ブナの会で雪の薬来山へ

船形山のブナを守る会、新年の顔合わせ山行で薬来山。
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ここ数日の寒波で積雪に包まれた。

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コアメンバー20名が集まった。寒さや雪などお構いなし!と言うより、皆さんこの雪を待っていたようだ。

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やっぱ、せっかくの冬なんだから雪を掻き分けラッセルするのが冬の季節の登山の楽しみでしょう!・・・ひとりだったら泣きたくなるけど・・・

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薬来山では小規模なブナ林でさえも町指定の天然記念物となる。
でも、この近辺だけにブナが生えているって訳ではない。この近辺のブナだけが伐採を免れたってことに過ぎない。

現在、薬来山ではナラ枯れの原因となる「カシノナガキクイムシ」の調査が行われている。(下の2枚の写真は昨年暮れに撮影)
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雑木林の中に点々と枯れたナラの木を見つけることはありませんか?
カシノナガキクイムシは、偵察隊が「これだ」と思うナラの老木に目を付けたら、その木に集まるようにある種のフェロモンを出す。そして沢山の仲間を呼んで一本の木に集中攻撃をかけるのだそうだ。だからナラ枯れは一帯に広がるのではなく、点々と広がる。
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「かしながホイホイ」シートに集まるカシノナガキクイムシで発生の予察調査をする。木に巻きつけられたピンクのテープは調査のための大切なもので、ピンクテープには色々な意味があって、闇雲に道導として付けられたものだけではないと言うことを知らなければならない。

参加者の中には営林の専門家もいるので、こんな話しを聞けるのもブナの会の山行ならではのこと。

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南峯社殿は雪に覆われて

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山姥様も首だけ雪の上に出てた。

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それほど標高の高くない薬来山は積雪量が安定しない。同じ時期でも社殿の屋根が全く雪の下と云う事もあれば、社殿の前に立って鈴をならし参拝することが出来ることもある。

山に積もる雪は僕らの生活と深い関わりを持っているってことも知らなくてはいけないだろう。
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山頂付近からは大崎平野を一望にすることが出来るけれど、この広大な平野の水田を潤しているのは山に積もる雪。
東北の一大水田地帯である大崎耕土は現在「世界農業遺産」として申請中で現在一次審査を通過したところにある。
山に積もる雪がなければ、この水田農業システムも機能しなくなるって訳。

山頂からの眺めをただ眺めるだけでなく、踏みしめている雪と眼下に広がる景色との関わり合いを考える。

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これが船形山のブナを守る会の山行なのである。


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by mt1500funagata | 2017-01-15 23:11 | Trackback | Comments(0)