動の車なら進入できた林道も、今は荒廃が進み洗掘によって通行は不能。
無理して入り込めば、、、
c0294658_19514113.jpg
こんなことになる。

林道を歩いて行き、尾根に取り付く。
c0294658_19555236.jpg
小春日和のような気持ちのいい尾根をしばらく歩くと
c0294658_19575080.jpg
岩場が現れる。
僕は、この岩場は修行の場ではなかったのか?って思っていた。
僕が修験の場として高倉山に入るのだったら、ここで修行をするなあ。
c0294658_20015151.jpg
この岩屋は自然に出来たものなのだろうか?

泉ケ岳の薬師水コース(表コース)の胎内くぐりは有名だけれど、僕はここの岩場でも胎内くぐりがあるんじゃないかと目を付けていたのだ。
c0294658_20032292.jpg
岩のすき間から入ってみる
c0294658_20352844.jpg
洞窟の中は意外と広かった
c0294658_20384608.jpg
洞窟の中から入り口の様子
c0294658_21045792.jpg

c0294658_20404698.jpg
岩に囲まれた洞窟の内部は、胎内を連想させるに充分だった。

<<胎内くぐり>>
山岳や霊地の行場で、狭い洞窟や割れ目を通り抜ける場所に付けられた名称。修験者や行者などは山岳や霊地を他界または胎内とみて、その中を巡歴して修行しいったん死んで生まれ変わる擬死再生の行を行ったが、胎内くぐりによってその観念を抽象的に実践して確認した。これによって一切の罪穢を捨て、肉体と魂を浄化し、新たに生まれ変わるという考え方を行動をで示したのである。この考えの背景には、洞窟が一方では他界への入口とみなされ、他方では霊魂のこもる活力を復活する場として、神聖化されたことが関連している(世界大百科事典より)

c0294658_20585832.jpg
出口。僕は肉体と魂を浄化し生まれ変わった。

こんな場所を至る所にいた修験者が一人も目を付けなかった筈がない。
何か人が関わった痕跡がないか探してみたけれど、今日のところは何も見つからなかった。だから、これは僕の想像でしかないのだけれど、きっとこの場で歴史にも残らない名もなき修験者が修行していたのだと思う。

こう言っては何ですが・・・泉ケ岳の胎内くぐりより胎内くぐりらしさを感じます。
c0294658_21141995.jpg

岩場をあとにしたら、標高775mの東コブまで尾根づたいに急勾配をひたすら登る。

c0294658_21253801.jpg
東コブからの高倉山と船形本山。
栗駒や焼石連峰、神室連峰から鳥海山まで見える展望が開ける。
c0294658_22060690.jpg
お天気が良かったので泉ケ岳はじめ山に登っていた人も多かったんじゃないかと思いますけど、11時前くらいに聞こえた「ヤッホー」って、
c0294658_21280840.jpg
高倉山東コブから僕の「ヤッホー」でした。

c0294658_21314980.jpg
高倉山との鞍部。
春には沢山の花が咲き、踏み跡も無いものだから、足の置き場に苦労するほどになる。
c0294658_21374249.jpg
東斜面は急勾配。かなり急です。
c0294658_21392268.jpg
山頂には、大正5年に当時52歳だった鈴木利助さんという人が奉納した祠がある。

山頂から少し西のほうに歩くと視界が開け、
c0294658_21415047.jpg
泉ケ岳から北泉ケ岳
c0294658_21430286.jpg
三峰山から船形山
船形連峰の主稜線が一望に出来る。

こんなに面白くて良い山なのに、登る人少ないのってもったいないなあ~。

=====
どこから尾根に取り付いたのか?とか胎内くぐりって何処にあるのか?ってのは、敢えて詳しく書きませんでした。登山道のない、こんな山って「自分で」地形図みて「自分で」現地判断して「自分で」ルートを探し、行った先に胎内くぐりの岩場を見つける。こんな登り方が楽しいのではないでしょうか?GPSの軌跡や詳細な案内に頼って登るより、ずっと楽しいと思いますよ。


-

[PR]
by mt1500funagata | 2016-11-26 22:19 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(2)

ナメコですが・・・まだ採らない
c0294658_03444661.jpg
なぜならば、ここは僕の家から車で5分、車止めから歩いて1分で行ける場所。
と言うことは、なにも焦って採ることはない。今日はナメコの成長具合を様子見に来たのだ。
c0294658_03452401.jpg
今年はキノコが不作という話をよく聞いたけど、それはナラタケとかに限った話ではないのかな?って思ってる。でも実は少し心配していたのだけれど赤ちゃんナメコを確認して安心した。
c0294658_03454158.jpg
ムキタケ・・・少し採ったけれどまだまだ赤ちゃんがいっぱい。
c0294658_03450339.jpg
これから11月いっぱい4~5日おきに採りに行く。上旬はムキタケ、下旬はナメコ。
6時に家を出ればキノコを採って6時半には帰って来られる。カイシャインである僕も出勤時間にじゅうぶん間に合うのだ。

帰り道、気になっていた場所へ寄ってみた。
c0294658_03460940.jpg
カタクリの群生で最近訪れる人が増えた達居森の大和町側の麓、明ケ沢って地区にある山王神社。30年も前から、ここの前はしょっちゅう通っていたけれど、鳥居をくぐるのは初めて。
c0294658_03462747.jpg
小高い山頂には、ほとんどヤブに覆われた中に朽ちたお堂があった。訪れる人はほとんどいないようだ。
c0294658_03464404.jpg
鳥居の脇には沢山の石碑がある。これは、この辺の田んぼを区画改良する際に、あちこちにあった石碑を一箇所にまとめたもの。
多くは「馬頭観音」だが、「湯殿山」や「三峰山」と彫られたものもある。
その中に、梵字で書かれた「庚申塔?」
c0294658_03470287.jpg
日輪月輪を両脇に描き、寛政12年(西暦1800年)とある。当時、土地の人のなかに、このような梵字を書ける人がいたのだろうか?想像は膨らむ。
疫病が流行り高名なお坊さんか修験僧にお払いをお願いしたのだろうか?それとも、この辺には「庚申講」があって60年に一度の庚申の干支(寛政12年)にお祭りでもしたのだろうか?

わざわざ遠くに出かけなくとも、有名な観光地に行かなくても文化の日を楽しむことが出来るって訳ですね。史跡を解説した案内板を読むより、自分で調べ想像するほうが楽しい。

石碑の写真を撮り終わり、車に戻るときに一人の婆様と会って言葉を交わした。
婆様が言うには、山王神社には昔は立派な社殿があったそうだ。火事があって番をしていた若い人が焼死して以来ここの神社は廃れ始めたらしい。
「その火事っていつ頃のことなんですか?」と僕が聞いた。
婆様は、こう答えた。
「んだねえ~、オラがちゃっこい時だがら、20年も前になっぺがねえ~」
えっ!???
ちゃっこい頃って子どもだった頃ってことでしょ?20年前子どもだったってことは、この婆様20代後半?30歳そこそこってこと???
「20年くらい前ですかあ~」改めて聞いた。僕が思っていることを察したのか、
「んでね~な~、20年できかねがな?」と婆様。 
そうでしょ!
「んだな~30年前くれがな?」 
えっ!???

年のサバを読み過ぎな婆様だった。


-

[PR]
by mt1500funagata | 2016-11-03 23:21 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(2)

多くの人が手軽に登れる大和町の七つ森大森山(笹倉山)で
スズメバチによる人的被害が発生しました。
c0294658_22593224.jpg
一昨日(10/6)登山道を歩いていた人のうち2名がスズメバチに刺されました。
大事には至らなかったのは幸いでした。
昨日中(10/7)に蜂の巣は除去されましたが、油断は出来ません。
c0294658_22594586.jpg
クマの出没が大きな話題となり各方面で注意を促していますが、クマよりもスズメバチ被害のほうが国内では死亡例が多いことを忘れてはいけないでしょう。

c0294658_22595709.jpg
大森山登山口に設置してある看板。
スズメバチ・ツキノワグマ・ヘビ、んー味があるなあ~。


-

[PR]
by mt1500funagata | 2016-10-08 23:09 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(2)

キンラン

キンラン
絶滅危惧種
七つ森近くの林に5月、花を咲かせる。
c0294658_06470123.jpg
無駄に早起きしてしまった雨の朝、キンランの咲いていた雑木林に散歩に出かけた。

花に対するイメージって人それぞれだけれど・・・

僕にとってキンランは、物悲しいというか切ないイメージがある。
かつては里山の雑木林のなかに普通に見られたというけれど、環境の変化や乱獲によって今や絶滅の危機に瀕し、よほど山を歩いている人でも目にすることは滅多にない。

キンランという言葉で、僕が真っ先に思い浮かべるのは、
♪~金襴緞子(きんらんどんす)の帯締めながら花嫁御陵はなぜ泣くのだろ~♪
金蘭と金襴違いだけど、大正末期の挿絵画家、蕗谷虹児の抒情詩花嫁人形
c0294658_06590080.jpg
大正ロマンを代表する画家竹久夢二が好きな僕は、その流れで蕗谷虹児も好きな訳です。

様々な条件が重なって、やっと咲くことが出来るキンラン。
泣きながら盗掘されていったことだろう。

雨の雑木林では2頭のカモシカを見た。
キンランは花期が終わり、葉は周りの下草と同化して存在そのものが消えたかのように息を潜めていた。

雨の雑木林で一枚の写真も撮ることなく帰宅。
6時半には平日の出社前、所謂日常に戻った僕がいた。


-

[PR]
by mt1500funagata | 2016-06-16 06:19 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(0)

大和町と大衡村に跨る達居森、「カタクリ」とか「ミニ縦走」とかブログ記事で扱われるようになった頃から登る人が増えたように感じている。
そして、それはほとんどが大衡村の牛野ダムからのルート。
c0294658_22171187.jpg
偽ピークの手前にある、この道標。ずっと前はこの大和町からのルートも普通に使っていた。
今はほとんど歩く人いないし、実は僕も前に歩いたのは20年以上前のこと。

そこで!今回は僕のブログでは珍しい写真連発のコースガイドなどを敢えてやってみましょう。
でも、コースそのものもあんまり面白くないし分りにくいですから・・・期待しないで下さい・・・。

登山コースっていう以前に登山口そのものが知られていないので、その辺から。
大和町から船形山へ向う県道升沢線のショートカットで再び県道に合流する手前
c0294658_22293574.jpg
堀籠さんの家の前を通って堀籠さんの家の手前を右折すると(この辺大和町吉田地区は堀籠さんがいっぱいいる)
c0294658_22382380.jpg
正面に達居森が見える。道なりに進むと
c0294658_22392058.jpg
達居森のほうへ向う道があるので右折。これも道なりに進むと
c0294658_22402659.jpg
やがて舗装は終わり、ほんの僅かで
c0294658_22414846.jpg
達居森、大和町コース登山口。10台以上駐車できるスペースと公衆トイレまで整備?されているけれど・・・20年来幾度と無くここに来ているけれど、車が停まっているのを一度も見たことがない。整備された理由のひとつが、
c0294658_22464017.jpg
ここには「こうようの郡(さと)」という個人的な施設があって、柱の信頼性に不安を感じるスリリングな手作りのフィールドアスレチックやバーベキュー広場がある。僕は子どもたちが小さい頃、良くこの場所でブランコやターザンロープ、虫捕りやカナヘビ捕りに来たものだった。でもほかに人がいるのを一度も見たことがない。
c0294658_22532330.jpg
僕の記憶では、登山口は確かこの辺りだったはず。でも、全く分らなくなっていた。そこで、
c0294658_22544540.jpg
首が挿げ替えられている怪しげなお地蔵様と
c0294658_22554047.jpg
想像力をかき立たさせてくれる看板の間の作業道を登る。
c0294658_22595037.jpg
ただの作業道ですから登山としては面白くはない
c0294658_23031014.jpg
作業道としては良く整備されている道も
c0294658_23040015.jpg
長くは続かない。草ぼうぼうの道となる。
c0294658_23050898.jpg
倒木もそのまま。歩くのはカモシカやイノシシくらい。僕らのちょっと先をカモシカが歩いていたようだ。
c0294658_23070796.jpg
作業道の行き止まりの少し手前で左手の小さな尾根に取り付く。微かにふみ跡が残っているので、すぐ見付かると思う。
c0294658_23093808.jpg
ヤブは刈り払いされているけれど、見通しが悪く変化のない、ただ真っ直ぐで急な道をひと登りすれば牛野ダム方面からの登山道に合流する。
c0294658_23144419.jpg
100m弱歩けば見晴峠。ここから山頂までは別に写真も案内もいらないですね。 

山頂では熊蜂がやかましく飛んでいるなか、七つ森をめながら軽い食事。

c0294658_23165405.jpg
大和町吉田の入り口が分らなくなっていたので、下りにしか使えなかった。
かなりヤブっぽいですが、
c0294658_23225800.jpg
ヤブっぽいって言うよりヤブでした。でも僅かに踏みあとは注意してみると分ります。
c0294658_23240524.jpg
杉林まで下るとヤブは薄くなるけれど、相変わらずふみあとははっきりしない。
c0294658_23262300.jpg
展望が利かないただ急なヤブっぽい道?をただ下る。結構な急坂です。
c0294658_23280939.jpg

僕のジムニーが見えてきたけど、道は全然見えない踏み跡も全く分らない。
背丈以上の本当のヤブ漕ぎをして
c0294658_23321337.jpg
無事に「こうようの郡(さと)」へ。
c0294658_23330522.jpg
ここに昼寝をしに来るのってのはイイかもね!

ずいぶん前にはこの道も登山道として地図に載っていたように記憶しているけれど、今の地形図に道はなくなっている。

僕も、GPSログは取っていますが敢えてアップはしません。だって地図やガイドブックに載ってないルートって自分で探したほうが面白いですからね。それに地図読み等自分でルート見つけられない人にバリルート教えるのって危なくないですか?冬のバリエーションルートは特にそう思います。
ブログで記事にするのは「あらすじ」だけでいい。推理小説の「あらすじ」に犯人まで書いちゃってたら面白くない。

あっ!一般ルートは別ですよ!ログをアップすることで、初めて登る山や初心者の人が実際の行動時間とか計画立てるのには、すごく役立つことだと思っています。

-











[PR]
by mt1500funagata | 2016-05-28 22:27 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(2)

10年ぶりの高倉山。
高倉山って七つ森の奥の赤崩山のそのまた奥にあり、泉ケ岳から見れば東側の蘭山の北にある尖がった山です。
c0294658_21452350.jpg
*この写真は東こぶ(775m)からの高倉山(854m)、右肩の奥には船形山。

10年ぶり4回目の高倉山、山頂の神様に会いに行ってきた。
以前は南川ダム上流の林道高倉線の支線を利用し八合目まで車(四駆のみ)で登れたけれど・・・
c0294658_22023450.jpg
現在、こんなです。ジムニークラスでも無理!

花を眺めながら、ゆっくり林道歩きを楽しみましょう。
c0294658_22042164.jpg
林道脇の林で今年初めてシラネアオイさんとご対面。
ツツドリの鳴き声が聞こえてきた。えっ?もう初夏ってこと?
そう、気温的には初夏のカンジで汗をかきながら、林道最高点へ。

林道から山頂まで、以前は踏み跡があったと記憶していたけれど、今は踏み跡は全く分らなくなっていた。
でも取り付きは右にアカマツの植林、少し登って今度は左にアカマツを見ながら尾根をはずさないように行けば迷う心配はない。
c0294658_22121432.jpg
山頂の手前はこんなカンジで、軽い藪こぎをしている頃から青空が広がってきた。
暑い、、、っす。
c0294658_22184453.jpg
この山頂の祠は前回来たときは藪に覆われていた。今日は刈り払いをするつもりで道具を持参してきたけれど、その必要はなく、綺麗に祀られていた。

下山は周回コースで東こぶへ向かう。
c0294658_22260746.jpg
林道最高点からの道よりははっきりした道。
でも、歩く人ほとんどいないし急です。どれくらい急かって、すごく急です。
その代わり急斜面を下りきれば、すごく綺麗です。
c0294658_22304483.jpg
ニリンソウの白い道。
c0294658_22321303.jpg
カタクリとスミレの紫の道。
ほとんど歩く人いないから、道そのものがお花畑になってしまっている。

そして少し登り返して東こぶに立てば、冒頭の写真の展望が待っている。
正面に三角の高倉山、左に泉ケ岳北泉ケ岳。右に船形本山。
c0294658_22472960.jpg
目の前にはギフ蝶のペアがヒラヒラと舞っている。
山頂は周りの木の成長で展望は利かなくなったけれど、コチラの展望はサイコー!

そのまま東尾根を下れば・・・
c0294658_22511623.jpg
こんな山桜の咲く森の中を下山してくることが出来る。

高倉山って、山歩きの対象に捉えている人少ないけど、ルート次第ではすっごく良い山ですよー。

でも、道迷いには注意して下さいね!!!

-


[PR]
by mt1500funagata | 2016-04-23 23:09 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(4)