関山峰渡り、雪と戯れに行く

2月4日立春。
春の始まりの日ではありますが、山の暦では厳冬期。
ここのところ里山行きが続いていたので、そろそろ奥山の深雪が恋しくなる。

と言う訳で、簡単に奥羽山脈脊梁付近に行くことが出来る関山峠に向った。
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明治初期まで「峰渡り」と呼ばれた敷山古道を関山トンネル入口から逆周回するのだ。

*参考(最初に読むと本記事の内容が分りやすくなります)
マロのページⅡ「関山・峰渡りのブナに・・・」
http://maro407080.exblog.jp/19673646/
マロのページⅢ「関山隧道と峰渡り・・・」
http://maro70.blog.fc2.com/blog-entry-442.html
ほかにもあります

関山トンネルの入口から西に伸びる尾根に目を付けた。
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寒風山への登山道とトンネルを挟んでちょうど反対側になるのだけれど、尾根に取り付くまでも強制的に雪と戯れなければならない。
フェンスに沿って取り付き箇所を探るけれど、等高線で想像していたよりもずっと急!

おう!望むところだ!
今日は深雪と急斜面を求めてここへやってきたのだ。
せっかくの厳冬期。日帰りではあるけれど、少しは冬山らしいことしなくちゃ面白くない。
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ストックを縦に突いて歩くラッセルなんて望んじゃいねーぜ!
って、意気込んでいるのか?はたまた、ひぇ~!って泣きながら登っているのか?

2本まとめて横に持ったストックで、すぐ目前にある雪の壁を手前に崩す。崩れてきた雪に膝蹴りを食らわせて、ニードロップ的に少し下向きに押し込んで出来た穴にスノーシューの先端を叩き込んでステップを作りながら登る。
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標高差は50m程度なのだけれど感覚的には100mくらい下に国道48号線が見えている。結構な急登でしょ?

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ふう~、やっと二本足歩行ができるなだらかな尾根に辿りついた。
それもつかの間、またまた現れた急登。
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同行のヨシコさんも強くなった。目指すピークへの最後のラッセルを買って出た。

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標高745mのピーク。
直線距離約340m・歩行距離約650m・標高差約240mのここまで、2時間15分を費やして、やっと峰渡りのルートに乗った。

ここを右(北西)に向えば大峠(関山)。元来ヘタレな僕らは大峠へのピストンはパスして左(南)へ。峰渡りの尾根を下る。
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うっひょー!って叫びたくなるような快適な尾根下り。
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樹間からは奥羽山脈の山々。

尾根の途中に、
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maro7さん達が名づけ名板を取り付けた「峰渡り大ぶな」。

どんどん下って旧関山街道との出合い付近で行動食。
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加藤文太郎のような、山ヤが山ヤであった古き時代から受け継ぐ行動食は干し柿。僕らはまだまだ山ヤとは言えないけれど、真似事だけはしてみたいものだ。

旧街道への合流地点は崖のようになっていて、適当に降りやすそうな所からお尻をついてジャンプするつもりで滑り降りたら、なんと言う偶然!
宙に浮くと思っていたお尻がダンダンダンと衝撃を受けた。
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これもmaro7さん達が設置したアルミ脚立。もちろん雪に埋もれていたのだけれど、センチメートル単位での誤差もなく、僕のお尻は脚立を滑り降りたのである。
脚立を設置したことは知っていたけれど、初めてここへ来た僕はその場所を知らない。これは僕が怪我をしないようにと、最近行動を共にしているmaro7さんのご加護によるものか?
数十メートル歩いた中でドンピシャっていうのは偶然という言葉で片付けるのは違うんじゃないかと思いますねえ~。

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旧街道まで来れば、あとは・・・
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国道への最後の尾根を下るだけ。

少し遅い昼食にした。
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ヒゲの写真家直伝の焼きそばナポリタン。トマトジュースが肝になる。

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峰渡りの逆ルートの終了。
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しかし・・・最後の難所が待っていた。
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えっ!?道路に出られないじゃん!
今日一番イヤなトラバース。上流のスノーシェルターのところから国道に上がって、今日一番の危険箇所、除雪で道幅の狭くなった国道48号線を大型トラックにビビリながら無事に車まで戻った。

せっかくの厳冬期。雪山を楽しまなくちゃね!


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Commented by tabilogue2 at 2017-02-05 11:14
おつかれさんです。5枚目の写真ですが・・・、雪庇らしいのが右にでてるようにみえるんですけど 風が南から吹き上げてる感じですか? 一旦 脊梁で巻き上がった風が 風下からトンネル側に吹上げてる感じですね? 650mあたりでコレだけ巻き上げるんでは 面白山の吊尾根は「どんだけ~♪」ですよね~♪
Commented by mt1500funagata at 2017-02-05 22:33
> tabilogue2さん
当日は、それほど風はなかったのですが確かに取り付きの尾根では南風でした。峰渡りの尾根では西風に変わりました。どのような風の動きかは分かりませんが複雑なのでしょうね。
少し雪が締まったら脊梁主稜線を歩きに行きたいと思っています。
Commented by maro7 at 2017-02-06 14:02 x
関山トンネルからの直登を厳冬期にやるとはね。
ナポリタンご馳走になりたかったよ。(笑)
国道に上がるには番所跡からそのまま遡上するか、下がってカーブの所の大駐車場に段差があります。
大峠からの南の稜線展望はこの次ですね。
Commented by mt1500funagata at 2017-02-06 21:14
> maro7さん
なかなか登り応えのある急登でした。御番所跡まで降りてビックリ!国道に出られなーい!落ちたら濡れる最後のトラバースが一番イヤでしたね。
寒風山への稜線から見た関山から面白山へと続く雪の回廊は是非とも歩きたいですね。ご一緒しましょう。
by mt1500funagata | 2017-02-04 23:19 | Trackback | Comments(4)