緑色の森、瑠璃色の沼、黄金色の茸

船形山麓、緑色の氾濫原へ
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ニリンソウやシラネアオイのお花畑が盛りを過ぎると、訪れる人もまばらになる。

緑色に包まれる氾濫原の森も良いものだ。
緑と言っても一色じゃあない。
緑、鮮緑(せんりょく)、若緑、薄緑、裏葉色、孔雀緑・・・・四季の移ろいの中に美の心を生み出した日本の伝統色(和色)。
緑系と系統づけられる色だけでも、実におよそ75色に及ぶ。
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モノクロームだった森が浅緑の森になり、若葉色から深碧(しんぺき)の森へと移ろって行く。
そんな季節の色の移ろいを繊細に見出し、豊かな情趣を愛でてきた先人の感性を僕も少しは身に着けたいものだ。


帰り道、木立の隙間に青い沼を見た。
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いくらかでも俯瞰に近づけるよう沼辺の大岩に登り沼を見下ろす。
雪解け水と雨上がりの水を滔々と蓄えた沼を見て、水の色を単に青と表現するのは趣に欠ける。
瑠璃色の沼だった。

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青、藍、群青、水色、紺碧、天色(あまいろ)、瑠璃色・・・・四季の移ろいの中に美の心を生み出した日本の伝統色(和色)。
青系と系統づけられる色だけでも、実におよそ60数色に及ぶ。
近づいて水を見れば、その水は水素のように透明なのだけれど…

沼のほとりで、黄金色の茸を見つけた。
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タモギタケ
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岩魚とともに夕餉となった。

山や森を歩くと、美しい花や素晴らしい展望に感動することも多いけれど・・・
花の盛りが終わった雨上がりの森を歩いて、古来から伝わる日本人の美意識と表現の豊かさに感動を覚えることもある。



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by mt1500funagata | 2017-05-27 23:21 | 氾濫原 | Trackback | Comments(0)