カテゴリ:野生動物との出会い( 61 )

川渡るツキノワグマ

早朝、森へと向かった。

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森でツキノワグマに出会うことが出来るだろうか?
罠に掛かったクマではなく、自然の中で木に登りドングリを喰ってるクマが見たいと思った。

木に登っているクマを見つけることは出来なかったけれど、
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川を渡っているクマを見つけた。

朝の森は肌寒さを感じ、川の水もかなり冷たくなっているはず。でも、彼は素足のままで川を渡る。

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こうして川を渡るクマと出会えるって、なんて幸運なことなのだろうと思う。
僕が川に差し掛かる、クマが川を渡る、このタイミングが数分どころか数十秒違っただけで僕らは出会うことが出来ない。ジムニーのアイドリングの時間が1分短かったら、途中の自動販売機で缶コーヒーを買わなかったら、僕らの出会いはなかった。

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先回りして、川から上がって来るであろうクマの道の近くでしばらくの間待っていたけれど、クマは現れなかった。でも、この藪の中に確実にツキノワグマはいる。
箱罠に閉じ込められたクマではない。僕の様子を伺いながら藪の中でじっとしているのも、僕を気にせず藪から出てくるのもクマの自由。

今朝、自由に歩き回れるツキノワグマを見ることが出来て、僕の気持ちに少し薄日が差しこんだ。

先週母子グマが入った箱罠はすでに撤去され、種の保存法の絡みで今年はもう仕掛けられることはない。
あの母子グマは自分たちの身を挺してほかのクマの命を救ったとも言える。

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母子グマは命を捨ててほかのクマを救ったけれど、クマが暮らす棲み処の森を奪うニンゲンの営みは終わらない。


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by mt1500funagata | 2017-10-05 07:42 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

早朝、夜明け前に家を出た。

ツキノワグマとニンゲンと共存の境界線上に仕掛けられた箱罠に母子グマが入っていた。
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今日中に殺されることになるだろう。

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クマは暴れることもなく、自分の運命に従うつもりなのだろうか?

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動画(1分46秒)


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母のぬくもりを味わえるのは今日限りということを子グマは感じ取っているのだろうか?
母グマの目は全てを悟っているかのように見えた。


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この瞳は何を訴えているのだろう・・・・・
あなたはこの母子グマの瞳に何を感じますか・・・・・

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今、僕の瞳は濡れています・・・・・






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by mt1500funagata | 2017-09-29 08:47 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(9)

笑顔のイノシシと会った

実りの秋。
今年はドングリ類も豊作のようですが、我が家のローズヒップも昨年より豊作。
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せっかく実ったのだから、ローズヒップティーでも作りましょうか?
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実を摘んで、縦に4等分に切って種を取り出して天日干し2週間くらいで、
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こんなふうになったら出来上がり(この写真は以前作ったもの)
混ぜ物一切なしの100%のローズヒップティー、ビタミンC はレモンの20倍もあるそうな。
出来上がったら山に持っていって飲むんだ!

夕方、いつものパトロールで森のほうに出かけた。

出会ったのは・・・
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にこやかなイノシシ。
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イノシシも何回も出会っていると表情の違いも分かってくる。
いつもはニンゲンが憎らしそうな顔をしているけれど、このイノシシは笑っているような顔をしていた。
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ヤツとの距離は5mかそこらだったと思うけれど、逃げないんだなあ。

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大和町内の山林にはこんな箱罠がいろんなところにある。(これは設置前の仮置き)

愛想笑いして見逃して貰おうと言っても今はそんな場合ではない。
個体数調整は急務なのである。

先の東北自然保護の集いでも、イノシシやニホンジカの生息拡大に対し、オオカミの放獣も含めた対策案の策定を急ぐべきと議論された。オオカミの放獣については日本オオカミ協会が中心となって議論されているが、賛否両論があり、僕がここで意見を述べるのは控えたい。
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ウルフピー。オオカミの尿の臭いを漂わせ害獣が近寄るのを避ける。
今日ある場所に設置してみた。ツキノワグマにも効果はあるのだろうか?

ローズヒップティーの話がオオカミのおしっこの話になっちゃいました。。。。
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18時56分、七つ森。



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by mt1500funagata | 2017-09-23 21:37 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(6)

9月17日、台風が迫りつつある夕暮れ時、あたりが闇に包まれる間際。
母子グマは電気柵の外側にいた。
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ご覧の通り、ここはある施設の敷地。もし、この母子グマによって人的被害とかが発生すれば駆除という名のもとに捕殺されてしまうのはやむを得ない。闇雲に捕殺反対と言うのは、このクマと接することなく自分に被害が絶対に及ばない立場にいる人の言うことじゃないかな?って僕は思う。

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暗くてブレブレですが、子グマがクルミの木に登っているのが分かりますか?

子グマの動きは愛くるしく、しばらく眺めていれば愛おしさも湧いて来る。
僕はこの母子グマが駆除という名目で捕殺されるのはイヤだ。
理由を述べて反対するのではない、感情的に「イヤ」なのだ。

ツキノワグマを守る・・・捕殺することに反対し、殺すのは反対!対策を講じるべきだ!
ハンドルネーム(匿名)でブログとかネット上で、いくら訴えたとしても何の意味も持たない。

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電気柵で施設内へのクマの侵入を防ぐ。
電気柵の大敵は雑草が伸びて、配線にふれ漏電すること。

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柵の周りの雑草を刈って電気柵の有効性を高める活動をした。
4人がかりで雑草を刈り、クマが身を潜める敷地周辺の藪も刈った。

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だいぶキレイになり、電気柵は有効に働くことが出来るだろう。

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最初の写真の母子グマがいた後ろの場所は、入れ替わり立ち替わりやって来るツキノワグマによって、すっかり踏み固められていた。

クマの侵入経路に対策をすることで、被害を防止することが出来るだろう。
それがクマを守ることにつながるんじゃないかなあ?って思う。
ブログとかで自分の意見を述べることは大いに結構、でも繰り返しますけど実際に行動しなければ何の意味もないと思う。

登山道にしたってそうだ。「登山道がヤブっぽい」って言うならばストックの代わりに草刈り鎌を持って歩けばいい。
「クマを殺すな!」って言うならば、クマが事故を起こす前に藪の刈り払いの手伝いでもすればいい。

電気柵を学習し母子グマがこの施設への侵入を避け、人との無用な接触をしなければ駆除の対象になることはないだろう。
僕は、こうしてツキノワグマを守って行きたいと思っている。


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by mt1500funagata | 2017-09-18 20:44 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)

朝の嘉太神。
イノシシ柵内側の草むらでウリ坊が独り土を掘っくりかえす練習中。
付近に親イノシシの姿は見当たらない。
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ヤツはビックリしただろう。
顔を上げた目の前に僕がいたのだから。

このウリ坊は生後5~6ヵ月だろうけれど、来年の冬には性成熟し子供を産む。
と言うことは再来年の春には、この1頭が(正確にはつがい相手と2頭)がプラス2~8頭になるって訳。それが毎年繰り返され、ネズミ算ならぬイノシシ算によってイノシシの生息数はどんどん増え続ける。
イノシシ猟が盛んな西日本のイノシシは狩猟圧が高く平均寿命が1.5才未満だそうだけれど、イノシシの数は減らない。
大和町で今年50頭近くのイノシシを獲ったとしても焼け石に水。場当たり的で闇雲な捕獲は生態を混乱させ分散を招くだけで数を減らすのには効果がないという研究結果もある。

これから、どうなって行くのだろう・・・。

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サギって近くで見ると僕は好きになれない顔つきをしているけれど、遠くからの姿は日本画的になるのですね。



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by mt1500funagata | 2017-09-15 21:32 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

9日土曜日、どうも風邪ひいたようだ。身体がだるくて歩く気力が出ない。
僕はめったに体調を崩すということはないのだけれど、原因は分かっている。

まあ、そんな時は歩かないで動物の観察でもしましょうか!ってことで近くの山のほうをパトロールしてた。
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おっ!さっそく見つけたのはイノシシの子ども。
付近に親イノシシは見当たらない。独りで柔らかい土の柔らかい草を掘り返す練習でもしていたのか?
まずは、これで1イベント。(9日13:22~13:22)

動物の観察や記録の際にはイベントと言う単位を使う。
1観察で1イベント。いったん姿を消した個体が同一地点で観察中に再度現れたとしても、それは1イベントのまま。
同一個体だったとしても一定時間観察場所を離れて再度観察できたなら、それは別なイベントとなる。

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次に見つけたのはイノシシの家族。
母イノシシが4匹の子どもを連れていた。

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2イベント目(9日13:30~13:31)

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ぐるりと一回りして最初の場所。
また、ヤツはいるかなあ?って覗いてみたら・・・いた。
やっぱり独り。立ち入り禁止の看板などまったく気にしない。もっとも字が読めない。
3イベント(9日15:45~15:47)

ちょっと休憩で南川ダム湖畔の売店でソフトクリームを食べて戻って来てみたら、
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やっぱり、またいた。
草の根を一生懸命掘り返しているのだけれど、何かを食べている様子は見えない。
分からないだけで、ミミズとか虫とか食べているのだろうか?
こんなチビイノシシ一匹で相当な面積の地面を掘り返している。
でも、その跡はやはり浅い。
4イベント(9日16:57~17:04)

一番の目的はツキノワグマなので、クマの通り道は何度もチェックしに行く訳です。
その途中で、
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イノシシ家族と再会。
道路下の茂みに入って行ったのをすぐ脇から見ていたのだけれど、逃げることもなく生えている草を採食していた。
5イベント(9日17:11~17:13)

イノシシ家族を見るのを中断して、クマの道へ向かう途中、リスが目の前を横切っていった。
写真はないけど、6イベント(9日17:16)

クマの道で張り込み中。
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タヌキ、このタヌキは道路わきの茂みを出たり入ったりして何度も姿を僕の前にさらした。
7イベント(9日17:45~18:10)

向かって右側の茂みが揺れた。クマか!って思ったけれど、キツネだった。
写真は撮ったけれど、暗くてブレブレ、お見せできるような写真じゃない。
8イベント(9日18:13)

だいぶ暗くなってきた。
それに合わせて僕の体調もだいぶ不良。かなり熱っぽい。
ツキノワグマはあきらめて帰宅。熱測ったら、37.9度。道理で気力がわかない訳だ。

まあ、寝れば治るでしょ!ってことで、めったに飲まない風邪薬など飲んで早めに就寝。
翌朝(9月10日)体温測ったら36.2度。平熱に戻った。
家族に、この体温計おかしいんじゃない?って言ったら、返ってきたのは
「体温計じゃなくて、アナタの身体がおかしいんじゃない?」

日中の用事を済ませ、夕方から昨日の続き。
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またイノシシだ。昨日の家族と同一かもしれない。母イノシシの姿も見たのだけれど個体が識別できるような写真ではなかった。
9イベント(10日17:48~17:49)

昨日見ることが出来なかったツキノワグマはいるだろうか?

いた!
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この写真は加工してます。

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先週出会った片腕ではない。
結構大きなツキノワグマの成獣だ。
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撮影した場所は、ある施設の敷地内なので周辺の状況がわからないように、目いっぱいトリミングしてます。
この位置だと、僕とクマとの距離は30m前後。

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最も近づいた位置で、16m。ここはクマのいない時に正確に距離を測ったことがあるので間違いない。

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次に会ったとしたら、鼻の上のオデキと背中の毛が茶色っぽいことで、個体識別が出来ると思う。
クマの道を通る6頭のツキノワグマのうちの一頭である。
10イベント(10日17:52~17:56)

2日間で合計10イベント、11個体を見ることが出来た。
慣れると、案外簡単に野生動物と出会えるもんです。


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by mt1500funagata | 2017-09-10 23:24 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(2)

夕方
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蕎麦畑の後ろの七つ森が夕日を受けるころ、船形山の麓、嘉太神地区へと向かった。

目的はツキノワグマに会いに行くこと。

僕は嘉太神にあるクマの道を知っている。
そして、ここ最近その道を使って大型1匹、中型2匹、2匹の子熊を連れた母子グマ(先般死んだ子グマが、この母子グマのうちの1匹かもしれない)の少なくとも合計6匹のツキノワグマが行き来しているのを知っている。

時間は午後5時45分。ちょうどいい時間だ。
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なんというタイミングだったのだろう。待つこと10分、5時55分にツキノワグマは現れた。
ここにツキノワグマが現れるとしたら、このクマのように向こうの道路からやって来るか、右手の白いポールの脇の藪から現れるかだ。
ツキノワグマの現れ方の予測が出来ているから、こうして写真が撮れるわけですね。
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どんどん近づいてくる。
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僕の存在は感知したと思うけれど、クマが向かうのは写真左手のクマの道だろう。
踵を返して逃げることはないだろうと思って望遠レンズに交換する余裕もあった。
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何やらあたりの様子を伺っていますね。
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ほら!やっぱり予測通りクマの道へと進んだ。
この道を通って次に現れる場所も大体予想がつく。

左の木陰に姿を消したと思ったら・・・
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次の瞬間、後ろ向きに2mくらいジャンプして道路の反対側まですっ飛んで来た。
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相当、泡喰ったみたいだ。
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あーー!こりゃ別なクマと鉢合わせしたなっ!

そのまま来た道を戻るのかと思ったけれど、
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取り乱したところを見られちゃったーって思ったんだかどーだか?バツの悪そうな顔で僕の顔をチラリと見て、
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落ち着きを取り戻したような、でも少し慎重にクマの道へと入って行った。

あれー?別なクマと鉢合わせしたのではなくて、ほかのことに驚いただけだったのかなー?

次に現れるであろう場所の方向に注意を向けていたら、クマの道から写真のクマより胴回りが太い明らかに別なクマが現れて、道路を横切り藪に消えた。
写真を撮るタイミングを逃してしまったのは勿体なかったけれど、やっぱり別なクマと鉢合わせしていたのですね!

今日は面白い場面に遭遇した。

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これがクマの道。
フィルム感度を上げて明るく写っているけれど、夕暮れの薄暗い森の中。
この写真を撮るのもすごく緊張した。だってすぐ近くに確実に少なくとも2匹のツキノワグマがいるのですよ!

僕にはこの道を歩く度胸はない。

======追記======
クマの表情が豊か・・・ってコメント頂いて改めて表情を確認しようと思いズームしてみたら、このクマって昨年動画を撮らせてくれた「片腕のツキノワグマ」ですね!!!
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関連記事①「片腕のツキノワグマ」http://bunatayori.exblog.jp/25952261/
関連記事②「片腕のツキノワグマ動画」http://bunatayori.exblog.jp/26019980/

気づかなかった。片腕で歩くのにもだいぶ慣れたのだろう、ぎこちなさは全く感じられなかった。
でもよかったーー!無事に生きていたんだ!
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現地では気づかなかったけれど、こうして1年を経て再会できたこと、とても嬉しいです。



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by mt1500funagata | 2017-09-03 21:58 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)

イノシシの家族

霧雨の降る朝
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何をするとはなしに森のほうへ向かう。

イノシシの家族と出会った。
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ふたりっ子のウリ坊を連れていた。

カタクリの群生で最近訪れる人が多くなってきた大和町と大衡村にまたがる達居森。
今はほとんど廃道となっている大和町側の登山口に向かう途中、大和町明ケ沢って地区。

去年まではイノシシのヌタ場を見ることはなかったけれど、つい最近からイノシシの食痕やヌタ場が目立つようになってきた。
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目立つって言うより夥しいと言う表現のほうが適しているほど。

4頭連れの家族と出会って100mも行かないうちに、
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休耕田の草むらに今度は大家族を見つけた。

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こちらの様子を伺っているのは母イノシシ。
僕がこの家族を見るのは初めてだったけれど、ヤツらは僕の白いジムニーをどこからか何回も見ていたことだろう。

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連れていた仔イノシシは7頭。

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ウリ坊、カワイイ!なんて言ってる場合じゃあない。
ここのところのイノシシの増え方は尋常じゃないのだ。

ここいら辺りは、カモシカやツキノワグマが多く生息していた地域。
このまま増え続けたら、農作物の被害はもちろんのこと、ほかの野生動物の生息環境も大きく変わってしまう。

もちろん、イノシシは悪く無いんですよ。
ヤツらは気候が暖かくなって積雪量も減り、棲みやすくなったから繁殖し生息エリアを広げているだけ。
畑で栽培されている農作物だって、ヤツらにとっては目の前にある食べ物の一つに過ぎない。

イノシシの生息エリアの拡大に伴う農作物の被害が取り沙汰されると、どうしてもイノシシ=悪者ってことになってしまうけれど、
繰り返しますけど、イノシシは悪く無い。

もし僕にイノシシを捕まえられる術があったとしたら、僕は獲って喰いたい。
残酷ですか?
食品となるために養豚場で「製造」され、パック詰めされるまでの豚の生き方のほうが残酷でしょう。(と思う)

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僕の前からはヤマドリも逃げやしない。
こいつも僕のことを何度も見ているのだろうと思う。

その後に出会ったタヌキは疥癬症に罹っているようだった。
写真も撮ったのだけれど公開するような姿じゃあない。

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霧雨の森では沢山の動物たちと出会い、彼らを取り囲む環境や自分たち人間の生活も考える。

こんな花が咲いていたよ、とか、こんな動物を見たよと喜んでばかりいる訳ではない。

僕は時間が許せば森のほうへ向かう。



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by mt1500funagata | 2017-08-18 22:13 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

森の動物と出会う朝

早朝の船形山山麓、クワの実交差点に向かう途中の道。

おっ?誰かいますよ!
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キツネの子に出会った。
二匹の兄弟キツネ、一匹は僕の姿を見るや否や草むらの中に姿を隠し、一匹は少し興味を持って僕を見つめ、道路を横切って棲みかとは反対側の草むらへと逃げ込んだ。

こんなときは慌てて追いかけたりしちゃあいけない。少し待っていれば棲みかのほうへ戻るために草むらから飛び出してくるはず。

ほらっ!予想通り!
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シャッターボタンに指をかけて、構えていたカメラの前に飛び出してきた。

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春に生れたキツネの仔は夏の初めに棲みかから少し離れて冒険をする。

しょっちゅう通るこの道で、再びこの子たちと出会うことができるだろうか?

そして、いつもの嘉太神のクワの実交差点。
鳥の囀りを聞きながら誰かがやって来るのを待つ。

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リスは隣の樹から枝を伝ってやって来る。
両手でしっかり持って食べてますねえ!
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小指の先より二まわりくらい小さな果実だけれど、リスだったら3つ4つ食べたら満腹かな?

早朝の1時間くらいを僕はこの場所で過ごす。
ツキノワグマがやって来るのを見るのは一番期待するところだけれど、そんなに簡単ではない。
もちろん誰とも出会えずに空振りで帰ってくるのもしょっちゅうのこと。

今朝はウサギとタヌキがやって来た。

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こうして過ごす朝の時間は僕にとってはかけがえのない時間。
ご一緒したいんですけどねえ。

稚拙な機材ですが動画も撮ってみました。
ウサギが跳ねて来て、タヌキが落ちたクワの実を食べてるだけの何つーことないクワの実交差点の朝のひとコマですけどね。

少しは優しい気持ちになれる気がします。




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by mt1500funagata | 2017-06-30 09:03 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(0)

5月29日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のスタッフから連絡があった。
水芭蕉を喰いカメラに噛り付いたツキノワグマの動画を番組で使用したいとの内容だった。
放映は翌日30日のモーニングショー。

嘉太神のツキノワグマもついに全国ネットのモーニングショーに登場することになった。
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限られた時間の中では、ほぼ満足できる内容だった。

スタッフとの電話でのやり取りの中で、正しい情報を伝えきれないのであれば協力はしたくない。28日付けで更新した僕のブログ記事(前のページ)の内容を読んでほしいと注文をつけた。
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スタッフは電話口でPCを開き28日付けのブログ記事を読みながら対応してくれた。
・小さな熊鈴やラジオとか従来言われているクマ回避方法は通用しないクマが出現していること
・ツキノワグマは本来肉食で恐ろしい野生動物であること
・専門家のコメントはツキノワグマ研究所の米田理事長のような、実際にフィールドに出ている人にお願いすること・・・等々

スタッフは電話での話しを参考にコーナーの構成を考えると言った。

クマよけ鈴2つつけてもクマ被害に遭った事例を冒頭に持ってきて、
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クマよけ鈴の効果の相対する2つの意見を並べたりして、人間を恐れない新世代のクマに対する正しい向き合いかた(回避法)などを確立しなければいけない、という形で締めくくっていた。

10分弱のコーナーで伝える情報としては、このくらいが限界じゃないかと思う。
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小さなお鈴で身を隠してくれる木の実を食べてる森のクマさん、って誤解を招くような内容でなかったことに安心した。




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by mt1500funagata | 2017-05-30 23:13 | 野生動物との出会い | Trackback | Comments(4)