2017年 03月 18日
北泉ケ岳 春の重雪ラッセル
今日は来週開催される「船形山のブナを守る会」の春山観察会の下見のため、北泉ケ岳へ行くのだ。
それほど早い時間でもなかったけれど、泉ケ岳スキー場の駐車場には僕ら以外の車はいなかった。
7時30分頃に歩き始めた僕らの前を歩いた人はいない。先週に引き続き今日もラッセルラッセル!
水神ではアウターを脱いでシャツだけになり、心地よい春の空気を感じながらの登りとなる。
「夏道ってどの辺通るんだっけ?」
2番手を行くヨシコさん「???」
ラストを行く僕「???」
えっ!?みんな分らない!?
そー言えば3人とも北泉ケ岳には何度も登っているけれど、最後に夏道歩いたの何時だったっけ?って言うほど積雪期にしか登っていないんだった。
僕は記憶を辿った。
そうだ、山頂で「故Iさん」を2時間近く待っていた15年くらい前が夏道を歩いた最後だったように思う。
Iさん、「おーチバさん!焼酎の水割りでも一緒にどう?」
僕、「いーっすねえ!ご馳走になります。」
Iさん、「あっ、しまった!水持ってくるの忘れた!水汲んでくるから待っといてや。」
出身地の京都訛りが少し残るIさんの言葉に、僕は何の疑問も感じずに「待っている」と答えた。
しかし、いくら待ってもIさんは戻ってこない。1時間以上経って、やっとIさんが戻って来て冷えた水で焼酎の水割りを作ってくれた。
「どこから水汲んできたんですか?」
「この辺だったら水源しかないやろ。」
だったら、僕も少しは水を持っていたし何だったらストレートでも良かったのにー!僕は1時間以上、炎天下の山頂でじっと待っていたんだよー!
まあ、そうは言うまい。Iさんは冷たい水割りを僕に飲ませたくて炎天下に水源まで下りてダラダラ坂を登りかえして来てくれたのだ。
すこし痩せたIさんがすでに病魔に侵されていたことを僕は知らず人一倍の薪を背負っていたのを覚えている。その数ヵ月後、Iさんは床に伏してしまったけれど、再び長倉尾根を歩くことを語っていたそうだ。
下山時は三叉路へは戻らず、四本桂(正しくは四本シナノ木)から△1155のピークに乗り上げ、
===========
「船形山のブナを守る会」では、3月26日(日)
北泉ケ岳をフィールドに早春の観察会を行います。
ブナの会の活動に興味のある方など参加してみたいと思う方は、僕宛にメールで①大体のお住まい②お名前③年齢をお知らせ下さい。具体的な案内を送ります。
事前の参加申し込みは必要ありませんし、当日の気分しだいで参加を決めていただいても結構です。(ただし、3月の残雪登山に自信のない方はご遠慮下さい)
メールアドレス=mt1500funagata(アットマーク)yahoo.co.jp
(迷惑メール対策で@をカタカナ表記しています)
-
北泉まで輪カンなし 鉄の爪だけで登れました。楽ちんw
帰り道 袖倉方面まで出向きました 来週も楽しみにしております。