自由に使える半日の時間を使って、大和町の七つ森の奥にある蘭山(あららぎ山)に登ってきた。
蘭山っていうと泉ケ岳の前衛峰って言われ方をするけれど、大和町に住む僕にとっては七つ森の奥にある山なのである。
今まで、何回か登っているけれど全て大和町アララギスキー場を起点としている。

今日もアララギスキー場からのスタート。
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こんなのぶら下げて登りはじめる。
えっ!?蘭山でしょ?そう蘭山!

表題の通り楽しく登るなら
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ここ↑は外せない。

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スキー場の車止めには先行者があり、こりゃー途中までは楽できっかな?と思ったのもつかの間。
途中から道を逸れて難波森のほうに向かっていった。

全行程、ひとりラッセルが確定した。
スキー場ゲレンデを少し登って、△678へ直接乗り上げるつもりで、東の尾根に取りつく。
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いい具合の積雪量ですね。大和町には大雪警報が発令されていて、早朝から家の周りの雪かきをして、やっと車を出してきたんだ。
でも、この積雪量は今日の目的地である、痺れるような足が震えるような場所ではきっと味方になってくれる筈。

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けっこう急ですよー!

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けっこう雪深いですよー。
この東斜面は岩がゴロゴロしていて、油断してたら岩のあいだの吹き溜まりにつかまって、こんなふうになる。

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標高が上がってくれば、埋まっている岩を避けるような歩き方をしなければならない。

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暫く蘭山に足が向かなかった。
前回登ったのは、十数年も前になるだろうか?
この東斜面をはじめ北側の尾根状のところは、いろいろ歩いてみた。
一番楽に山頂の行けるルートも分かってはいるけれど、今日はこのルートを歩きたかった。

仲間内での吾妻連峰での新年会もパスした。なかなか山に登れない日が続く。
僅かな時間でも、深い雪を掻き分けて緊張感のある山登りがしたいと思った。
だから、裏山とも言える蘭山の、このルートを選んだ。

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雪に埋もれた大岩が目についてくれば、急登の終わりは近い。

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△678へ向かう尾根に乗り上げたようだ。

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尾根に乗り上げてしまえば、今までと比べたら散歩みたいなもの。
でも!この先に冒頭の〇印の場所が待っているのだ。

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△678。へー、ここにも来る人いるんだ。どっちから来たのかなあ?


さて、いよいよ今日の目的地に到達した。
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痩せた岩稜。
以前、雪の付き方がいやらしく、ここで撤退したこともある。

左右に細い樹木はあるけれど、落っこちたら僕の体重を止められるほどの強度はないだろう。
どちらに落ちても数十メートルの滑落は免れないと思う。
そんな訳で、50mロープとセルフビレイの準備をしてきた。
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際どい通過だったけれど、一歩一歩、岩の雪を払い足場を確かめ、岩に跨るようにしながら慎重に通過した。(もちろん通過中に写真撮る余裕はなかったです)

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当然、吹きっ晒しな訳で今まで感じなかった風をもろに受ける。

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今日は雪が味方になってくれて、風が強くなかったので何とか一人でも通過することが出来た。
ここは絶対ロープ張るべきだし、強風や雪の付き方とか条件によっては撤退も必要な場所だと思う。

今日はラッキーだった。

この岩稜を越えてしまえば、あとは消化試合みたいなもの。
尾根伝いにただ歩けば山頂や三角点へは簡単に行ける。

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北斜面を一直線に下山し、途中からは林道を利用してスキー場へと戻った。
深雪の下山は早い。登りは林道から2時間10分かかった高低差を20分で下った。

里山だけど、緊張感を持って楽しく歩けた蘭山でした。


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# by mt1500funagata | 2018-02-12 19:56 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(4)

七つ森、ふもとの大規模造林地
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右奥に見えているのは、七つ森のひとつ松倉山。

こんな荒涼とした伐採地の写真を最初に持ってくれば、森林破壊の現状を訴える記事のように思われるかもしれないけど、実はそうでもない。伐採される前、ここは杉の造林地で、ちゃんとした林業の施業計画に基づいて管理された造林適所だったと言える。
奥山の不適格造林地とは違う。

僕はカモシカとの出会いを期待して、度々出かけている。
このような更新された幼齢造林地は付近の森に棲むカモシカの重要な餌場となるのだ。日当たりが良く下草が茂るこんな場所を縄張りに持つカモシカは、食餌の60%をこんな幼齢造林地に依存するという観察記録もある。豊富な食料を得たカモシカが個体数を増やすのに一役を買っているとも言える。
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カモシカは確実にこの場所に生息している。

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仙台市内と直結する国道のすぐ5m脇にはカモシカの通り道があるのだ。

春になり、下草が茂りだす頃には複数のカモシカを観察することができるだろう。
今日は、見渡せる範囲にカモシカを見つけることはできなかった。

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カモシカの足跡を追って林の中へと向かう。
林の中では、カモシカだけではなく、いろんなケモノの足跡が入り混じり明確なケモノ道が出来上がっていた。

その道を辿り、斜面を下ったところに「くくり罠」があった。
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米ぬかで誘因しイノシシを狙った罠だった。
アブナイ!アブナイ!
ぼーっとして歩いていたら僕が「くくられる」ところだった。

大和町内では、今までほとんど見たことがなかった「くくり罠」が目につくようになって来た。
イノシシが増えたせいだろう。
狩猟期間中に登山道や遊歩道を逸れて歩く際には、気を付けなければならないことが、また一つ増えた。
皆さんも気を付けてくださいね!

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話は変わり、ところも変わって仙台駅。

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福島の小学生が、駅構内を歩く人に声をかけて手作りのパンフレットを配る。
「ちょっと良いですか?僕らは福島○○小学校の4年生です。福島の食品は安全で美味しいです。ぜひ食べてください。」
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カモシカの棲み処の森に、イノシシが爆発的に増えた。
奥山ともいえる船形山登山口の升沢でもニホンジカの生息が確認された。
福島の小学生が仙台駅で、福島の食の安全を訴える。

前記事に書いた、30年以上前に「船形山のブナを守る会」の小関代表が語った言葉を思い返す。

・・・便利さだけを追い求めて行くと迷路に入り、ひずみが生じます。・・・(中略・・・中略)・・・クマやカモシカも自然の中でしか生きられない。それを壊すのは人間のおごりです。・・・

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何の責任もないイノシシやニホンジカが悪者扱いされ、何の責任もない小学生が原発事故の尻拭いをしている(させられている?)。なんか、「ひずみ」を感じる。



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# by mt1500funagata | 2018-02-08 23:35 | Trackback | Comments(3)

毎年2月第一週に行われる「船形山のブナを守る会」の世話人会。

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僕はほぼ毎年参加しているけれど、選ばれた世話人ではない。
船形山のブナを守る会は、全員が世話人。よーするに当日参加できる人だったら誰でも世話人って訳。
なんつったって、会費も会則もない団体なのである。
そんな団体が発足して36年が経とうとしているから、これは奇跡的なこと。

古川高校山岳部の顧問や宮城県山岳連盟自然保護委員長を長く務められ、ブナの会発足当初からの活動を熟知しておられる斎藤先生から「36年を振り返って」という演題での講演から始まった。

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発足当時、昭和60年~62年の新聞記事。
当時30代だった小関代表の言葉が、今も変わらずにブナの会の本流として流れつづけている。
上のインタビュー記事の一部を書き起こしてみると・・・

ーなぜ、ブナを守る運動なのですか。
「山は、私たちの生活にしっかりと結びついている。山があり森があってはじめて私たちが水を得られる。いま、うっそうとした森がはげ山になっている。保水力がなくなり、山崩れの心配もある。ブナの森は、人間が生きるのに欠くことのできない共有財産なのです」
ーブナさえ守ればいいのですか。
「いっしょに山に入りブナを見る人たちが四百人ぐらいいます。山行のたび参加者で話し合いをしますが。近ごろ、よく出る意見は生活の見直しです。船形山のブナを守っても、別のどこかの森が伐採される。私たちが必要とする限りね。山を思い、森を思うなら、まず、私たちの暮らしを見つめ直すのが肝心ではないか。・・・(中略)・・・便利さだけを追い求めて行くと迷路に入り、ひずみが生じます。・・・(中略・・・中略)・・・クマやカモシカも自然の中でしか生きられない。それを壊すのは人間のおごりです。・・・(後略)・・・」

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船形山のブナを守る会については、古い記事ですがWeb版のほうに載せています。
上記リンクからご覧になれます。

36年間の活動内容をこの記事内に収めることは難しい。
会費会則なし、自分は会員であると思った人は会員、会員全員が世話人という信じられないほどアバウトな集団なのだけれど、結構たいそうなことやって来たんですね!

僕も、少しの時間をいただいて
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こんな内容の報告をさせて頂いた。

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概ね好評だったのではないかな?

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餅つき。
もう約20年に渡って毎年2月初めに食べ続けているつきたての餅。

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僕にとって、2月第一日曜日は、ブナの会会員としての元旦なのである。

その他、年度計画やらなんやらの話し合いは勿論ある訳です。

今年からでも、船形山のブナを守る会に参加してみたいと思う方は、僕あてにメールください。
mt1500funagataアットマークyahoo.co.jp
お名前、年齢、大まかなご住所を明記してください。ハンドルネームのみの場合は返信致しかねます。

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今回の世話人会に参加された、もときちさんのブログ記事は↓↓↓こちら




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# by mt1500funagata | 2018-02-04 21:00 | ブナの会行事 | Trackback | Comments(2)

早朝の嘉太神。
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中洲の雪原にはケモノたちの足跡がたくさん残っていた。

ここいら辺りをウロついて何をするわけでもなく、雪の上に残された足跡を見てケモノたちの動きを想像するのが好きなんだ。

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あっちからやって来て、帰り道では何を思ったか直角に方向を変えて向こうに行ってみたり。
この足跡とあの足跡は同じヤツなのかな?とか、いろいろ想像してみることが好きなんだ。

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小川のほとりに、茶色っぽい塊を見つけた。何だろう?
小川を渡り近づくと・・・・

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鳥の羽根だった。
あたりにヒトの足跡はない。おそらくテンの仕業だろう。

少し離れたところの道路わきに赤い色を見つけた。何だろう?
車を降り近づくと・・・
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イノシシの血と少しの体毛だった。
ヒトの足跡と、血を舐めに来たと思われるケモノの足跡が残っていた。
ヒトの仕業だろう。

イノシシを追うハンターと会えば、僕は「いっぱい獲ってくださいね!」って声をかける。

以前youtubeにアップした箱罠に入った母子グマの動画の視聴回数は3万回を超え、ぽつりぽつりとコメントも頂いている。


僕も思う、ツキノワグマを殺すのはイヤだ。可哀そうだ。
(種の保存や有害駆除とかの話は置いといて感情的な部分で)
でもイノシシは殺して欲しいのか?

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命の平等ってなんだ?
ニンゲンのエゴイズムってなんだ?
交尾したいがために子グマを殺すツキノワグマはエゴイストなのだろうか?

冷えた空気の森で、ケモノやヒトの痕跡を見て回ったところで、僕には答えがみつからない。
でも、考えることはできる。



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# by mt1500funagata | 2018-02-02 07:32 | 嘉太神 | Trackback | Comments(0)

こんなのが出てきた。
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船形山の(旧)山頂避難小屋をモチーフにした山バッジ。
今では入手困難ってゆーか不可能なのではないかな?

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平成12年から14年の3年間、山開きの記念に配布されたもの。
当時は大和町でも一般参加者50名を募ってバスを仕立て大勢で繰り出し、今は無き升沢の船形荘では泊まり込みの前夜祭なども行われていた。

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標高も今より10㎝高かった

僕は大和町の5班のうちの一班長としてスタッフ側での参加だった。

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七つ森?

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大切に持っていたい宝物。



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# by mt1500funagata | 2018-02-01 06:55 | Trackback | Comments(2)

雪と氷

明け方、目覚めた時には小雪が舞っていた。
僕の大好きな凛とした空気に触れるには絶好の朝だった。

普段の僕だったら厳冬期の山で雪と冷たい空気の中で一日を過ごすところだけれど・・・
僕を取り巻く今の環境では、自分の遊びを優先させることは出来ない。

朝の時間だけを使うことにして、森のほうへ向かった。
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いつもの嘉太神地区の道路。
この道を通る回数は、おそらく僕は世界で6番目に多いニンゲンだと思う。

山に登る時間も、雪の森を歩く時間もない。
でも、せっかくの寒い朝だ。
蒼く光る氷が見たいと思った。
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思い通り、そこには蒼く光る氷の世界があった。

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美しい。

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車を使って20分も移動すれば、こんなに美しいものと出会える場所に住んでいることが有難かった。

雪が止み、やわらかい薄日が差しこんできた。

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触れば冷たい雪だけれど、何故か暖かさを感じる。

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雪原に日が差し込み、木立が雪の上に影を落とす頃に、僕の自由な時間は終わる。

僕を待っている人のところへ向かうことにしよう。



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# by mt1500funagata | 2018-01-27 22:40 | 嘉太神 | Trackback | Comments(0)

1月23日早朝、七つ森を眺めに行って来た。

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雪面から湧き上がる靄が麓の道路や人工物をうまく隠してくれていた。
凛とした早朝の空気の中で見る七つ森は厳かな気持ちにしてくれる。

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休日の一日を山で遊ぶことに使うことが出来ない現状の僕は、こうして早朝の時間を使って山に向かう。
登るばかりが山じゃあない・・・って自分に言い聞かせ、七つ森と向かい合う。

僕はこのブログでも七つ森を始めとする山岳信仰や修験道のことに時々触れているけれど、本を読んだりネットで検索したり・・・ってばかりでは知識は得られるだろうけど、「心」まで分かることは出来ないんじゃあないかな?って思っている。
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自分でやってみる、体験してみるのがいい。
厳冬の2月に滝に打たれてみたこともある。

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般若心経の元である大般若波羅蜜多経の写経をしてみた。
全600巻あるうちの一巻。僕にとっては2巻目にあたる。

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1巻あたり1万と数百字、千日回峰行を行う修験者が真言を10万回唱えるのから比べれば、全然大したことない。

でも、やってみる。
今回は、ある人のことを想い、その想いが成就するのを願い、修験の寺院に納経した。

山に登る、山で遊ぶ、登ったついでに山頂の神社や祠に手を合わせる。
もう少し、その先を知ることが出来ればいいと思っている。

登山の対象としての山とは別な目線で、山を見ること知ることも必要だなあ~って思う年齢になったってことでしょうか?



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# by mt1500funagata | 2018-01-23 23:01 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(6)

昼からの僅かな時間のすき間を縫って、七つ森笹倉山へ向かった。
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今日は笹倉山(大森山)の黒岩の上に立つつもりでやって来た。
この写真を撮った場所までは家から車で8分。
時間のすき間を縫ってって程度で来られる身近な山なのである。

麓の伊達山林道の途中から黒岩目指して歩き始める。
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1月のくせに小春日のような天候。特にここは南斜面なので雪もなく、受ける日差しが暖かく感じられる。

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10分も歩けば黒岩の基部に行きあたり、岩っぽい斜面を簡単に登れそうにみえたけれど・・・

写真では伝わりにくいけど、登るとすればかなり危険なところだ。
昨年1月に、ここ黒岩ルートを登った時は、向かって右側にトラバースし黒岩の右側(東側)を登って国見崎へとたどり着いた。
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今日は、左にトラバースして黒岩の左側(西側)の尾根状になっている斜面を登って黒岩の上に腰掛けるってことを考えていた。
最初に結果を言えば、無理!無理!一人で行けるようなところじゃなかった。

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笹倉山の岩場って麓から見れば一枚のように見えるけれど、実際に現地に行ってみると下からは木立に隠れて見えない一段目の岩場がある。
易しそうなところに目を付けて手をかけてみたけれど、下で確保してくれる人がいなければ行き詰った時にどうしようもなくなりそうだった。
一段目も巻いて、上部の岩場の下へ。

今日はこのまま真っすぐ、岩場の下を西に向かってトラバースした。


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振り返るとこんな感じ。


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下を見ればこんな感じ。ゴロゴロした岩とすき間のぬかるんだ土の上に落ち葉が積もり、滑ったら止まれそうにない。

こんな急な斜面をスタスタと歩くカモシカがいる。
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カモシカの踏み跡を利用させていただいた。

カモシカが横に逸れた後の直登も…急!
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浮石でないのを確かめ、手の力も借りて上を目指す。
実はこの少し前に浮石に手をかけてしまい、危ない思いをした。
足場を固め次に手掛かりになる岩や木立を確認したうえで、次の一歩を踏み出すようなきわどい登りが続いた。

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ふう~、やっと一息付けるような尾根状のところまで登って来た。
腰を下ろして一休み。

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こうして取りついた尾根だけれど、登る人はほとんどいないだろうと思う。
「黒岩尾根」って名付けていいっすか?
距離はちょっとしかないし、この記事みてここに来る人も多分稀だと思う。
「笹倉山 黒岩尾根」でいいっしょ?

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野ウサギの足跡をたどって登るヤセ尾根も上のほうは雪が残っている。

この辺から東に向かってトラバースして行けば黒岩の上部に行き当たると思って、すこし歩を進めてみた。
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止めといたほうがいいね!

黒岩の上に立ったら、そのまま降りるつもりで今回もロープやら下降器やら装備してきたけど無理みたい。
来たルートをそのまま下山するのも危なすぎる。
山頂経由で下山するしか選択の余地はなかった。

仕方なく国見崎を目指して、これまた急な斜面を登ると藪が濃くなり、人の声が聞こえて来た。
「おーい!人だよー!ケモノじゃないよー!」って声をあげながら、国見崎の突端から顔を出した。

東屋には二人のかたが居られて、予想外の方向から現れた僕に期待通りのリアクションをプレゼントしてくれた。
得意になって話したかったんですよー!ここ登ってきたんですよー!って。

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一人の方にシャッター押してもらい、もう一人の方とは少しおしゃべりをした。
青葉区のSさーん!見てくれてますかー?

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山頂にあるお堂の名称は「大森薬師堂」。藩政時代に書かれた「七疑峰(七つ森)」の記述は「巨魁峯(ヲオモリ)」。
いつから笹倉山と呼ばれるようになったのだろう?
麓に生まれた歌人の原阿佐緒は、大正10年に「笹倉の秀峰(ほつね)・・・」と詠んでいる。
という事は、「笹倉山」の呼称が定着したのは、江戸末期~明治の間ということなのだろう?

大森薬師堂の薬師様に願掛けをした。
手を合わせ、ある人のことを想う。
今日は、そのためにここへ来たんだ。

でも、ちょっとだけ自分も楽しませてもらうことにして、黒岩尾根ルートの開拓をしてみた。

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泉・北泉を見ながら西斜面を直線的に伊達山林道へと下山した。

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一般ルートの真裏にあたる南斜面。
普通に登れるようなルートを見つけ、黒岩の上部に腰掛けられるようになるまで、あと何回かは来なくちゃいけないだろうなあ。

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# by mt1500funagata | 2018-01-07 22:03 | 七つ森界隈 | Trackback | Comments(4)