カテゴリ:船形山界隈( 44 )

来月、10月1日(日)船形山のブナを守る会では、秋の恒例行事として船形山山頂避難小屋へ薪の荷揚げを行います。
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下山時には参加者有志の手を借りて、バイオトイレのし尿オガクズの担ぎ下ろしを実施します。
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担ぎ上げる薪はそれぞれの体力に応じて何本でも構わず、もちろん1本でも良いのです。
登山客としての登山から一歩踏み込んだ山に対する想いを感じることが出来る一日となることでしょう。

船形山も紅葉のピークを迎え山登りとしても一番良い季節、ご一緒してみませんか。
大滝キャンプ場から山頂~升沢小屋を周回するルートですから、それほど大変なルートではありません。
参加してみたい、詳しく内容を知りたいという方は、私(大和町チバ)までメールください。案内を送ります。
mt1500funagataアットマークyahoo.co.jp(迷惑メール対策で@をカタカナ表記)
お名前、年齢、大まかなご住所を明記してください。(ハンドルネームのみの場合は返信いたしません)

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そんな訳で、今日は升沢小屋まで行ってきた。
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小屋周辺はまだ紅葉には早いけれど、小屋の前に咲くトリカブトとリンドウが秋を感じさせる。
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先週から風邪気味で体調が完全に戻っていない僕はクロベの大木からパワーをもらった。

クロベパワーを身体の中に注入したならば、もうこっちのもの!
あとはガッツリメシを喰うだけだ。
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ガッツリと言えば肉!鈴沼のほとりでステーキを焼いた。
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ステーキ処「すず亭」に雨天中止はない。




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by mt1500funagata | 2017-09-16 20:32 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(0)

船形山、色麻コース登山口である大滝キャンプ場へ通じる小荒沢林道にブナの倒木が発生しています。
(宮城県北部森林管理署には報告済み)
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場所は、内水面水産試験場から進入すると大滝キャンプ場分岐の約50m手前。
大滝キャンプ場まで車は入れません。
倒木の手前から歩いたとしても登山口まで約1Km 20分ですからどーってことありませんが、どうしてもキャンプ場まで車で入りたい方は、色麻側の岳山林道(通称:保野川林道)を利用してください。岳山林道通行可です。
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8/28 追記
本日(28日)北部森林管理署の担当官が現場確認の予定だそうです。早めに撤去されると良いですね!
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8/29 追記
本日(29日)森林管理からの連絡によると、処理されたとのことです。迅速な対応に感謝&拍手ですね!
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今日は升沢小屋に用事があって船形山へ行って来たのですが、山で出会う三大危険生物のうちの2種類とニアミスしてしまった。

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途中のある場所の様子を見に行く必要があって寄り道したら、5匹のマムシがとぐろを巻いていた。

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僕は少し喜んだ。小屋のメンテに使おうと思って持ってきた道具で捕獲できるだろう、人命水を汲んで帰ろうと思って持ってきた広口の密閉容器に入れることができるだろう・・・と。

マムシの素焼きは何度か食べたことがあるけれど、戴けるパワーはウナギなんかの比ではない。
風邪薬にもなるし、これだけのマムシだったら焼酎に漬けてもいい。

道具を取りに車へ戻ったら・・・
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スズメバチに囲まれた。
最初は1匹だったスズメバチがどんどん集まって来て、車から出られなくなった。

昆虫の表情を見極めることは出来ないけれど、奴らが僕を敵視しているのは明らかだった。
スズメバチによる死亡事故のほうがクマによる死亡事故より多く発生している訳で、クマのことをさんざん知ったかぶりして語っている僕がスズメバチにやられてしまったのでは洒落にならない。しかも僕は一度刺されたことがあるので、2回目となったらホントに死ぬかも知れない。

窓を閉め切った車の中で、しばらく様子をみていたのだけれど、ここはあきらめるしかない。
雨上がりの日差しを受けて、マムシも体温が上昇したのかそれぞれに藪のほうへと移動し始めた。

車の中で僕は思った。
マムシとスズメバチは、連合しているのか?
スズメバチの天敵はクマ、クマは蛇が嫌いでマムシからは逃げる。
マムシはスズメバチに守られる(今回は偶然か?)
ってことは、三大危険生物のなかで一番偉いのはマムシ?

やっぱり、蛇神様って祀られるだけのことはあるなあ~。
(こじ付けが過ぎますか???)


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by mt1500funagata | 2017-08-26 23:25 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(7)

雨の鳴渓小屋

前日の天気予報は雨。
当日は早朝から雨。

雨も天気のうち。
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船形山山麓、加美町小野田の鳴渓小屋を数年ぶりに訪ねた。

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鳴瀬川源流域にあたり、船形山登山道小野田コースの登山口近くにこじんまりと佇む。

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地元の中新田ラテルネ山岳会有志の愛情のもと、綺麗に維持されている。

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今日は、ある目的を持ってこの地を訪れた。
船形山の奥深くを流れる、ある沢の入渓地点の確認にやって来たのだ。

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雨だから、どーする?って言葉は一つもなく当然のように集合場所に集まった面々。
雨だから、中止するとか行き先を変えるなんてことはしない。
雨は雨なりに楽しめばいい。

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雨の中、ヤブを漕ぎ、何往復かして道筋を見つけた。

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僕らの雨具は、天候の急変に備えるためのお守りではない。
雨の中でも楽しむためにある。

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下山後の温泉も晴れた日よりも雨降りの日のほうが気持ちいい。

・・・雨も天気のうち。



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by mt1500funagata | 2017-07-29 23:00 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(0)

嘉太神のテンと船形山

早朝、船形山へと向かった。
朝の七つ森は低い雲に覆われた曇天。
うーん、いいんじゃない?こんなふうに七つ森に雲がかかる時は、船形山の上のほうは晴れている確率が高い。

登山口に向かう途中、いつもの嘉太神あたりに寄り道すると・・・
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向こうからテンがやって来た。
車を停めてカメラを構えてもテンは逃げない。むしろ近づいて来る。

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どんどん近づいて来る。何度か目が合ったけれど、彼は気にしないで歩いて来る。

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しょっちうここへやってくる僕の白いジムニーを彼は知っているかのように。
嘉太神の動物たちの間で僕のことは知れ渡っているのだろうか・・・?

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草むらの陰で彼はジャンプし何か虫のようなものを捕食し、口をモグモグさせたと思ったら再び僕の前に姿を晒した。

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前記事の「ワルそうなテン」とこうして比較してみると、やっぱり、こいつ「ワルそうに」に見えませんか?

登山口近くまで来ると予想通り青空が広がった。
風もない・・・・うー!暑い、、、!

うなじがじりじりと日焼けしてゆくのを感じながら、稜線を目指す。
まあ、今日は登山を楽しみに来たわけでもないので途中の写真を撮ることもなく山頂へ。
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稜線は西からの風が気持ちイイ。
風に吹かれていたら、アサギマダラが風に乗ってやって来た。
写真を撮るつもりもなく、ただヒラヒラと飛ぶ蝶を眺めていた。

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ハヤブサも風に乗ってやって来た。
ひょんなことから一緒に歩いていたH君や居合わせた親子と一緒にハヤブサを目で追う。
ハヤブサは稜線の西側をカッコよくヒューンと弧を描き空中で停止した。
「よーく見ててね!これから急降下を始めるはずだから・・・」って、
言い終わらないうちに、ハヤブサは急降下し樹林の上すれすれで急旋回して上昇した。
狙った獲物はうまく獲れたのだろうか?
写真を撮るつもりもなく、ただ風を切るハヤブサを眺めていた。

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山頂避難小屋に残されたペットボトルや空き缶を下げて来ました。
カラのもあれば水が入ったものもあった。
もしかしたら余った水を小屋に残すことを善意と考えてのことなのかも知れませんが、開封した水はもう飲料水としては使えないので残置はしないようにしましょうね。
荷物を軽くしたいのだったら、中身を捨てて空のボトルは持ち帰りましょうね!
コーヒーの空き缶や吸い殻を入れたビールの缶を残していったヤツ!
ふざけんなよー!!二度と山に来るんじゃねーよ!!!って言いたい。

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升沢小屋の沢で昼食のラーメン。
初めて見たラーメンだったけど、売り場のキャッチコピーに惹かれて買ってみた。
塩・しょうゆ・みそ味、初めてなので全味買ってみた。
昭和のインスタントラーメンって感じはしたけれど・・・どのへんがキリンなのかはわからなかった。



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by mt1500funagata | 2017-07-22 22:08 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(2)

6月24日、船形山へ月イチの升沢避難小屋のトイレメンテ。

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登山口で見つけた、マシュマロの木。
いやいや、これは虫こぶと言って、寄生した虫が出す刺激に反応し植物の一部が異常成長してできるもの。
美味しそうに見えますけど、食べちゃあいけません。

先週はブナの会で栗駒のクロベの巨木を見て来たものだから、今日は大滝キャンプ場近くにある巨木を見に行った。
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今まで何回か見に行ったことがあったけれど、冬で葉を落としていた時だったので、僕はミズナラだとばかり思っていた。カツラでした。
おおよそ1.3mの高さで幹回りを測ってみたところ6m75㎝。宮城の巨木に掲載されているカツラは10mを超えるものもあるけれど、これは一本の幹で6mを超えている。
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根本の周囲は軽く10mを超え、おとぎ話に登場する森のことは何でも知っている物知りな爺様の木って、こんな木をモデルにしているんだろうなあって思える。

大滝キャンプ場から保野川を渡渉し、三光の宮から升沢小屋へと向かう。
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森の中は風がほとんどなく、漂う空気はすっかり夏を思わせる。


登山道沿いの今年出て来た葉が開く前のササを手で抜きながら歩けば、ササが成長して茂ったあとから刈りながら歩くよりもずっと楽に登山道の維持管理に役立つ。
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升沢小屋では、いつものようにバイオトイレのメンテナンスと清掃など。
小屋の周りの草刈りもしてきた。
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ビフォー
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アフター
小屋前のベンチでの休憩が少しは気持ちよく出来るようになったかしら?
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トイレ内に残されたトイレットペーパー芯も回収してきた。
トイレのメンテは少しの知識が必要なので誰にでもお願いできるというものではないし、草刈りも僕らがやりますよ。でもね!自分が使い切ったトイレットペーパーの芯をザックに入れて自分のゴミと一緒に持ち帰るくらいは・・・誰でも出来るんじゃあないかと思うんですけど・・・?


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升沢小屋上部、雪が解けたばかりの沢沿いにはシラネアオイやサンカヨウが咲いてた。
僕は、この沢沿いのサンカヨウを見るたびに、ある人のことを思い出す。ブログを始めるずっと前ホームページの時代に、船形山のこのサンカヨウが美しいと言ってくれた人。もちろんその人とは会ったこともないし、その人は実際にこの沢に咲くサンカヨウを見たことがあるのかも僕は知らない。


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このブログを今も見てくれているのかも分からないけれど、僕はその人のために写真を撮ってブログに載せる。


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かなり薄くなった雪渓。

雪の上を歩いて夏の花に会いに行く。
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咲いていたのは一株だけだった。


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そういえば、ミヤマシオガマが咲く時期に山頂へ来たのは久しぶり。
だいぶ数が少なくなったので少し心配していたけれど、こうして出会うことが出来て嬉しかった。


色麻コースをスタコラと下山した後は、少し遅めの昼食。
冷やし中華が美味しい季節になった。
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途中で採ってきたタケノコと一緒に茹でて人命水で晒せば、美味しいに決まってる。

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しかも、ブナの森に囲まれて食べればね!


帰り道、小荒沢林道の水汲み場。
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ビフォー
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アフター

ここの水を汲むのに許可はいらない。ゴミを片付けることにも許可はいらないのですよ。
僕がゴミを片付けて来たんですって、ひけらかすつもりは全くないとは言えないけれど、ゴミが放置されてから何人がここの前を通ったのだろう?って思う。
僕らは山からいろんなものをもらう。山菜やキノコだったり、あるいは心を打たれるような美しい風景や心地よい風だったり。
こんなに目立つゴミがあったとしたら、ちょっと車を停めて片付けるってのが、いろんなものを与えてくれる山に対して「お返しする」ってことなんじゃあないかな?って僕は思ってる。



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by mt1500funagata | 2017-06-24 22:46 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(0)

船形山に蝦夷春蝉が鳴く季節がやって来た。
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大和町からの升沢コースの船形山山開きは、来週5月28日に行われる。
以前は船形連峰御所山連絡協議会に加盟する3市3町による合同山開きが6月第一週目の日曜日に大々的に開催され、前夜祭なども行われた所謂お祭りだったけれど、今は地元の船形山岳会を中心として、升沢コース独自でこじんまりと行われる。
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僕も当時は大和町グループの班長などを委託されて、お祭りに参加していたものだった。一般参加者50名、それに町職員・山遭協・警察など80人以上が一斉に升沢コースを登る。それが6市町、合計500名前後が船形山頂に集結した。
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     (平成13年6月3日 合同山開き大和コース集合写真)

山頂では神事が執り行われ、500名が一斉に昼食休憩となり楽しい一日を過ごした記憶がある。しかし、山頂に一気に大勢の登山者が集結することは、実はとんでもない自然破壊となっていた。当時この時期は山頂のミヤマキンバイの最盛期。
年を追うごとにミヤマキンバイやミヤマシオガマは激減して行ったのである。
今の山頂からは想像できないほどのお花畑が広がっていた。

蝦夷春蝉の抜け殻と鳴き声を聞くと思い出す合同山開き。
やっぱり山は静かに楽しむものなのでしょうね。

蝦夷春蝉の抜け殻を見つけたら、今度は足下に目を向ける。

すぐに見つかった。
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オトシブミ。
ゾウムシの一種である小さな昆虫の卵が入った「ゆりかご」。
卵を産みつけた木の葉を丁寧に包み、卵を守り孵化した幼虫の食料とする。

僕は、この「オトシブミ」を見るたびに二つの事に感動する。
一つは、指の先よりも小さな昆虫の遺伝子に伝わる卵を守る知恵と葉を包む技術。
真似しようたって出来やしない。
木の葉でこんな芸術品のような入れ物を作ること、人間は指先ほどの昆虫に勝ることが出来ない。山開きと称して大勢で自然破壊をしてきた僕を含めた人間の傲慢さを知る。
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もう一つは、これを見て「オトシブミ(落とし文)」と名づけた先人のセンス。
「オトシブミ」には「落とし文」以上の名前は付けられないと思う。

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青空と新緑と残雪。
毎年同じ場所で写真を撮り「イイなあ~」って思う。何年経っても「イイなあ~」って思い続けることだろう。

三光の宮から先は残雪と夏道が交互の道となった。

瓶石沢を渡るあたりで、ふと空を見上げると・・・
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彩雲が浮かんでいた。

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 駆け上がる緑。

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船形山山頂にも初夏がやってきた。


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by mt1500funagata | 2017-05-20 23:28 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(0)

どーして今まで気が付かなかったんだろう?
花染山尾根から湯谷地尾根、そして山頂までの一本道。
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今まで歩いたことのあるルートをつなげれば船形山頂までの新しいルートが出来上がる。
このルートを思いついてから、登山って言うより僕の船形山の地図に新しい一本のラインを描きたいと思っていた。

旗坂から花染山までの小荒沢林道の歩きはアプローチ。
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締まった雪を期待していたのだけれど、歩き始めて15分でワカンを履いた。

小荒沢林道を1時間ちょっと歩き、支尾根を登り取り付いた花染山主尾根の東端。
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ガスに包まれた幻想的な尾根もまた良い感じ。

日差しはないが、身体に感じる空気はやはり春なんだなあって思わせる。
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久しぶりに個人山行でご一緒するKさんと花染山山頂。

山頂の避難小屋が新築されたと同時に僕ら二人は船形連峰御所山連絡協議会から、大和・色麻・加美の三町からの委嘱という形で管理人を引き受けて来た。そして升沢避難小屋については改築計画が持ち上がった当時から再建検討委員の一員に任命され、新築後は山頂小屋と兼任で升沢小屋の管理人を委嘱された。
Kさんは船形山登頂700回を数える。誰よりも多く船形山に登り、誰よりも深く船形山のことを知っている。
この花染山尾根の白い廊下を僕が初めて歩いたのも、Kさんに連れられてきた平成12年4月のことだった。

(旧)ブナの便り 平成12年4月9日
http://funagatayama.web.fc2.com/000409.htm
当時は歩く人は、ほとんどいなかったように思う。Kさんも僕も当たり前だが17歳若い。一緒に書いてる石の堂の磨崖仏もそれが薬師如来であると分っていない当時のことだった。

見通しの利かない花染尾根を歩き切り、三光の宮への尾根との鞍部から湯谷地尾根へ向う道筋ではガスは晴れ、時折薄日も差した。
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豊富な積雪に覆われた保野川を横断し、
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湯谷地尾根に取り付いた。
花染の尾根にはワカンやらスノーシューやら足跡が沢山残っていたけれど、この尾根に足跡はひとつもない。
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最初の登り途中で右手に湯谷地。この尾根の名称は無い(と思われる)僕らは勝手に湯谷地尾根と呼んでいる。

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尾根から尾根を結ぶ、とっても良いルートだ。
最初の地図を見れば、誰でもどこを歩いたかはすぐに分るだろう。
僕はブログに詳細なルート図を載せない。なぜならば、ここは「僕のルート」だから。
もし、あなたが同じルートを歩いたとしても上記の地図を参考にあなたが自分で地形図に予定ルートを書き込んだ上で歩いたとしたら、それは、「あなたのルート」となる。

ルート図を載せる意味としては、前人未踏の困難なルートを開拓したときの記録とか、歴史を調べ何度も通い、例えば藩政時代の歴史的な古道を紹介するなど、偉業もしくは文化歴史的に価値のある場合くらいしかないと思っている。


升沢小屋の北に位置する1224mのピーク。
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僕らは勝手にビーバップピークなんて呼んでいたのだけれど、古い地図に名前を見つけた。
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滝山岳という名前がついていた。

山頂手前の雪原への急な登り辺りから、また回りはガスに包まれて見通しは数十メートル。
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この急な登りを終えたら、雪原の向こう真正面に船形山の山頂が三角形に見える筈なのだけれど、
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今日は真っ白。
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目標物のないガスの中、コンパスと経験を頼りに方向を定め一直線に標高を上げて行った。

どんピシャ。
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真っ正面30mほど先に山頂小屋の影が浮かびあがった。


今日のルートは地形図見てルート探せる人だったら誰でも歩ける。
あとの人がルートを探す楽しみを奪うような事はしないほうが良いし、その楽しみが分からない人は冬のバリルートを歩く資格はない。そして、もし誰かがこのルートをGPS軌跡ですなんて言ってブログとかで得意になって載せたとしたら、船形山に並々ならぬ思い入れを持っている僕らとすれば面白くない。

ほかの山にも、それぞれ同じようにその山に強い思い入れを持っている人っているんじゃないかなあ?ゴミがあれば拾って歩き、藪っぽくなっているところがあれば刈り払いをし、山小屋のトイレの掃除をし、トイレのし尿を担ぎ降ろしたりしているKさんみたいな人が。
だから僕は概要は載せるけどルート図は載せない。ルート図はヤマ●コとか一般登山道の情報共有だけでいいんじゃない?

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山頂を少し下ってきたら視界が開け、目指す升沢小屋が眼下に見える。
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升沢コースを積雪期ならではの最短ルートで下山する頃には、ブナ林に日が当たるまで天候は回復した。

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旗坂~小荒沢林道~花染山~湯谷地尾根~滝山岳~山頂~升沢コースと旗坂を起点にした船形周回ルートを下山してきた僕らをマンサクが迎えてくれた。

30年来向き合って来た船形山。
僕の地図に新しい一本のラインを描き終えた一日となった。


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by mt1500funagata | 2017-04-08 22:33 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(2)

船形連峰、花染山。
そんなに厳しいイメージなかったんだけどなあ~。

実は花染山を経由して山頂を目指すルートを計画していた。
しかし、先週とは打って変わって厳冬期の表情を見せた船形山に、僕らは方向転換し花染山からブナ平を周回して帰って来た。

花染山の取り付きまで小荒沢林道歩いて50分くらいでしょ!
って歩き始めた林道入口。
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前夜、僕の住む船形山の麓の里にも降雪があった。
数日前から山に雪雲がかかっていたのは、毎朝の通勤途上に眺めていて分っていた。

でも、これほどの深雪になっていたとは思いも由らなかったのである。
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歩き出しから、ラッセル!ラッセル!
念のためにスノーシューを持って来ていて良かった。ワカンだったら太刀打ちできない積雪量の小荒沢林道だった。

林道から支線に入り、花染山の東端の支尾根から取り付いた。
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うーん、良いカンジに雪庇が発達してますねえ!
楽しい尾根歩きを思い浮かべ、この時点ではまだ山頂まで行けると思ってた。

楽しいはずの花染の尾根歩き。もちろん楽しいですよ!深雪のラッセルって雪山登山の醍醐味ですから・・・でも、疲れるんですね。
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先週は、青空と締まった雪に春山を感じたけれど・・・

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今日は深雪と尾根を跨ぐ強風に冬山を感じた。

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この尾根を跨ぐ北からの風が、花染尾根の雪庇を形成する。
北から吹きつける風がなければ、ここの素敵な白い回廊は出来ないのである。
北風さんにありがとうを言うことが出来て良かった・・・でも寒いんですね。

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この写真だけ見ると、すごく良いところ歩いて来ましたね!って言われそうだけど・・・実は大変なんです。

何が大変かって言うと、
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分ります?スノーシュー履いてる足が膝まで雪に埋まっているでしょ!
長さを1m35cmにセットしたストックが半分以上刺さっているでしょ!
林道から、この時点で約4.5Km 延々とこんなラッセルを続けて来ました!

こんな調子で歩いていれば、当初計画の6割歩いた所で、もうお昼。
目的地は、すでに変わっていた。
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先週は一般ルート標識20番からやって来た、小荒沢源頭部のブナ平へと方向を変えて花染の尾根を外した。

花染山方向から立ち入るブナ平は、ブナ平の中心部とも言える。
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見渡す限りにブナの単相林が広がる。
僕はここへ何回も来ている。そしてほぼ隈なくこのブナ林を歩き回ったこともある。何度かはこのブナ林にテントを張って、ここでブナと共に夜を過ごし朝を迎えたことがある。

来たことがある、通ったことがあるってだけでは、ブナ平のブナを語ることは出来ない。ブナと語り合うことなど出来っこない。

先週も来た。今日も来た。
何度来てもイイ。
だって、僕はここのブナ林が大好きなんだから。

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「花染ブナ」の近くに風よけのツェルトを張った。

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「花染ブナ」と「黒森ブナ」に乾杯!

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ブナ平の雪の上で「釜揚げうどん」を喰った。
先週も喰った。今日も喰った。
何度喰ってもイイ!
だって、僕は釜揚げうどんが大好きなんだから。

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雪庇は先週より発達していた。

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ここ数日の降雪で、山は冬の表情を取り戻したようだ。
今年は雪が少ないと言われていたけれど、去年より少し長く残雪期を楽しめそうです。

雪に覆われた小荒沢の源頭部を横断し、
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標識19番で一般ルートに合流した。

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多くの人が歩いたような一般ルートのトレースは、まるで高速道路のように感じる。深雪のラッセルに苦労した花染山の稜線を左に見ながら下山した。

=====
これからの残雪期、一般ルートの標識19番付近は注意してくださいね。
今は雪に埋まっている19番の谷側ですが(登りの時は右側。下りの時は左側)
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下の写真は、昨年12月に撮った19番です。
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夏道歩いたことがある方はご承知のことでしょうが、ぽっかり穴が開いています。
この写真では雪が積もっているので大したことないですが、深さ4mほどの窪みになっていて下は水が流れています。これから暖かくなると下のほうから融雪が進み、表面は雪面ですが下部はスカスカって状態になります。
踏み抜くと、ストンと落とし穴に落ちるように落下し、脱出は相当困難です。
実際に落ちた人もあり、その人は何とか自力脱出できたそうですが、疲れきった下山時にもし一人で落ちたら事故に直結します。
注意して歩くようにしましょう。


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by mt1500funagata | 2017-03-11 20:51 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(4)

3月だよー!春だよー!
って訳で船形山へ向った。
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雪に覆われている旗坂キャンプ場の駐車場ですが、踏みしめる雪の感触はすっかり春。

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天気予報に反して朝の船形山登山口は青空に春の日差しが眩しいほどだった。

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早春の締まった雪は歩くのにちょうどいい。
春山だなー!って何回も声に出し、はしゃぐ気持ちを船形山のブナの皆さんに伝えたかった。


標識20番
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ここから一般ルートを外れる。
今日のひとつの目的地、小荒沢源頭のブナ平へと方向を変える。

ランドマークのない平坦な雪原だけれど、もう地図もコンパスも要らない通い慣れた道になった。(道ないですけど・・・)
僕は雪の山が大好き。しかもこんな天気なら申し分がない。
どこでも好きなところを歩ける自由度と開放感がたまらないのだ。

小荒沢源頭ブナ平に立つブナ。
左が「黒森」右が「花染」僕らが勝手に名前を付けて呼んでいたのだが、国立国会図書館にも所蔵される書物にこのブナの名前が明記されたことで、「黒森ブナ」と「花染ブナ」は歴史に名を残すブナとなった。
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船形山の中で僕が一番好きな場所。
「黒森」はここ10年で急に衰えが感じられるようになった。

10年前、平成17年5月の手前「花染」左奥「黒森」
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初めて訪れた当時の想いを2010年8月発行「みずといのちのみなもと ブナの森10号」に僕はこう綴っている。
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・・・(前文略)・・・そこは、ほとんど人が入ることのない原生林でした。胸高周り4m近い巨木もいたるところに目に付きます。誰もいないブナ林で巨木に抱きつき、違うテンポで刻む鼓動を感じると何百年生き続けたブナから自然の命とパワーを分けてもらえるような気がします。その中に樹齢400年はあろうかと思われる巨木が2本並んで立っていました。いかにも山の精霊といった雰囲気の巨木で、樹齢を重ね両方とも幹はごつごつしていて途中から太い枝も折れ、世代交代を待っているような老木であり、次の世代の精霊となるべきブナが現れるのを2人並んで見守っているような気がしました。花染山の北斜面と南東面はブナが伐採されてしまい植林地となっていますが、この2本の巨木の間に立つと、ここの周辺のブナはこの2本が守ってくれていたのではないかと思ってしまいます。
自然への畏敬、山の精霊、自然保護・・・ここのブナ林を歩いてみて改めて考えさせられることでした。そして、こう思いました「みんなも来てみればいいのに・・・」
・・・(中略)・・・「黒森」の根本から僅かに離れた残雪の上にテントを張り、同じ場所で一夜を過ごすことが出来ました。でも、精霊の宿るブナの巨木たちの会話を聞くことは出来ませんでした。何百年ものあいだ同じ場所に立ち続け、何百回もの季節の移ろいを繰り返してきたブナと私たちでは流れる時間の速度が違いすぎるからなのでしょうか・・・。
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あと少しで「黒森」は土に還る時を迎えることだろう。
僕はその時を見届けたいと、今強く思っている。
そして僕も土に帰る時を迎えたならば、この「黒森」の根本で下草が生える少しの役に立てれば、と願っている。
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世界中で僕ほどこの場所へ足を運んだニンゲンはいないだろうと思っている。
国有林であり誰が訪れたとしても構わない場所なのだけれど、僕の心の中では「ここは僕の場所」なのである。

花染山から続く尾根。
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ちょっと厳しいかな?って思ったけど雪庇のゆるい所を強引に尾根に乗り上げた。
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この素晴らしく素敵な尾根の上ををしばらく歩き、右へ折れて湯谷地尾根へと向った。
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今日やって来て良かった。
積雪が少ない今年ではあるけれど、奥山らしい積雪量の中を歩くことが出来た。

大滝キャンプ場~三光の宮間登山道の保野川渡渉点近く。
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雪解けが進むと保野川は増水し上流の崖から崩壊した雪のブロックが流れて来て、渡ることは出来なくなる。何年か前の4月に湯谷地側から激流となっている保野川を恐怖心を持って眺めていたことを思い出す。

湯谷地尾根。
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この尾根を真っ直ぐ登り、更に山頂下部の雪原を真っ直ぐ突っ切れば船形山山頂。だからここは一本道の「湯谷地尾根ダイレクトルート」と僕らは勝手に名前を付けている。

今日は山頂を目指さない。
標高1150m付近で湯谷地尾根を左にはずし、保野川の左岸に沿って升沢小屋へと向った。歩く人なんて滅多にいないって言うか皆無に近い、赤布なんて全然ないので地図を読み地形との照らし合わせが出来ないと、一本で小屋にたどり着くのは難しい。今日はGPS2台が装備されていたけれど、キカイに頼るようなことはしない。なんてったって面白くないのだ。

このルートで升沢小屋へ入るのは初めて。
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いつもの升沢小屋が新鮮に見える。

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最近船形山に入れ込んでいる或る人のブログに「山ヤなら吹雪の中でも冷えたビールを飲むものである(笑)」的なコメントを書き込んだ手前、冷えたビールで乾杯した。
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キュウリとツナフレーク、ミョウガ入りのつけタレで食べる釜揚げうどんが今日のメインテーマ。

一応、小屋の管理人として地下にもぐりバイオトイレの便槽を確認してきた。ガッチガッチに凍ってる。
これからの季節、この小屋を訪れる人も増えると思いますが小屋の周りの雪が消えるまでの間は、便槽は凍ったまま。トイレ室内のハンドルが回り難いようだったら、便槽が凍っているって事ですから無理に回さないようにしてくださいね。故障の原因になります。


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食後、小屋を出たら雪が舞っていた。
午前中は春山、午後は冬山と一度の山行でふたつの季節を楽しむことが出来る。
へこむどころか、むしろ嬉しい。
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青空の下の春山登山もいいけれど、雪山はやっぱりこうじゃないとね!
って冬期の山歩きを名残り惜しむように下山した。
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今回ご一緒した、もときちさんのブログ記事は↓↓↓こちら
http://tabilogue2.exblog.jp/23918006/


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by mt1500funagata | 2017-03-04 22:03 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(2)

撤退は正解だった。

暮れの休みの一夜を船形山中腹の升沢小屋で過ごすつもりだった。
昨年は上手い具合に升沢小屋に泊まることが出来たけれど、今年は升沢小屋どころか三光の宮までも行くことが出来なかった。

12月30日の明け方、風の音で目を覚ました。升沢小屋に泊りに行くつもりの僕は少し心配になった。升沢小屋まで行けるだろうか?
まあ、行けるところまで行ってみよう。家を出たのは、かなり日が高くなってからだった。

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入山届所の沢渡(さわたり)は降雪。里は青空が広がっていたけれど向こうの山のほうは真っ白。
例年と比べて異常なくらい積雪が少ないけれど、やっぱり、冬です。

旗坂キャンプ場に向かう僕の車の前に、何か獲物をくわえたキツネが飛び出して来た。慌てて車を止める僕、一瞬立ち止まり踵を返して森へ駆け込むキツネ。乾いた冷たい吹雪の森で営まれている野生を垣間見た瞬間だった。

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旗坂キャンプ場も雪は異常に少ない。でも降雪。

登り始めは快調だった。先行者が一人いてスノーシューの踏み跡をたどった。
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旗坂平、降雪。
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一群平、降雪。
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金崎平、降雪。

じきに先行者とスライドしトレースも長くは続かなかった。さあ、これからは深雪の一人ラッセル。積雪は50cmから1mくらいなのだが、12月の新雪は丸々足が沈んでしまう。先行者も「やんだぐなって」引き返して来たのだろう。気持ちは十分わかります。

鳴清水付近からは吹雪。
小荒沢の谷筋に沿って吹き抜ける風が地吹雪となって容赦なく襲い掛かって来る。

前に進めない。
5歩進んで10歩分の時間立ち止まる。かなりの時間をかけてやっと標識20番まで来れば風は少し収まったものの雪は深くなった。

この調子では、升沢小屋まで到達は無理。つーか「やんだぐ」なりました。
せめて三光の宮までなんて気持ちもサラサラないです。

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標識17番でUターン。
秘密のビバーグ地点へと向きを変えた。
「やんだぐなった」あたりで撤退するのがちょうど良い。

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二度目の標識19番を過ぎた後、恥ずかしい話少しルートロスしてしまった。フードをかぶり吹雪に顔を伏せて歩けば視界は10mかそこら。気がつくと僕は深く落ち込む谷の崖っぷちに立っていた。あれ!? フードを上げて周りを見回すと谷の向こうに尾根がうっすらと見える。頭の中で地形図が展開する。あー、この沢はアノ沢だ。GPSを取り出そうかとも思ったけれど、僕の記憶のほうが早かった。吹雪の切れ間、左手に見覚えのある二つの小高いコブが見えた。間違いない、知らず知らずに右に寄って歩き過ぎたようだった。方向を修正し歩き直したら真っ直ぐ標識23番に行き着いた。

あとは秘密のビバーグ地点へと一直線。
明るいうちにツェルトテントの設営は終わった。
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ホッと一息coffee brake。
撤退は正解だった。
この冬初めてのラッセル登山で、両足のアチコチが痙攣起こしたように痛みが走った。

薄暗くなってきたけれどまだまだ夜は長い。
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バーボンのお湯割と星野道夫の本で、厳冬の宵の時間を過ごそう。

真っ暗になってきたら、そろそろ晩めしの準備。
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レトルトの赤飯とボイルウィンナーに味噌汁。ひとつのコッフェルでお湯を沸かすだけの簡易版。
一人の時はこんなもんです。

調理に火を使うとテント内の気温はすぐに上昇する。
+2℃になった。寒くない。普段過ごしている自室の気温と3度くらいしか変わらない。僕の部屋にはエアコンもストーブもない、窓は開けっ放し。ほぼ外気温とそう変わらない中で過ごしている。

多くの人が原発反対を叫び、地球温暖化を憂いている。エアコンの効いた涼しい部屋で・・・ストーブ焚いた暖かい部屋で・・・。

厳冬期の雪山でテント泊とかしてみたらどうだろう?身体も慣れるし寒くない重ね着の知恵も付くんじゃない?

夜中も寒くて目が覚めることはなかった。
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テント内の温度は0℃前後だったけれど、それなりに着込んで潜り込んだシュラフの中は暖かい。

夜明け前に起き出して空を眺めれば、雪の付いた樹木越しに北斗七星が輝いていた。日の出に合わせて写真を撮ろうと思って、場所を探しているうちに空は曇り始めた。

沢のほうに行ってみた。
空が桃色に染まったのは、ほんの僅かな時間だけだった。

一回りウロついたら、テントに戻って朝飯の準備。
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あれっ?昨夜と同じ?
そう、同じ。

朝飯の後はまたシュラフに潜り込む。
この時間が堪らない!

さて、そろそろ帰る準備をしよう。

平成28年最後の登山を船形山で終えた。思惑通りには行かなかったけれど、ひとり山中で過ごす夜を静かに楽しんだ締めくくりだった。


今年一年ありがとうございました。
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平成29年が皆様にとって良いお年になりますよーに。


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by mt1500funagata | 2016-12-31 22:52 | 船形山界隈 | Trackback | Comments(0)